ネギドラ8時間目

 
 
今回はもしかして、
ドラマ版による面目躍如か!?という感じでしたね。面白かった。
 
対決色濃厚な明日菜とノドカ。それに何と言っても夕映の葛藤がポイントでしょうね。それに加えて、途中の千雨の使い方だとか双子で賑やかす辺りも良かったと思います。他にも時間経過を表すオレンジの光の使い方とか雨のシーンがあったりする部分、色っぽさを感じさせる水の音を使った表現。
……特撮がなくてもこれだけこだわってたら満足かもしれませんね。
 
今週のお色気シーンですが、基本的にしずな先生の座り方だと思う向きもあるかもしれません。しかし私としては、ネギが本を読んだ次のシーンで、ハルナがラブレター付きで本を渡したとノドカに告げる部分の、制服の上着を脱ぐところだと思います(力説)だってシズナ先生とか狙いすぎじゃん。やはりここは女子高生の生活の場に垣間見える細部が…………って変態さんになって来たのでこの辺でストップしておきましょう。
 
 
真面目な話、ネギまファンだと夕映の葛藤がネギへの恋なのかどうか?って部分が問題になると思います。が、どうも本のコレクターとしての葛藤のようです(残念)
 
理由は2つあって、まず希少本を手袋つけてさわっていたシーン。
売るのが目的ならまだしも、手袋をつけていたのはビブリオマニアということを強調するためのようです。希少な価値のある本を、友情のために手放そうとしているわけですね。この部分をたかが本と思って見てしまうと、夕映の葛藤を理解できなくなってしまいます。
もう一つは、ハルナと二人でさっさと寝てしまうシーン。ラブレター付きで本を渡したことをハルナが告げ、夕映も励まします。その後二人は寝てしまって、ノドカがキスのイメージトレーニング(笑)をするところですね。
みごとなポーカーフェイスにしては、ぐっすり寝ちゃってます。ネギに対してご執心というわけではないため、素直に寝ているみたいです。というか、好きとかどうとかだなんて脚本がサッパリ意識していません。今回は残念ですが……(苦笑)
 
色々とツッコミどころはあるんですけど、まぁ気にするほどのことでは無さそうです。なんで似たような夢を見たのか?とか、いきなり仮契約しなきゃならないような話になってたりとか。
脳内木乃香が、「気にしたら負けや〜」と囁くのが聞えてきます。
 
 
原作とキャラが違うので、色々と勿体無いなぁ〜と思わずにいられませんが、これも味でしょう。
試しに原作風に味付けすることを考えてみると、冒頭のシーンなんかだと明日菜がカーディガンを掛ける時、タイミング的にネギがくしゃみか何かをするはずです。
ドラマ版だと、呼んで自分の所に来させたりする辺りからもうとても怖い……さりげなくも女の戦いを予感させてしまうわけで、脚本もやればできる子じゃないか(笑)と思ったり。
 
千雨なんかもノートがデカ過ぎたり(笑)、そっけ無さの中に滲む「頼られて実はほんのちょっと嬉しい」みたいな部分が足りなかったり…………いや、いいんです。それがドラマ版なのです(涙)







●そして今週のドラゴノーツ
久々に叫ぶシモン。いやぁ、ラストの告白で正気に戻ってくれると楽しいんだけど、性格悪いままだと色々と薄っぺらいなぁ〜。