酷評は必要

 
遊び記事
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作家・編集・出版社
 ↑評価  ↓今回の反撃
書評サイト
 ↑評価
書評サイト利用者
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書評サイトは出版社のコマーシャル担当じゃないんだから、そこで何を書くかなんてほとんど自由でしょう。本来はここでこの話は終わりでもいいぐらいじゃないかな。書評サイトを評価するのは作家や出版社ではなく、書評サイトを利用する側の人間だろうし。手痛い反撃だったみたいなので面白いとは思うけど。
 
書評サイトに頑張らせて売れるように仕向けるのはいかにもだから、止めた方がいい。
 
書評サイトを利用する側からすれば点数や星は重要な部分。大体、高い評価や絶賛は確認してみないと分からないのだけど、低い評価はほぼ当たっている。むしろ酷評の方を正直に書いてくれないと困るのではないか。
我々が書評サイトを評価する場合に「作家の心理を大切にする気持ち」が全く関係ないとは言わないけど、そんなに大きな割合を占めているとも思えない。作家の気持ちを考慮しすぎて切れ味が悪くなってもしょんぼりな結果になるだろうし、酷評を控えることで上手く行くサイトもあると思う。それはケースバイケースだ。
 
そもそも作者だって何を書いても許されるという立場にはいない。書評サイトが作者を傷つける以上に、作者は読者を傷つける可能性を秘めている。これはもうお互い様だろう。作者は読者を傷つけるリスクと、傷付いた読者からの反撃とに耐えなければならない。これは表現者が背負う最低限の責務でもある。どっちにしろ避けられやしない。
それに書評サイトなんてごく一部の意見に過ぎず、読者全てが書評を書くわけでもない。書評サイトに変なことを書かれたら世界の終わりと思っても仕方ないのかもしれない*1けど、傑作を書いて見返してやるのが正しい反撃のやり方なわけで読者もそれを望んでいる。どう頑張っても作家は絶滅危惧種ではないから保護されない。いやならファンを囲い込むなりすればいい。
 
でもまぁ、読者からカミソリが送られてくるようであれば、書評サイトにカミソリを送るぐらいはしてもいいかも(笑)
 
  

*1:これらは「最悪のケース」に対する考察なので、気が滅入る