ネギドラ16時間目

 
今回は茶々丸というか、三枝万莉の黒髪が最高でした。アップにしたのも良かったし。
それにハカセの演技も高く評価しておきたい。話も纏まっていたので、満足度は高いですね。
 
 
今回の話は精神世界だったわけですが、味方としてなんで木乃香を選んだのかはちょっと分からない部分でした。原作に対する配慮かもしれないし、口紅?を明日菜に渡していたのが木乃香だったからかもしないし、明日菜と立場を入れ替えたいという欲求があった上で木乃香との友達の設定はそのまま引き継いだのかもしれません(それでいて古菲達とは親しいままという都合の良い世界?)。
 
人間になったらしてみたいことを楽しむ部分では、食事や髪型を変えるのはともかく、壁を触ったり風を感じたりする辺りが細やかで良かったと思います。風に揺れる髪とか美少女は絵になりますしね。
口紅をつけたりとか、潜在的にはキスしたかったのかも?と思ったんですが、あっさり帰ろうとか言われてしまったりしてそこはちょっと肩透かしでした(笑)
 
 
個人的には、茶々丸がたとえ自分の妄想の中でもネギに対して「ネギらしさ」を追求した結果、夢の中でもネギがイイハナシダナー的説教をやり始めて改心するに至る展開か?と思ったのですが、茶々丸は自分に都合の良いネギを妄想していたようですね。
 ここからが面白いことに、茶々丸が気持ちを入れ替えた途端にネギが茶々丸自身のいわゆるシャドーみたいなものに切り替わってしまうわけです。そもそもロボの認識世界で仮想現実と現実をどうやって区別しているのでしょうねぇ?……茶々丸にとっての「夢」は現実となんら変わらないかもしれないのです。だから何故、現実世界を選んだのか?という部分が大事なんですけど、ね。
人間だとこの辺りは身体感覚みたいなものを担保にしているわけで。例えば幽霊が夢を見たとしたら……なんてのも派生する話としてはありがちなところでしょうか。
 
 
新・刹那の出番はありませんでした。まだ先になりそうです。どんな刹那を演じるのか今から楽しみです。