魔法先生ネギま! 217時間目

 
シーン1:ネギと千雨の会話
 亜子ナギ問題に関しての議論は大方出尽していると思うので、特に追記することも無いわけで。繰り返しにしかならないけれど、ポイントは「ナギとネギは別人かどうか?」という一点にある。実際にソレを決めるのは亜子のハズなのだけど、アキラの願いと来たわけだ。実に巧みな策略だ(ゲッゲッゲ)
 
これで正体さえバレなければアキラと亜子の友情にヒビが入るようなことにはならない。それで亜子がフラれることになっても「アリ」という。……亜子が決めるべき問題・選択を友情の名の下にアキラが奪う。薄味だがジンワリくるものがあるね*1
 
ここでの千雨からの指示は3つ
 ・お前からは何もするな
 ・告白して来たら(紳士的に)フッてやれ
 ・正体だけはバラすな
 
そして、目先の問題に気を取られているな、の意味で優先順位の確認。正論で釘を刺す方法そのものだ。今週のベイビーステップでも触れられていることだけど、目的からブレないってことはとても大事。案外、目先のことに囚われがちだったりするもので、手段と目的が入れ替わったりし易い。
 
最後にアキラが盗み聞き。あとラストでトサカも盗み見。
アキラが知っていることを、ネギ達は知らない……という一方通行型の情報交換。人数が増えたことで情報の密度が段々と上がり始めたのだろうね。
 
 
シーン2:ラカンとネギ(+千雨)
・リーダー問題
演出の都合で喋ったことにしたんだろうけど、結果から考えると、結構ヤバイことになってたり。闇に呑まれそうなネギ…………は正直、どっちだっていい。問題はラカンに呑まれそうな千雨の方なわけで。
 
一応ね、ネギが心配だからラカンから巧くフォローして欲しかった(?)みたいな風に読み取れなくもない。だけど、それよりもっと大事な問題は「リーダーは誰なのか?」ってことなのだ。「今後の打ち合わせ」をラカンとしている点からすれば、千雨のラカンへの依存度はかなり高いと思われる。
 
千雨は指揮命令系統をかなり意識しているから、ネギ抜きってことは、明らかにラカンを上位に見ていることになるし、同時にネギを拳闘大会で優勝するための“装置”みたいなものとして見做していることが分かる。装置としてのネギをベストの状態で運用したいから余計な心配などを吹き込みたくないのだろう。
 
千雨の立場からすれば、なんとかラカンを巻き込みたいハズだ。その場合、ネギ・千雨側から提供できるものが殆ど何も無いことが問題になってくる。だから、やれることと言えば情報を提供することしかなくなる。より多くの正しい情報をラカンの「計算」に組み込ませたい……と考えるわけだ。
ラカンの方はその手の小賢しい計算なんざ全てお見通しだろうから、楽しくてしょうがないのだろう。耐久力があるからってヒザ蹴り*2をくらってみたり……。
どうせ論理じゃなくて感性で動くから、巧くすれば千雨の狙い通りになるかもしれないけど「どうなるかわかんねーよ?」って感じかなぁ。
 
千雨が必死なのは分かるんだけど、「自分らで責任を持つ*3」という状態にならない限り、彼女の本質部分は発動しないんだよねー。闇の魔法の時のこと*4もあるし、なんだかんだ巧く行くとは思うんだけど。
 
で、リーダー問題が残る、と。どうなることやら。はてさてほほー。
 
 
・闇の魔法
ともあれ、瞳の描写だよね。完成形かどうかは分からないけど、目力はあるに越したことはないし。それと型という要素が出てきたことで更にエヴァによる本家「闇の魔法」の描写も楽しみになってきた。
 
・「お姫様」のことやら
ネギが奪い返したカードは7枚だったという細かさ。
とりあえず指示出しだけで詳しいことは知らされていないネギ。215時間目の「そう・・ですか」はこういう意味だったわけね。
 
・伝令さよちゃん
藁人形な胸を鷲づかみにされつつ(笑)
最初のコマのさよ専用に3倍なツノがないような?(笑)
 
 
シーン3:襲われるノドカのパーティ

 ↑シルチス予想地点・他
 
のどか達って地上ルート? 途中までは空からかも?と思うんだけど、なんでオスティア入りするところで地上にいるんだか、よくわかんない。
 
距離3000(単位はメートルでOK?)からの魔法の射手!
にゃかにゃか楽しくなって来ました。狙いはのどか?
 
 
シーン4:パル達との合流
遂に出てきたパル。金魚型飛空挺?アラアルバ号?
中古なんて聞くと、是非ともハカセに改造して頂きたくなってしまうね。
とりあえず移動速度と攻撃&防御を…………(笑)
もっと機械を使うとハカセの出番も増えるのだけど。
 
しかし、パルの出番も小さければ、古菲との再会もそこそこという。千雨からローブを受け取ってさっさと出撃するネギ。カードの通信機能で刹那を呼べば?とか思ってしまうけれど、ここはネギが直接行って処理したいのだろう。刹那達のゲート探索を邪魔しないためにも。それと遂に「自分に出来ること」の範囲の出来事が発生したという点。ラカンに本命だれよ?とか聞かれて、のどかで顔を赤くしたことも含めて色々と思わせぶり。
 
 
いよいよ本格的にバトルに突入するネギま!、読者の期待も高まって来ているだろう。それなのに次週休載なのであった(笑)
 

*1:そこまで意地悪く見る必要は無いんだけど、分かり易くなるので

*2:早くもネギとラカンが同レベルの扱いになっている

*3:215時間目→ケツを拭く

*4:207時間目→「判断 私かよっ」