ネギま!23巻について

 
ネギまに関しては最新状況を踏まえたネタバレ御免なサイトですので、コミックス派?何それ?という感じでネタバレしてる可能性があります。
 
 
205時間目 父の道か師の道か!?
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080227/p1
 
・悩んだ末のネギの結論。その頃のどかは……
 
相変わらずその週の感想はどうでもいいことばっかり書き連ねてます(笑)
 
えっと、ここは、「何故ネギは光の道を選ばなかったのか?」ですよね。
今までのネギは、「自分1人の力」で何とかしたかったわけです。それも出来なかったんですけどね。
 
そしてここで示された光の道というのは、「みんなの力だけ」で何とかすればいいじゃん!という方向でした。
 
ネギの闇という選択は、言い換えると「みんなの力」に「自分の力」も加えるため、という選択なのです。でなければ、一緒に闘う資格なしっ!(byアバン先生)ですよ(笑)
 
この頃はまだ、修学旅行でエヴァに助けてもらったインパクトが余りにも大きかったためか、今度はラカンに助けてもらえば良いじゃん……みたいな意見が散見されました。「ラカン働け!」は間違った意見じゃありませんが、ネギが責任を取るにはそろそろある程度の実力が必要なのです。もう23巻ですし。
 
超戦だってネギが中心で戦ってエヴァは手助けしていないのに、ネギはいつまでも誰かに助けて貰ってクラスメイト萌えでイチャイチャしてりゃいいんだよ!なんて流石に通じませんって。その意味で、大きな脱却。大きな脱線が始まった話だと言えるでしょう。
 
 
206時間目 サイカイ。サイアイ
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080305/p1
 
木乃香と楓は別の賞金稼ぎと出会う。その頃ネギ達は……
 
楓は性格的な変化はなしでパワーアップ。木乃香は再開したときに刹那よりも強い感情表現をしてちょっと意外性が出ています。
 
その週の感想では、闇の魔法修行(ネギ)と千雨の葛藤の2つで大まかな方向が予想されています。まぁ、大体合ってたりしたんですが……。
 
 
207時間目 勝機ゼロ!!?
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080319/p1
 
・精神世界での修行をするネギ。必要な「力」とは?
 
前半が精神世界での修行で、闇とは何か?という出題。その裏では千雨がラカンに判断を委ねられています。後半は、合流と情報のまとめですね。
 
その週の感想では闇とは何か?みたいな部分は完全に思考停止してますね(笑)一応、その後の思考過程は以下となってます。
 
だらだら考
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080322/p2
 
後は223時間目以後の展開で千雨がナイフを使うかどうか?という辺りがチェックポイントですね(笑)千雨の精神に大きな影響を与えた象徴的なアイテムなので。まだ期待してます。
 
後半の合流もテンションが高く、見所も多いと言えるでしょう。
古菲は人格的には変化なしで楓と同じくパワーアップですね。
 
 
208時間目 リミット
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080326/p1
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080328/p2
 
・限界を超えた修行の果てに、ネギは暴走するが……!
 
けっこー本気のエヴァ様の実力が垣間見ることが出来る話ですね。
巨大な氷柱を投げつけるだけで大抵のキャラには勝てますね(笑)
 
その週の感想ですが、闇の魔法に関しては裏事情があって書きませんでした。以前から用語集の方に「清濁併せ呑む」という項目を作っていて、それである程度まで説明できるのですが某所で先にその指摘をされてしまったので誤解を避けるために控えました。
 
以下、自分のサイトからの引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●清濁を併せ呑む
正義や悪というのは価値判断なのであって、実体としては存在していない。例えば、毒というのはそのままではただの毒として存在している。これが身体に多めに入ると生命を害するため「悪いもの」となる。接触面(インターフェイス)で価値が判断・決定される以前には、善悪として実在しない。
 
清濁を併せ呑むというのは、二元論的に「正義」「悪」と個別に価値判断が済んだものを受け入れることではなく、正義や悪になる前の「可能性の状態」でまとめてハラに収めることを言う。(悪を飲んだらハラを壊すだけだ)それら可能性をなるべく「悪」とならないようにすることこそが本来あるべき「器量の大きさ」というものであろう。
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秩序というものは「全て=混沌」から、何らかの規則性を持って抜き出し、整頓したものであったりします。1〜100までの数字で、例えば偶数とか奇数、素数や3の倍数などで「分類」することが出来ます。この時、整頓されなかったなんからのものが残るわけです。つまり、規則性で並べたもの、「秩序」は「全体」よりも常に小さいわけです。
 
テーブルトールRPGなどで使われる人間の性格に対する伝統的な分類法に、秩序(ローフル)・中立(ニュートラル)・混沌(カオス)というものがあります。「Fate/〜」でも似たような性格設定が使われているのですが、特に最後の「混沌」というものは誤解され易いのですが、単純な意味での悪ではありません。善にも悪にも自由に振舞うことの出来る気まぐれな性格のことを言います。
例えば、ローフル・グッドであれば、秩序的な善となり、ルールを重んじて善を行うことを示しています。対して、カオス・グッドであれば、気まぐれに善を行ったり、ルールを無視して善を行ったりするわけです。
 
解説を読めば分かる気がしないでもないのですが、念のため。
 
後は、感想その2に書きましたが、「闇=全」として、明日菜の咸卦法(光=無、的なもの)と対比してあります。
 
……というか、色々考えていたわけですが、「掌握」がとっくの昔に提示されていたわけで、考えてみれば妥当な解決の仕方だったかもしれませんね(笑)
 
 
それと、ここで左手で闇の魔法を掌握しています。219時間目のお披露目展開では常に右手なので、裏の裏技という秘密は左手にありそうです。
 
209時間目 帰ってきたネギ!
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080403/p1
 
・限界の夜明けが迫ってきた。思い悩む千雨の選択とは
 
嬉し恥し千雨回。内容は両方取りでした。
 
この週の感想ですけど、実は、この後の週で絶望先生の方に似たようなネタがあって、関係あるかどうか全くわかりませんが、八つ当たり気味に殺意の波動に目覚めまたりしました。(「でも可愛い」、で全て許してしまうとかいうネタの回)久米田許すまじ!(笑)……というか気分的には「見ているな!マガジン編集部!」(ジョジョ3部ネタ)でしたし。
 
いろいろありますが、ツン千雨ならともかく、デレ千雨は感情移入の対象ではありませんしね。(そのデレは自分に向けられたい)ネギとラカンで千雨を口説くと陥落するから止めてよ先生(笑)というのも本音です。
千雨のツンデレの仕方だと例え本命でも明らかにネギとは巧く行かないスタイルなので、ここはラカンになって枕でポコポコ叩かれたい方の人です。
 
最後の一線で、この話のようにネギに泣き付くか、それとも意地を突き通すのか?というのが、ツンデレとしての千雨の課題でもあります。その意味では、ここで泣きをかましてしまったことをどう評価すべきか難しい部分はあります。完全にデレが始まった?みたいな雰囲気ですからねー。「神のみ」だったらエンディングが見えちゃってるかも。デレの防波堤が一度崩れると元には戻らないものですが、ネギまはそうでもない……のかな?
 
後半はフェイトがちょっとネタを小出しに。
魔力の対流がどうのこうの……また魔力っすか?と思ったとか思わなかったとか。
 
 
210時間目 みんな元気に日々是精進
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080409/p1
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080412/p1
 
・仲間達の近況などなど
 
しばらく続いたネギの修行話と、この後に続く怒涛の夕映ネタ3回の間の休憩の話となっています。ですので、結果から考えると、ここの夕映話は不必要だったかも(苦笑)他のキャラのネタを入れるべきだと思われます*1
 
じゃあ、その2ページは誰なら良かったのか?と考えると、これが意外に難しい。夕映達がホットでネタも作り易かったのでしょう。……うーん、合流した刹那と楓が修行で組み手して月詠がヨダレ垂らす合間に木乃香がレベルアップ……ぐらいしか思いつきませんね。
 
じゃなきゃ、謎の人物が同人誌を売って大金を手に入れるサクセスストーリーとか?
 
最後のチアと双子の話が実は予言という意見をどこかで見たような?確かに、明日菜は別人になって戻ってくるかもしれませんねー。
 
 
211時間目 魔女っコ、マジバトル
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080424/p1
 
・自分の手掛かりを探す夕映は、脱げバトルをすることに
 
以下は夕映ネタなので、特に追記などはありません。……ないハズ。

212時間目 百キロ箒ラリー、ポロリも危険もアリアリよ
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080505/p1
 
・脱げバトル開始。特訓の成果を見せられるか?
 

213時間目 スーパー魔法少女・ユエ
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20080514/p1
 
・脱げバトルからドラゴン戦へ
 
 
●裏表紙の柿崎
モテそうってのには同意しますが、男が口説き易いと考えると、どういうスキルなのやら(笑)中学女子が「片想いの憧れ」になりにくいというのであれば、親しみ易いタイプの気が? それも「間違って付き合えちゃうかも?」と思わせるような隙があったり、自分からガンガン話かけて行ったり…………ってのは当然あるんでしょうけど、個人的には微妙にイメージに合いません。
 
しかし、一日にメール100通みたいな、ストーカー的に痛くてすぐに捨てられるタイプではなくて安心しました。自分からバンバン捨てていく様ですね。それはそれで、理想がやたら高いとか、デートまでは気楽にするけど本気ではない……といった何らかのギミックが必要な気がするのですけどね。
例えば、基本的にS男を狙っていて落とすのだけど、毎回ピンポイントで潜在Mを選んでいて、しかも活性化させてしまうため、S男が好きだからフッてる、みたいなギミックが(笑)いや、ほら、柿崎って普段Sっぽいじゃないですか。
 
…………そうか、合コンのセッティングをするような友達が釘宮・桜子以外にチアリーダー部とかにいればいいんだ。柿崎に応援を頼むような積極的な子とか。その方が自然だ。大体、釘みんみたいな硬派気取りとか、桜子のようなノリはいいけど何を考えてるか分からないところのあるキャラとつるんでたら出会いからしてどうにもならないだろうし。
 
 

*1:……といってもネギ達も1ページ出演してますけどね