雑記(シェリル最高!)

 
●たまには今週のマクロスF
あからさまにシェリル最高!っていう話だったわけですが(笑)
 
ランカの薄気味悪さがギリギリで緩和されていましたね〜。
学校も含めて、自分の生活空間(日常)が破壊されていく中で、「歌いたくない」とか言えてしまう彼女は「化け物の仲間」ですね(笑)自分だけは死なないという無意識的な安全に裏打ちされたワガママですかね?
 深読みすれば記憶*1が無いことなんかが巧く機能できるのでしょうけど、なんというか、作った側が「そういうモロモロに気が付いていない」感じがして、それが原因でランカの薄気味悪さが中和されてんじゃないかなぁ、と。
 
それとアルトのダメジゴロっぷりが楽しい。
「俺のために歌ってくれ」ぐらいのことを言えよ(笑)っていう。
 
「みんなのため」って言えば歌ってくれるハズだ→俺のためって言ったら歌ってくれないと思う。
もしくは、極限の状況化でも誤解されるのはイヤだ(ウソを付かない誠実さを保ちたい)
……のどちらかなのですが、前者ですよね。あの自信の無さは一体どこから来るんでしょう? スーパーイケメン設定だっちゅーのに。よっぽど海原雄山的パパに劣等感でも仕込まれたんですかねぇ?
 
 
そして、誰も望んでいない場所で歌い始めるシェリル。
 
「絶望の中で歌ってみせる!」……カッコ良すぎでしょう!
 
ランカの歌はただの道具ですが、
シェリルのためなら命をかけて戦ってもいい(と思えます)。
 
これはもうアイドルとしての格の違いです。
というか、この違いこそランカの感じているズレそのものでしょう。
 
シェリルは、「自分の願い」と「世界の願い」とをイコールにすることができる勇者的存在ですが、ランカの歌には誰かに命をかけさせる程の魅力がない。そしてその誰かってのは彼女にとってはアルトなわけでしょう。(命懸け、だけど絶対死なないのが理想という定番スイーツ)
 
で、「恋は命懸け!」という今週のクランな展開に繋がって行く訳ですよ!
 
思いっきり意訳してしまうと、
歌で自分のために命をかけてくれないから、恋で命をかけさせようって話。これが非常に不思議な所なんですが、恋が巧くいかないから……っていう今週の出発点に戻って来ちゃっうんですよねぇ。ランカ視点だと堂々巡り。すると、クラン展開で覚醒するのはアルトの方なんでしょうねぇ。
 
ランカにとっての歌は恋を成就させるためのモノではなくて、卑怯な手段みたいな意味合いがある。一方でシェリルは歌は人生とか命と言い切れるような強さがある。ランカは歌って勝ち取るべきものを、厚かましくも好意で勝ち取ろうとしているかのようで、ちょっと心配です。マクロスなんだから、心を込めて歌えよ!っていう。
 
アルト・ランカ戦線はグダグダになりそうな雰囲気が漂って来ていますが、今週はシェリルの完全勝利なのでグッジョブでした。えがった!

*1:記憶が無いことで、日常へのコミット感覚が薄い、とかのお約束なアレ