魔法先生ネギま! 224時間目

 
……生き方の沸点を合わせる、は良い台詞だった。
 
●真の名前
調→ブリジットってことは、
神楽坂明日菜アスナ・ウェスペリーナ〜
……というのを裏付ける事実ですね。
 
つまり、アルビレオ・イマの真の狙いとは、クウネル・サンダースの名前でのパクティオ・カードをゲット(コレクション)することだったんだよ!(な、なんだってー!)うーん、納得。
アーニャやばいよ、アーニャ(笑)
 
 
●このか可愛いよ木乃香
今週は木乃香が遂に魔法の射手を使うところまで来ました。
 
木乃香は設定的にはナギ・ネギを超える魔力容量の持ち主だというのに、これまではその膨大な魔力を使う方法・場所が無かった。実際、修学旅行で鬼100体召喚+リョウメンスクナ復活までやっても魔力が残っているようなキャラなのです。膨大な魔力。それなのに精々がネギを完全回復させたついでに熱で苦しめたぐらいの出番しかなかったわけです(笑)
 
魔力の入れ物をおっきな樽(タル)として考えると、たまに回復魔法を使う時なんかに柄杓(ひしゃく)みたいなものでチビチビと汲み上げていたのに近いイメージですね。修行時のホイミの重ねがけ不能(仮説)&完全回復の時間・回数制限なんかがあるため、木乃香の魔力総量はあまり意味のないものになっていました。(何せ魔力を使い切るチャンスが無い)
 
しかし魔法の射手を会得したということは、この巨大なタルに蛇口がついたのに等しい出来事だと言えるでしょう。
誰かが怪我してくれないと回復魔法すら使えないという状態(→「治したがり属性」の発生)という段階から、遂に自分の意思で魔力を使えるようになったわけです。(めでたい!)
 
黒い猟犬も超長距離からの狙撃で使っていたりするわけで、まだまだ魔法の射手には活躍の機会があるでしょう。
 
 
●千雨は役に立たない?
……確かに、今週はあまり役には立っていませんが(笑)
 
アーティファクト使いの憂鬱
この問題の中心は千雨がどうのこうのではなくて、ノドカの連敗の方です。前回は「黒い猟犬」から逃げるのに失敗し、今回はパルのゴーレムまで駆使してもやっぱり逃げることが出来ませんでした。
個々の戦闘で活躍しても、勝利に貢献しなければ、残念ながら役に立たなかったのと同じです。コタが来なかったらノドカは死んでいたことでしょう。
 
ノドカ・パルの出番確保という表面的な意味では楽しい回なのですが、ノドカの連敗はそんなに軽い話題では無いと思う。
 
……このノドカの連敗をどう判断したものやら。
いや、本編で派生させて来るのか、そのままなのかよく分かりません。
 
◆前回(223時間目)のワンシーン

ここでのノドカの覚悟とは、「死ぬ覚悟」のことですよね。
ここでは「たとえ死んでも後悔しない覚悟」のことですが、ネギはクラスメイトに死なれてしまうことを恐れています。
死ぬ覚悟は、「生き残れたらいいなぁ〜」という程度の、生きることに対する消極的な態度の場合もあります。死ぬ覚悟だけでは、泥をすすってでも生き残ってやんよ!という積極的な生きる姿勢は発生しないからです。
 
「生きる覚悟」の無い「死ぬ覚悟」なんて、捨て鉢や無謀さを孕んだカッコ悪いものです。
逆に、「死ぬ覚悟」も無い「生きる覚悟」だなんて、命に対する単なる執着だと笑われてしまうものになります。
 
苦境に対して「死ぬ覚悟」と「生き残る覚悟」の両方を備えることを大切で、でもそれだけじゃどっちも中途半端になって足を引っ張り合うのでダメだったりする、と。
 
生き死にを渾然一体に捉え、積極的に捨て身になることで活路を見出す……と言ったダブルスタンダードだか融合だかよく分からないような「自在さ」を備えるに至る、のが本筋でしょう。
(しかし、単に意見がコロコロと変わるだけだと単なる風見鶏でしかないので、今度は静と動の統合とかって話になっていくわけですが……終着点?そんなの知りませんよ(笑))
 
 
話がかなり逸れてしまったわけですが、ノドカの無謀な「死ぬ覚悟」がなんらかの「焦り」から来ているのかどうか?に確信が持てないのです。そこで連敗の描写……私の考えすぎでしょうか。
 
ともかく、
このままだと同格〜格下の相手にしか読心術が使えないということになってしまう。大体、読心術なんて格上の相手を引きずり落とす時にこそ最大限に活用できるものでしょう。これではアイテムやノドカ自身の意味が変わってきてしまいます。
(リアルだったら、同格の相手に対して完封する使い方をすれば十分に意味がありますけどね)
 
やはり今のままではダメと考えてみると、
(1)ノドカ達自身がレベルアップする
(2)更にアイテムを増やして戦力を強化
(3)ネギ達の戦略そのものの見直しが必要、だと考えます。
 
(1)ノドカ達は魔法使いでは無いので、身体的に急激なレベルアップは難しいと考えられます。(本人の成長に応じてアーティファクトの変化はあるようですが)
 
すると、安易な選択かもしれませんが
(2)更にアイテムを増やしていく方向が現実的なパワーアップ・プランと言えるでしょう。例えば超包子謹製・未来型軍用強化服のようなもので基礎体力の補強とか。(ハカセー!)
 
最後は(3)戦略性ですね。
例えば、ラカン木乃香の組み合わせは木乃香を一番安全な場所(貞操的には危機?)に配置しているという観点で「正しい」わけです。(逆にラカンの傍だと一番強い敵がやって来る可能性もあるんですがw)
ネギ・パーティにおける中心(重心、もしくは生命線)は回復魔法使いである木乃香です。木乃香を一番安全な場所に配置しているからこそ、刹那も自由に運用できる。故に、ラカン木乃香の組み合わせは偶然とは言えないワケですね。
 
このような意図的な配置を、フェイト達に勝つことを考えて再構築してはどうか?ということです。
大体、今週の話で千雨が役に立って見えない*1のは、適材適所になっていない、不適所がゆえです。そりゃあ千雨が活躍できるフィールドにいたら活躍したでしょう。まぁ、戦ってたら今回みたいなこともあるんでしょうけど。
 
そういう「当たり前」の話はともかく、ノドカを中心に勝つためにどうすればいいか?と考えてみるべきかと思うわけです。
 
例えば、楓に鬼神の童謡を持たせる、とか。
「おぬしの名前は何でござったかな?」とかとぼけた口調で聞きながら、安全域に脱出、みたいな(笑)
 
ノドカの「いどのえにっき」は、漏れ聞える情報だけでも高い効果がある。
同時に、今回の「プロフィールで教えて!」みたいな質問をすると深い情報は分かるけれど、相手も「何を知られたか」が分かる仕組みになっているわけですね。
 
真の名前さえ分かっていれば、交渉役(主にネギ)が「何が狙いだ!」とか「何を隠している?」とかの質問を会話の中に織り込んで聞けば答えが分かるかもしれないわけで。(→名前確認・質問・読心で役割分担のスタイル)
 
望遠鏡とか千里眼の魔法かアイテムで遠くから姿を確認しつつ読心できれば安全度が高くなっていいんですけどねぇ。さらに龍宮が一緒だと心強いのですが。しかし、アーティファクトの有効範囲外に出てしまう可能性も高い。この辺がノドカを中心に作戦を展開する時に難しくなる部分でしょう。交渉時に場所を変えようとか言われるとめんどっちぃことになったり、だとか。
 
考えて見ると、ノドカは情報取得に関しては「前衛タイプ」なんですよね。本人が出張らないとどうにもならないっていう。
 
案外、楓と(さよちゃんと)一緒に「魔法科学忍者隊ガッ●ャマン」するのがいいんじゃないか?とか思うのですが。気配までは消せないから足手まといかなぁ〜(超りん謹製・ステルス迷彩、とか。……ハカセー!!)
 
やはり、最後はいいんちょを中心とした本部設営構想ですよ。
朝倉のアーティファクトのカメラ+小型マイク、もしくは千雨の電子精霊で情報を確認しつつ安全な位置から指示出し。情報取得・分析・考察。念話+電子的手段による通信の確保。パルの金魚で移動本部でもいいし。
……勝ちパターン過ぎて面白くないかなぁ(笑)
 
ノドカを活用することを考えて行くと、役割分担やら組織運営に話が飛躍すると思うのです。戦術運用で今回負けたのだから、戦略で立ち向かうべきだ、とかなんとか。にぱ〜。
 
でもまぁ、作者の都合というものがあるので、いどのえにっきからの情報はネタバレが酷いので使いにくいかもしれませんねぇ。
 
というわけで、ネギに対する恋愛感情的に焦っているノドカ(パクティオカードの徳性は「勇気」)は無謀にも努力でなんとかしようとして失敗。どうやってその無茶を、「本当の勇気」に変えていくのか?という話に持っていく展開の可能性も……あるかもしれません。
 
 
ラカンと無限抱擁
しっかし、ラカンがどんどん強くなって行きますね(笑)
オラオララッシュに近いフンフンフンフン!で武器を乱れ撃ち、とか。
 
ここまで来たら、強引な「空間切り」とか「異次元切り」とかで無理矢理脱出して欲しい、に一票ですね。魔神ブウに出来るのだから、ラカンにだって(笑)
ナギ・エヴァアルビレオラカンあたりの上位キャラはこの程度の状況に負けるわけには行かないでしょうし。脱出方法はそれぞれちょっとずつ違うような気がするわけで。
 
いや、でもラカンの場合、昼寝を始めたりするかもしれなくて、ちょっと不安だったり(汗)
 
脱出方法を考えてみると、
 
・前提を疑う
そもそも、結界空間ではない、とか。
精神的な空間とか、幻術の可能性だってあるかもしれない。
 
・大きな力で状況を覆す
空間ごと破壊する能力を秘めている、とか。
『千の顔を持つ英雄』ならその手の武器があるかも?
 
・間違いを見つける
一瞬でラカン達を取り込んでいて、弱点まで無いとかだとアーティファクトとして強力過ぎるんですよね。だから、何らかの弱点がある、と考える方が自然かも。
これが相手の陣地だったりするなら罠の準備が周到にしてあって……という可能性もあるんですけど、いつものあの場所だったわけで、そういう準備はないでしょう。
 
となると、環を見つけてスカートをめくって読者に中味を見せたら脱出できる、とかがあるかも?(ないないw)環の背骨とかどうなってるんでしょうねぇ。
 
 
●小太郎とゆえ吉
久々にまぎぃさんが更新してますね
>今週の17ページ目のテロップが作業上の伝達ミスで間違いです
>「特務潜空艦」→「巡洋艦「ランドグリース」」(艦名は未定)
 
気になった点としては、千雨やのどかに対して血の描写を敢えて入れてある部分ですね。ネギまにおける血の表現規制のレベルを下げるためかもしれませんね。いや、ド派手な出血が必要な展開がくるのかもしれないし、単に可能性を確保するためかもしれないし。
 
後は夕映達が初仕事で顔出しするのでしょう。ノドカが気絶してたらコタが夕映にチラッと気が付くような展開だと予想できますが、調のセリフ通りに「ルパ〜ン、逮捕だー!」になってしまうかもしれないので、合流にはならないという辺りが本命ラインではないかと。
 
コタは初手で弓を壊した点がバトルマニアっぽくてグッド。
 
 
●その他
・ギガホン君
やっぱり全て生き物。つーか、君をつけりゃいいらしい(笑)
 
・マンタ
ジョニーさんの船もマンタ。マンタが流行りらしい。
 
・コタ、遅せぇ!
触手の時ですら平気で遅いとか言うキャラなので、こういうものなのです。
 
・その他
焔と栞は何処に行ったのやら?
「下」で楓や古菲か襲われてたり、亜子とかアキラのとこにちょっかい出してたりするのかも。(数名はゲートポートの守りに付いてるかもしれないのだけど)
 
 
今回はここまで。来週は休載。きゅう…………

*1:台詞があるだけで大活躍ですけどねぇ