雑記

 
たまにはエロいのにも触れんとす。
 
●ガラスの女神(朝森瑞季
ありゃ、3巻で終了ですか?という。実用どうこうでいうと、さほど評価が高いわけではないんだけど、そっち分野はほとんど追いかけていないので「私はソムリエではない」とだけ言っておきます(笑)
 
この話を見ていると、現代のマンガは複雑で高度過ぎていただけない……みたいな言葉が脳裏を駆け巡るのであります。赤松先生が日記で「研究している方」なんて言い方をするもんだから、その辺の意識が活性化しているだけなんだろうけど、(全部、赤松先生が悪いのよっ!あたしのせいじゃないわっ!)
 
そのぉ、基本的な構造をもっている作品を整理して、一覧にしたくなっちゃうんだよね。現代風のアレンジとかが出来るように丁寧に手入れをして、自由に弄り回して使い倒せるような「基本」にできたらいいのに、みたいな。
 
ガラスの女神は、きまぐれオレンジロードを彷彿とさせる展開のえっちぃマンガで、髪型がロングでおしとやかな子と髪型がショートで活発な子とが出てきます。鮎川はおしとやかとは言えなかったかもしれないけど、似たような印象。で、最初にロングの子と関係を持つんだけど、その後でショートの子と成り行きで付き合うことになってしまうわけです。
ポイントは、ロングの子とは付き合っていないのに両想いであることを表現する部分。最終的にはひかるちゃん風の子と分かれて、ロングの子と付き合うわけだけど、そこがまた助言キャラ1で失敗して、助言キャラ2が出てきちゃったりして、その助言キャラ2が魔女っぽかったりして、どこまで構造っぽいんだよ!って感じだったりします。
 
で、構造的だからって何の減点にもならないんですよ。あらすじをバラしてもマイナスになりようがないし、むしろそういう話を読みたかったらオススメできるかもしれない。
 
私は「作り手」でこそありませんが、仕事の理屈でなら下手にオリジナリティとかを意識して、何も参考にしないで自分の頭から出てくるもので勝負しようとすると時間ばかりかかってグダグダになるのがオチだということはわかります。だいたい、そんなに時間なんかかけらんねーし。
それなら基本になるものを真似て、それに批判を加えるなりして肉付けしていく方が良い物に仕上がるのに決まっていますよね。コピペしたら負けとか言ってるのはガキのたわ言ですよ。たとえば、逆にセンスのいいコピペだって相手を唸らせるとしたら、わざとコピペだって相手にわかってもらわなきゃいけないかったりするわけで。
 
とまぁ、話はそれましたけど、シンプルな構造の物語に回帰したい欲求を掻き立てる作品でありました。
 
 
●GIFT(東山翔
ろくに読んじゃいないんですが、つーかロリ苦手なんですけど、なんか背景が良かったので。
立体とかの奥行きを感じさせる絵柄が、ロリと相性がいいんだなーと。たまにのっぺりして見えるコマとかが笑えるのですが。なんか、マンガの絵柄としてトータルな戦略性を感じさせるんですよねぇ。たぶん立体が好きな人で、背景が立体だから、キャラも立体で、題材はロリを選択してて、それがマッチしているというか、マッチさせてる、みたいな。
 
何にこだわってんだ?といわれたら、モチロン、柔らかさにこだわっているんです。はい。
 
 
エロタイム終了
 
文学少女4&5
おかげで色々と予定が狂っていますが、たいへん美味しく頂きました。琴吹ちゃんが頑張ると明日菜がどんどん可愛く見えるマジック発動中(笑)竹田のちぃちゃんが……作者がよく分かってらっしゃる。