雑記

 
うーん、悩むなぁ。悩むのよ。きみまろも悩んでいるらしいかから、私も悩もうと思う。
試しに低配慮化していこっかな。低配慮って気分よさそうだし。
 
●タダ働きに報酬を
最近、本屋に行くと「無税入門」という本をよく見かける。あまりにも胡散臭いので立ち読みした。このこと自体は実際にだいぶ前の話。簡単に言うと、普通に働いたままフリーランス(副業)になり、損益通算でマイナスにして還付金をもらおうという内容。副業なので公務員は残念賞。
 
この話を何処に組み合わせるべきか?と考えた時に、「賢い個人の、賢い選択」みたいな位置付けではないと思ったわけ。例えば、友人は同人誌を作るのに年間で数十時間〜数百時間を投入している。これを労働時間に換算にすれば絶対的な赤字だと自虐的に笑っていた。好きだから作っているものだからお金なんて関係がないのだ、とかね。志は立派かもしれないが、「おー立派立派」と手を叩いてお終いだろう。
 
アルビントフラーを読んで以来、生産消費活動(無賃労働)に関してどうにかならないのかなぁと思っていたこともあって、無税入門は同人誌を作る人にはピッタリのアイデアだ!と思ったわけさね。
 
で、さっそく友人に勧めてみたのだが(やっぱし)嫌がられた(笑)
まぁ、私も実践しているわけじゃなく説得力も皆無だし、こればかりはしかたがない。無理強いするもんでもないしね。相手の根底にお金に対する嫌悪があろうと、新しいことに対する恐れがあろうと、まぁ、仕方が無い。こっちがやってみせるしかねーわな。
 
リア充と公務員以外で)普段は働いているけども同人誌も作っている人にこそオススメしたいのだ。それに個人事業主(会社=法人の立ち上げじゃないよ)として登録することが切っ掛けで本当にプロになる人間だって出てくるかもしれない。たとえ本が売れなくても、春には還付金は帰ってくる。同人誌を作っているのだって労働時間なのだから、悪い話ではなかろう。
 
いや、麻生さんを応援する一人として無税のススメとはどういうつもりだ?という気分が無いわけじゃないんだよ。弱者のフリしてあざとく生きることを「潔しとしない精神」も立派だと思う。けれど、雑草の如くしたたかであってもいいと思うんだ。自分の娘を風俗に売って生計の足しにするのが「したたかさ」じゃあんめーよ。ネギま関係の人だけでもこんな話があるよ?とか悪魔の囁きを言ってもいいかなぁ〜ってね。まぁ一ヶ月前から知ってたから今更って感じなんだけど。
 
内容に関して注釈を入れると、単純に無税を目的としてしまうと「なんか悪いことをしている」気分になってしまって、役人に怒られるんじゃないか?ってビビるかもしれない。怒られるようなことをしているつもりでビクビクしていると余計に怒られてしまうものなんだけど、そういう心の弱い人には向いていないかも。役所の中で役人がどういう風に仕事をしているか?ってのを考えないと雰囲気がつかめないだろうね。つまり、同じようなことをしている人が山のようにいて、自分が注目されるに値しない一人に過ぎないのだっていう割合の問題なんだけどね。自分がいきなり「普通じゃないこと」をしていると、なんだか注目されてしまうんじゃないか?っていう意識が働くのだけどそんなの自意識過剰……って何でこんなことまで書いているのやら。心配しなくても、フリーランスなんか頑張ったって3年ぐらいは仕事なんかねーよ。
 
無税入門なんて本を買っても、どうせ実践するのはホンの一握りのヤツだけに決まっている。ベストセラーのマックスが500万部ぐらいらしいから、日本人1億に対して500万人となって5%しかいない。無税入門を買うのが更にその中の1%いないだろう。1%でも5万部だし、そこまでいかないだろう。さらにその中で実践する人が何%だ?って話だ。ちなみに無税入門によると、自営業を含む申告が2000万人で、還付申告をしている人は1000万人とのこと。これが何を意味しているのかは、また別の話だけどね
 
いっそ、本当にプロを目指してみればいいんだと思う。こういうのが物語の応用であり、実践だね。もちろん行動と結果は乖離していていい。結果は、出そうとしなくても、出る。ただ、願った水準に達しないというだけだ。その中途半端さを利用するメタっぽさというのがあって、この話はちょうどそのハマるポイントにある。口だけプロになりゅ!とか言ってて、でもウダツがあがらない状態だと、無税、って感じね。 努力感は高めかもしれないけど、ほどよいハードル。
…………もしも実践するとしたら、これが必要な人達ではなく、もう十分に強い連中だろうなぁ(苦笑)
 
税金のお勉強に、オススメ。
 
 
●深夜アニメをみたりしながら
眠いし、明日ヤベーとかいいながら見てしまったり。あさきゆめみし源氏物語。文庫版で1巻だけ買った。でもちょっと先の展開まで知っているのは何故なんだろ。漫画喫茶で読んだのかなぁ?(←歳だw)
 
ザコンだと源氏物語で、ファザコンだとネギまだよね〜みたいなことをたまに考えたりもする。ハーレム関係の話題ではペトロニウスさんのところの更新がタイムリー過ぎて書くのを躊躇ったりするタイミングなんだけど、今日は低配慮化で書いてしまう。動機を解体するとどうなるのか?とかの話には非常に重要な問題だと思われ。
 
たとえば、「神のみ」って、駆け魂が入り込んだ女の子の話だから、必ず「悩み」があるんだよね(笑) 現実はクソゲーだからこう巧くはいかないんだけど、それはともかく、悩んでいる=駆け魂がいるから「悩みを解決」できるってわけだ。
 
この法則が正しいと仮定した場合、リアルで「モテる」ってことは、自分の悩みが尽きないってことになって、その都度、「相手」が自分の悩みってのを「解決」しているってことにならないか?……みたいな話なんだけど、どうも男って生き物は、自分が悩みを解決する側の立場だと思っているところがあったりするね。だから悩むのは常に女性の仕事だ!みたいな(爆笑)リアルをネタにするのは笑えるけど笑えないので止めよう。現実なんてバブー。
 
で、ネギま!も神のみもメインヒロイン不在の構造でポストモダ〜ン(脱中心的)な構造をしてるんだよね。いやぁ、明日菜がメインヒロインだと思っていた時期が俺にもありました、だよ。明日菜は女性主人公であって宝物的な意味でのヒロインではないんだよね。
 
アリカ王女が出てきた時に、ラカン視点のせいもあってナギのメインヒロイン的に扱われてて、そのことによってネギま!の曖昧さを壊したと思う。“やっぱり”明日菜はメインヒロインじゃなかったんだね、みたいに。
もちろんナギにとってアリカは特別な一人だろうけど、メインヒロインかどうかってのは怪しかったりするわけでしょう。親の世代の話をループ構造的として扱っていると考えると、バクマンみたいにアリカと結ばれなかったナギって話にすることもできるわけで。するとネギは、誰の子供?ってのが出てくるけど、例えばアーニャに相当する幼馴染がウェールズで待ってた可能性もあるよね。
いや、バクマンのパターンでアスナをメインヒロインにするには、ナギがアリカと結ばれ無かったという過去の結果を前提にしないといけないよね?ってこと。
 
ネギま源氏物語とリンクさせるとどうなるか?っていう風に考えると幾つかのパターンが考えられる。まずファザコン変換していることから、ナギを殺してしまえば永遠に父親の影を追い続ける物語が続けられるかもしれないっていう点。これはもちろん脱中心化だよね。(←このためにポストモダンに触れてる) で、次が一回失って回復させる系の話。一度ナギを殺すか永遠に失ってしまって、その後でタイムマシンを使ったりして「実は最初から」未来のネギがフォローしに来ていた……って話にするとかね。タイムパラドックス系の話とか先生好きそうだし。
 
それからファザコンとマザコンの二重苦にしてしまって明日菜に母親の面影を追いかけさせて源氏物語っぽくしてしまうとか。この場合は作品の根幹が揺らぐし今の話とは路線が違い過ぎるって部分はあるのだけど、魔法世界編の終了以降ならやりようによっては可能かも。光源氏9歳、藤壺14歳の関係って今となっては狙ってやったとしか思えないわけで。黄昏の姫御子として覚醒したアスナがネギの精神に刻まれてしまう展開とかあっても不思議じゃないというか。こういう可能性もあったんだねぇ〜って話なだけだけど。
 
中途半端だけど、たぶん続かない。