魔法先生ネギま! 247時間目

 
しっかし谷が無い。いかにも連なる山脈の稜線のごとし。「峰」漫画ネギま(笑)
谷は休載です!とか本気で思ってしまいそうになる今日この頃です。せめて単行本は1話ごとの仕切りをするとかどうでしょう(意外と本気)最近の分を読み返していると漫画の情報量と自分で書いている感想のことを思い出すのでものすごい重たいんですよね(笑) その分だけ楽しいのは事実ですが。
 
 
えっと今週分ですけど、なまじっか予想が当たっているもので書きにくいったら無いのですが、ぶっちゃけ予想してたのはここまでなので来週どうなるのかまったく分かりません!
同じぐらいのパワーにはなったでしょうから後は勝負ですよねぇ。ネギか、ラカンか、それとも両者KOか。流石にネギが勝つと思っているんですが、正直ラカンにも負けて欲しくはないし、どうなることやら。
 
ネギは3連発までなら究極のヤツがいけます。右手に装填しているであろう『巨神ころし』、雷天2でもう一度『千磐破雷(チハヤブルイカヅチ)』、そして今ならできる(今しか出来ない)『エターナル・ネギ・フィーバー』 ……まぁ、ラカンのエネルギーを使い切ってしまうと後が続かないのでトドメの見極めが肝心ですけどね。エターナル〜がギャグ風でなければ感動の超必殺攻撃伝授になったんでしょうけど、やっちまいましたね(苦笑)
 
あ、4/7の日記直ってる(笑)
 
 
さて、全体が見えたところで簡単に振り返ってみましょう。
 
まず208時間目でネギがエヴァの闇の吹雪を掌握。ちょっ、まっ、ありえねーだろ、反則じゃねーの?それ!!?と個人的に慌てたのが懐かしいです。赤松先生の日記にも「裏の裏技まで本編で見せちゃいましたし」(2008/3/25)とあります。ラカン戦がこの時に予定されていたのかどうかは不明ですが、重要イベントなので決まっていた可能性もありますね。
 
それから時系列順で言うと、
ラカンとの対戦が決定 → テオドラ達と知り合う&修行開始! → 1回戦勝利(ちょっと負傷)→ 亜子「告白せな!」と風呂で叫ぶ → 2回戦勝利(無傷) → トサカに脅される&テオドラと仮契約&亜子失恋の涙 → 翌朝になって亜子がトサカと対決 → 3回戦勝利 → ネギ、トサカにボコられる → 亜子チュー(切り札を思いつく) → 準備開始(ネギは巻物に入る)→ 遅刻しそうになって会場入り……となっています。
 
ラカン戦前日に亜子との会話で切り札5を思いついたことになっていますね。ちなみに「自分は自分!」→「ラカンラカン!」→「ん?ラカンさんの力を利用すれば?」といった連想だと思われます(笑) 巻物の中でやっていたのはこうなると即時敵弾吸収陣の完成でしょうね。巨神ころしもここで作ったのかもしれません。
 
 
ラカン戦は、1.油断しているラカンにマグレ勝ちを狙う。2.ラカンのエネルギーを吸収する。の順ですね。
 
まず最初のパワー勝負でラカンが自分のアーティファクトの槍にパワーを込めているのが作者の狙った演出のようで、槍を使っていると吸収ができないということにしたいご様子。実際のところネギのアーティファクトがアレじゃなかったらこの時点で千の雷を1個消費しちゃってますしね(笑)
 
そしてラカンアーティファクト封じをしつつ、拳の勝負を挑みます。ここでネギは雷天大壮を出しました。その意図は、1.ラカンの攻撃を封じること。2.即時敵弾吸収陣の魔方陣を描くこと。ですね。
つまり、気弾・武器 → ハマノツルギで防御  肉弾戦 → 雷速瞬動の機動力で回避、ということですね。生き残りに必死なのが分かります(笑) 予定通りなのか、千磐破→暴風のコンボでダウンをゲット。魔方陣は完成済みで凍結。
 
そしてラカンが立ち上がり、本気と書いてマジですね。カウンターからのエターナル〜は状況的に最悪のコンボで、ハマノツルギが無い場合にゃあネギはコレで死んでます(苦笑)ここはもうアーティファクトがこれで良かったにゃ〜とか思う場所ですね。無ければここでも千の雷を1回分消費ですが、それが間に合ったかどうかギリでしょうね。まぁ、のどかを役立たずにしようっていうAFですからせめてこのぐらいの利用価値が無いと(つーか明日菜のハマノツルギしか役に立ってないんですけどw)
 
ネギダウン。さっきラカンにダウン攻撃をしなかったので自分も貰わないで済んでますね(笑) ここでラカンが追い討ちしたら死ぬに決まっているという。
狙っていた敵弾吸収も巧く行かずに心が折れそうになります。奥の手がいくらあってもそこまで辿りつけそうもないんだからどうしようもありません。で、回想が入ってなんとか立ち上がります。強者の庇護下から脱し、自分の力で空へ。
両者1回ずつダウンが入って、でもここまででせいぜい5分ぐらいでしょうか。
 
立ち上がったネギはコタを捨て駒にしつつ呪文詠唱に入ります。最後のパートで必要になる呪文を唱えているわけですが、ここでの問題はエネルギー弾を吸収するにしてもハマノツルギがあると困るわけですね。ラカンにしても気弾が無駄になっては意味がないから使ってこなくなる。だからごく自然な素振りで手放しておきたい。たまたまカゲタロウが強かったので手放してコタが使うシーンになりました。これは偶然(作者的にはご都合主義的)ですが、まぁ、このぐらいの偶然はアリでしょう。
 
最後はラカンに全力を出させること。敵弾を吸収できたとしても手加減しているショボイエネルギーでは吸収する意味がありません。ここでネギはラカンにもう一度本気を出させるためにも雷天2を発動します。ぶっちゃけここのインファイトはオマケみたいなものでしょう。作者がエヴァに「火力不足だ」と言わせたかっただけかな、と(笑)
といっても、どっちにしろ雷天1ではラカンからダメージを食らうので完全に回避できる方向のパワーアップしか意味が無いんですけどね。仮に木乃香のAFで回復したとしても雷天2の機動性がないとまた殴られてダメージを食らってしまうので一緒ですから。
あとはエイプリルフールネタですけど、完全回復を試合後に使う可能性を考慮すると、ここで使ったら勝ってもどっちかが死んじゃうかもしれないっていう(笑)
 
その隙に小太郎がラカンの脚を封じます。エネルギー弾が欲しいのであって、肉弾戦になっちゃ元も子もありませんから。でもこれはオマケみたいなもんですね。そしてネギは距離をとったように見せつつ、完成している魔法陣のところへ移動。全力を出させる為にとっときのオリジナルスペルを見せつけます。準備万端、のるかそるか。「いきますよ」とはまさにネギからの脅し。格下が生意気!っていう(笑)
 
ラカンは挑発にのってパワー比べに応じます。実際のところラカンはナギのいなくなった10年の空白のせいでパワー比べみたいな熱いのに餓えているのでしょう。そういうのを待ってたとしか思えない。…………結局、最強の力に使い道なんて無いんでしょうよ。誰よりも力を使いたがった人だからここまで来れたハズなのに、辿り着いたらそこには何も無かったのやもしれず。ネギの可能性に思わず手を出してしまうほどに餓えていたと言ってもいい。そりゃあ、やるっしょ、パワー勝負。
 
ここでその不自然さに反応しているのはインファイト燃えのリカード。「バカな!」その通り。一方でエヴァは術式統合に魅せられているかのようなご様子。ときめきですね?わかります(笑) というかネギの敵弾吸収作戦に気が付いているのかどうかは流石にここだけじゃ分かりません。次回待ちです。
ちなみにラカンは3秒で全開までもっていける、だそうですが、バトルでの3秒は結構かかっている気がしないでもないという。たしかに格下のキャラが3秒作るのは大変な作業でしょうけど、最強クラスのラカンが3秒作るのは実は楽勝かもしれず。
 
渾身のラカンインパクト! 勿論ポイントは「インッ‥パクトォ」のインッのタメですね(笑) しかしラカンの超必殺攻撃がこれまでに一度も描かれてこなかったのがちょっと勿体無かったですね。このスピード展開でなければこの必殺技の解説がもうちょっとあったのかも。
告白するとですね、一応、私もラカンの超必を考えてはいたんですよ。「超」とか「ウルトラ」とか「ハイパー」とかのありがちなスッゲェ系の単語をテキトーに並べ続けるとどんどん気力が高まって行って、適当なところで終わりにして「ラカンインパクト!!!」とやればいいんじゃね?みたいな。当然、相手に合わせていつでもキャンセルして発射できる優れもの。インパクトの部分をソードだとかダイナマイツとかに変更できて、動作も臨機応変。こうして厨を越えた厨攻撃にするしかないだろ、と。(半ば本気で)
「スーパー・ウルトラ・デリシャス・ワンダフリャ・マックス・ノヴァ・超時空・エクセレント・インフィニティ・波動・ギャラクティカ・ライトニング・…………」 いや、流石にここにゃあ恥ずかしくて書けなかったのですがね(照れ)ともかく真剣な顔をしたタカミチにラカンの必殺技を解説して欲しかったなー、と。
 
途中でラカンも気が付いていますが、ラカンインパクトをハマノツルギでキャンセルして、巨神ころしを打ち込めば大ダメージが行ったかもしれませんが、それだけではトドメにはならないと思われます。ラカン硬すぎだし(苦笑) ライフメイカーが簡単に両腕を吹き飛ばしたからって誤解しちゃってはダメです。相手は本物のナギの千の雷で無傷の男ですからね。素人使う剣なんか刺さりません!(笑)
ネギにしてみればこのエネルギー弾を逃したら全ての努力が無駄になりますしね。これでラカンの力を掌握し、エヴァの言う「火力不足」を解消したという構成ですね。
 
で、勝って母親の情報ゲットなるか? 待て次号!、と。
 
 
全体的にはまさかのスピード展開。そしてこのスピードではラカンが先読みする時間が無いという説得力をも狙っているご様子。ラカンインパクトの発射後にネギの口元がニヤっと邪悪に歪むところで次号への引きでも良かった気がしないでもありませんが、作者が一気に行くことを選択したのだからそれで正しいのでしょうね。
 
 
ではあとは細かいところー。
 
●ネギの瞳
えっと、ネギの目が黒丸になっているのは井上雄彦先生の影響なんでしょうか?どっかの対談でワンピのルフィの目を褒めてたような気が(だ、騙されてませんか?w)
 
●コタ獣化解除
外装ってことで剣で切られて気が漏れていたということですね。流石の回避力(笑)
しかも剣が貫通した部分もコタ本体に当たっていないという念の入れよう。ラカンがわざわざ当てなかったという風になってますね(もったいねぇ)
 
●二重装填
やっぱし二重充填だと語呂が悪かったんでしょうか。
双腕という名称にすることで、二つが限界っぽいイメージですが、さっそくラカンの気弾を吸収してますしね。(別腹?)
 
●高音・愛衣・美空・ココネ
お脱げ様のアゴが尖ってますが、誰かがヤスリをかけるでしょう。(ちっきしょういいんちょーぅ!)
愛衣は見事な卵形。高音の方のシャープな感じが増幅されますね。
美空はオットコマエな感じでまとめてきましたね。
ココネは4コマ登場しつつも、2コマは頭頂部のみ出演(笑)
 
●その他の戦闘シーン
スローモーション描写、それから超ハイリスク!のところのラカンがシルエットになっていて巨獣のイメージですね。それとラカンは敢えてぐらつくことでダメージを流しているのかも。
 
●今週の表情&背景
背景は特になしですね。今回は戦闘の効果で一気に駆け抜けています。ラカンインパクトのコマ割りとかですかね。
ネギの笑顔は久々に愛嬌のあるいい表情に感じましたが、今週はやはりエヴァの表情の方でしょうね。
 
 
スーパーサ●ヤ人3……なにそれ?(笑)
今週はここまで。