魔法先生ネギま! 253時間目

 
正直に言って今週は感想とか要らないと思うの(笑)
こう、暗黒闘気を相手に合わせて放つイメージで。
 
・作者公認?
いやいやいや、小太郎を脇役ポジで固定する気ですか?(笑) 対ラカン戦だって決勝の舞台にネナギと一緒に立ってたんですけど。
 
・ネギプリ関係?
柿崎とハカセに出番作ってあって笑った。
柿崎のネタは2人ともその場に居なかったハズだと私の冷静な部分が反応するのだが、まぁいいや。
 
・ここの演出は難しい
夏美が「みんなは仮契約のこと・・どう思ってるのかな」
…………を、例えばドラマCDとかアニメ化したときに“そのまんま”やっちゃったら駄目なんだよなぁ〜と思う。ここはさり気なくないとイカンよね。うまく表現は出来ないが、たぶんもっとさり気ないんだよ。
 
・くーふぇいさんのばやい
ニーソが無いだけで、素足をエロく感じるのが赤松マジックだという点、それから「問題があるのでは〜」とか言っているところの表情がメスですね。
 
まぁ、クー家の跡取りがどうして麻帆良学園に?(笑)とか考察していくのがおもしろそうなところですが。例えば、くー家の偉い人は魔法関係の存在を知っていて世界の広さを教えるための武者修行の一環として麻帆良学園へ行かせることを考えていた。だけれど古菲は肩透かしを食らっていたわけですよね。ならばいわゆる主題への回帰がくーふぇの中で起こっていることになります。
無さそうなんだけど、古菲のムコの座を狙う武道家が表れて、ドタバタやってネギとバトル展開とかが幾らでも作れることを意味しているわけで。弟子だし。
 
 
・さよロボ
なんというハカセネタの浪費……。ハカセは作らなきゃいけないのにパルは描くだけ。なんという格の違いッ! 大体、パルのゴーレムは生き物だけって感じだったのに平然とロボだしちゃうんだもんなー(苦笑)
 
ガンダムネタで来ましたから、次はゼータの全天型……と見せかけて、エヴァのがぼごぼー的コクピットがいいと思います。逃げちゃダメだ
 
 
・泣きのまき絵
ネギドラ的な「馬鹿でごめんね?」方向の、「ばかだからかなー」でちょろっと泣かせてみたりするっていう。しかもデフォルメ顔でダメージ軽減ですよ(笑) まき絵の泣き顔がみたいSな人にはちょっとものたりないかもですが、重たくしないための処理ですね。さすがは作者、使い方が巧い。
 
で、エピソードとしてはこの辺りのめんどっちぃところにフォロー入れて処理しつつ、ネギまのパターンであるお笑いを混ぜて落とすという方向ですね。いや、本人達はけっこう真剣なんですが、外からみると夏美みたいに「何やってんの?」という風に見えてしまうという(笑)
 
 
・ゆーな
乳自慢かッ(爆笑)
まったく、その写真は誰が撮ってんだよ!っていう。あの部屋、カメラ置くところ無いだろ!とか、タイマーで縦置きかよ!とか、ゆーなに持たせとけば万事解決だったのに!とか(笑)
 
茶々丸
ハカセの出番があってよかったなー。魂は偏在するから、というか魂の中にどぼんと浸かっている状態らしいから、あるって言えばあるんじゃないの?(笑)
何気に優遇処置しているんだけど、例えばロボットは夢を見るのか?という意味ではキスのイメージ表現をしていたりとか(赤松先生はこの手のことはかなり意識的)、自己イメージのハズなのにロリ茶々でキスしている図だったりとかね(笑) たぶん通常サイズにもどして仮契約するつもりなんでしょうね。だから、ロリ茶々のままでキスして欲しかった!的な意見のために手を打っておいた、と考えておくのが正しいと思われます。
 
そして空を絡ませたカット。雲の形を上と下で変化させてるんで奥行きがある。なんかちょっと贅沢な感じですね。
 
 
・アキラの受難
つーか、明日菜でやったネタそのまんまだし(苦笑)
しかもパルとかゆーなに被害が行かないとか………… コマ数の問題なのかなー。まず近くにいたパルが被弾して、それで暴走を止められなくてなって、という順序があると思うんだけど。まぁ、いっか(笑)
 
・夏美の場合
コタ、爆睡中。つーか、起きろ実力者(笑) ちょこんと座っているのがポイント高いですね。そしてたぶん声優さんイジメだか弄りだか点数稼ぎだかのキス未遂顔ですね。ユメミの声で「ごっ、ごめんねコタロー君」とか聞えてきました。(でも「いや〜!犯されるぅぅぅ」の方はイメージしづらいw)
 
 
・「その頃」のコマ
たったこれだけ入れることで時間の進み方を制御していて、まだまだ続くよ!的安心感を与えているのかな?とか。日記の方を読むと次回はゲーデルのターンっぽいですけど。
 
今週の感想はこの辺で。
 
 
●連載とは関係ないネギまの話
 
・声優キャラシステム
というわけで、まみこバレルを聞いて大笑い。アレはツッコミが冴えているというよりは単にハジケてるだけの気が。
でも電車のドラマ部分で本人より先にスタッフ自重しろ!(意訳)を言った王子はなかなか好感度高かったですよ。距離感を弁えた上での女の子いじりは安心して聞いていられますしね。
 
で、シモン的なキャラを出すのか否か、という話です。カッコイイんだけどちょっちヘタレ、もしくはヘタレだけど決めるところは決めるキャラでしょ? 大人版コタでどうかなぁ?とか一頃は思ったこともあったんですが(笑)
 
というか、本編連載的にはそろそろ緑川光的な有能だけどちょっとキザでカッコよさげなキャラが欲しい頃じゃありません?ヘラス帝国の将軍か何かでリカードに対応する辺りが必要だと思うんですけど。声優さんのイメージをそのまま作中キャラに利用して一捻り入れれば導入も手頃、且つ、造形もちょっぴり深めなキャラの出来上がりな気がしてなりません(笑)
 
だけど問題は、少年版ナギの声をどうするか?だと思うわけですよ。中村悠一にしてしまえば、大人版もそのままで行けると思うのですが、大人版をあくまでも固定したいなら、少年時代だけとりあえず保志総一朗にして、vsフェイトがキラ&アスランにするのが上策かと(足りぬ?)
 
……ゲーデルの声、イメージはあるんたけど名前が分からない(笑)
 
 
・このせつ話
ありのまま今起こったことを話すぜ! ちょっと盛り上がってるので何か書こうかと思ったらペトロニウスさんが書いていた。何を言っているのか分からないかもしれないが(以下略)
さすがペトロニウスさん。という感じ。メインの文脈から繋げてもってくる辺りはやっぱり巧いですよねぇ。
 
正直、私もどっちでもいい派の人間なんですが(笑)、簡単に捕捉説明をしてみると、「どうしてこのタイミングでこの話が?」ということを押さえておかないといけないわけですよ。
 
大事なのは、これはネギが刹那よりも強くなったから起こった話だということです。お嬢様を守るのに自分よりも相応しい人間が現れたら、その場所を譲りかねないのが刹那だということですよ。
存在意義そのものの揺らぎが先ずあって、次にお嬢様のために自分ができること・役に立つことって何だろう?という思考の一部として「養う」という発想が出てきたわけですね。
刹那は守ることだけ考えて生きてきた。ネギの方が強くなってしまったことで、相対的な位置関係の変化があり、始めてこんなことを考えている、となるため矛盾しているとは言い得ない。そして守る以外のことを考えているのでズレた考えになっている、ということで論理としてもおかしくはないし、ギャグの範囲ですよね。
 
むしろ致命的だよなーとか思うのは、何と何とで葛藤しているのか?という点です。お嬢様の傍に居たら守れない、のであれば、離れればいいだけのことです。なぜ刹那はそういう割り切りが出来なくなっているのか?ということですよね。お嬢様をお守りしたい、けれど、離れたくもない。離れたくないのは、この幸せを手放したくないという意味です。でもそれだと、サブに回ればいいじゃん、という話になってしまうのです。メインで木乃香を守るのはネギの役目と割り切って、雑魚の相手はサブの自分がする。それでいいはずでしょ?ネギの方が強いんだから、弱い自分はサブでいい。悩む必要はどこにもありません。でも苦悩してしまう。それは否定したいからですよね。では何を、どう否定したいのか?ってことです。
この辺りの「このちゃんを守るのは自分でありたい」という願望が根底に存在する辺りを嗅ぎ取って問題にすべきでは?とか思うわけで。そして「サブで守ればいいじゃん」と「サブになって養えばいいじゃん」はほぼイコールなので、論理としては刹那自身が否定していることになります。もっと言うとメインで養う人でありたい、という意味かもしれませんが(笑)
 
 
この話は月詠と対峙する上での「戦いの一部」であると見做す背景(読み)があるため、刹那の葛藤はより上位の解決をされなければなりません。それはあくまでも「剣も、幸せも」とエヴァに向かって放った刹那自身の解答を発展させなければならないわけです。悩む刹那に対して木乃香は以前の刹那の解答を肯定しきった。自分を守るのは刹那であると答えを先に決めちゃったんですよね。そうなったら刹那は多重拘束されて逃げ場所が無くなってしまいます。養うだけ、だなんて逃げ場所は許されていません。刹那は何がなんでも木乃香を守る他ないんです。で、強くなれ、と木乃香は道を示した。どこまで鬼畜なのかなー?とか思いません? 「自分を守って闘え、そして絶対に生き残れ」ですよ。さすがこのちゃん、ブラックブラック(笑)
でもまぁ、「多少手足がもげてもウチが治すえ〜」ぐらいの甘さはあるかも、ですが。
 
まぁ、あれですよ、刹那が混乱しているのは(月詠なんかじゃなくって、)ネギのせいってコトです(笑)