雑記(出力のための出力)

 
なんとなく、共通認識に辿り着きつつあるというかなんというか。蒸気の次という意味での電気の限界がそろそろなんだろうね。だから今世紀はバイオとかチラホラ言われるようになったんだと思う。パソコンにしてもインターネットが始まって以降、10年ぐらい前からもう大した変化がない。結局、ipodもiponeも既存製品の焼き直しに過ぎないし、容量の拡大でYoutubeニコニコ動画が出来るようにはなっているけど、ハードの機能として容量を拡大する方向に進んでも、もうやることが残ってなさそうな感じ。この意味では案外、日本人ってのは最先端にいるんだろう。
好意的に考えてハードの進化が終わってもソフトでやれることはもう少しだけ残っているかもしれない。そんなん、いわゆるAIとかだけど、工業用ロボットと同じで代替労働力にするのを目指すことになるだろう。じゃなきゃ話相手にしか使えないわけだし。人間を越える知性を創造して政治をやらせたりしたら人類破滅系の物語そのまんまだからね(笑)
 
アクセルワールドじゃないけど、仮想現実に入り込む技術は、脳科学だのの人間の側の研究が進まなきゃどうにもならないはず。流行り始めた強化現実とかも、仮想現実への橋渡しとしてはまだまだ頼りないレベル。
それから幹細胞系の免疫アップや細胞の若返りなんかを考えれば、バイオの世紀とか言いたい気分も分かるような気がする。細胞系は完全オーダーメイドのように一人ひとりに合わせて作業しなきゃならないかもしれないし。これだとかなりの雇用を創出しそうなんだけどね。まとめて生産して〜の商業主義はできないかもしれないけど、絶対に需要があるし、本当に死なないかどうか?少なくとも寿命を延ばせるのかどうか?なんてのも10〜50年先まで分からないって問題もあるからね(笑) まぁ、そのあたりも免疫関係を回避する技術とかを見つけちゃうのかもしれないけど。
 
別方面で宇宙技術とかいっても、大規模な輸送能力を獲得するのに100年やそこらはかかるのが目に見えてる。月に到達してからこっち、大して進歩していないのは何故かと考えたら、手に届く目標が無いからだろう。宇宙は広すぎる。別の星にリゾート地を作って、行って来いしただけで人生が終わってしまう。人間の冷凍・解凍が出来るようになったとしても、知り合いが居なくなってしまっては意味がない。そもそも超高速の移動手段で革命的な事件が起こらないと始まりもしない。ワープとか重力操作とかミノフスキードライブとか(笑)
軌道エレベーター萌えは確かにあるんだけど、そういう橋を架けたとしてその向こうに何が待っているのかを明確に示せているわけでもない。バベルの塔じゃあるまいし、ブルジュドバイだのスカイツリーだののポコチンのサイズを競ってどうすんだって話なわけで。もうちょっと攻撃的な目標がないことには前に進みそうにない。
 
 
中国の進歩のスピードが凄いのもなんとなく理解した。ネットの嘘って根深いものがあるんだねぇ。賃金や安いことと人口面での有利さがしばらく続くのだろう。中国の強さの前提になっている部分は変化しうるんだけど、一人っ子政策やら低賃金といった辺りの競争力を失うまでにまだまだ30年以上かかりそう。我々が現役でいられる間は中国に勝ち目などなさげ。というか、エレクトロニクス系はどこかのタイミングで発展し切って、利益を引き伸ばすようなターンがこないとも言い切れない。つーか来るし。その引き伸ばしを日本の主導で行えなかったのが痛すぎる気がしてならない。
 
それどころか、下手すると戦争が起こるかもだなぁ。上手く説明できないんだけど、バランスブレイカーみたいなものが出てくるっぽいというのかな。集合無意識とかの領域かもしれないけど、行き詰る=息詰まるタイミングってあると思ってしまう。不満が起こる場所を見極める必要が出てくるのかな。でも経済戦争みたいなものだったら今でもやっているわけで、実際のところ、常に紙一重なんだよね。
 
んー、もうちょっと勉強せんと。例えば先端の科学技術を知らないで未来を語るな、だとか。