魔法先生ネギま! 282時間目

 
デフォルメキャラをデータでください!と思わずにいられない282時間目
 
●要チェック項目
読み逃しそうな要素は特になしかと。
強いて挙げるなら龍宮の立ち位置に注目したい。ゲストキャラが会話に加わるの図(笑) ここからパーティのパワーバランスを掬い取るのがお仕事。
 
●考察
・魔素中毒
……もしかして、魔界は魔素でいっぱい? ギャグっぽくするなら花粉症的なものにしちゃえばいいんだろうけど、魔界って歩けないかも?とか思うと、ガスマスクの準備が必要になるのかな。
なんか、ああいう手袋をしているのを見ると、毒手の使い手になれそう。魔素毒を指先に集めて、電撃+魔素毒で麻痺させる毒手攻撃だとか。応用で魔素で弾丸だとか。
 
・いまさら飛行魚の話
もしかして、全部の飛行魚が飛行機的な機械みたいなものだったんだろうか?(笑) あの鯨とか、全てがジャンボジェット的な大型運搬船ってこと? 遠景から見れば、そりゃ船か空とぶ魚類やら哺乳類だか見分けがつかないかもだけど(←かなりうろたえている人)
空力特性の話なの?魔力のある空では魚類型にするのが最も効率がいい的な?いや、そんな話よりも、鯨が空を飛ばないだとか、なんて夢のない魔法世界!(涙)
 
・フライマンタ
ジョニーさんには悪いけど、魔力消失現象が発生すればその船は落ちる。
つーか、恩人を戦闘に巻き込む気かっ!(笑)
 
 
・グレートグランドマスターキー関連
これで難易度が順調に急上昇したことに(笑) しかたない、6700万人で戦うしかないな!(爆) というわけで、殆どネギ達でやらなきゃいけなくなったわけで。こりゃ参ったねぇ。
7本のグランドマスターキーなんだけど、フェイトもコレを持っていたなんて具体的な情報が入手できたのはオマケにしても凄い。例えば、ここでの問題は残り5本のグランドマスターキー使いが居るって部分だけど(笑) ちょ、まっ、誰が持ってやがんだよ!みたいな。栞を除くフェイトガールズ4人+月詠
 
 
●背景
はさみ〜、ということでキョン妹効果として、背景A−B間に挟むのが効果的かも?という妄言を吐いてみる。まぁこれも明文化されていない初歩的技術のひとつって感じなんだろうけど。
今回は飛んでいるグレートパル様号とフライマンタの中での会話シーンなので、飛んでいることを強調するために、背景を「前」「後」に加えて「間」に1回挟んでいる(背景A-B-Cに中身を挟んでいる)。マンガの構成で赤松先生はAパートBパートの意識があるから、Bパートの開始時に背景として飛んでいる図を入れてある、と。この間の1回が無いと、描写で分からせるには弱くなっちゃうんだろう。
 
乗り込んだりするシーンをネギの気絶でリセットかまして、Aパートでラカン消滅の余韻から龍宮との合流、Bパートでノドカ褒めて、戦うって合意を形成、Cパートは偽明日菜で引き、と。毎度毎度、要素数が多いんだけど(笑)、今回は浮遊岩が浮き上がっているシーンがあることで、魔法世界編ラストバトルの舞台が整いつつある感触が出てきていて、凄くいい。このレイヤーの情報密度が濃くなってくると自然とグレードが上がっていく。
 
細かく見ると、
魔力の枯渇地帯という設定、次に魔法世界の魔力が集まって来ているという作中の事情、それにより浮遊岩の上昇という影響・変化が描写され、更にそこからフェイト達の行動を察知するというキャラの動き、によって作られているので、影響・相互影響により、あきらかに中次背景以上のものになっている。
 
例えば、前回の「空とび猫」みたいなびっくりドッキリメカはインパクトも強いんで目を惹くのだけど、単発の要素なのでイラストっぽい効果になっている。ストーリー型の作品を支配しているのはマクロのコンテクスト(文脈)なので、一見して地味であっても、これら背景に見えるものが最終的な作品の完成度を規定していると考えられる。
……ついでに、背景に関してはアシスタントさんが口ばしを突っ込み易いであろうという要素も考えられたりするので、評価系としても、自分で考えているより遥かに重要なのかもしれないんだけど。
 
 
●表情
褒められのどか?でもあまり印象に残っていない。それなら隊長の胸元に目が行くよなぁ。特になし、だなぁ。
 
●イラスト化
そりゃ、浮遊岩な背景絵が個人的なイラスト大賞なんですけど、ここはとりあえず、パル様のデフォルメキャラ入りまとめ絵でいいんじゃないかと。
ラカンを書いてないこと、ネギの腕に手袋が既に書いてあることを考えると、そこらで30秒ぐらいでささっと書いたんだろ、と(笑) 何処まで事情を把握してんだ(苦笑)
 
パルに話しかけるネギの絵が上を向いて呼びかけいてる構図になってて操縦席は上の方にあるんだ?と分かるようになっているんだけど、内部構造が分かりにくいね。28巻のオマケが有効に活かされていたのは分かったけど、足元に主貨物室への予備ハッチがあっても良かったかも。それと運搬トラック相当のフライマンタをもう一回り大きく描いても良かったかも。あっちこそ貨物用なわけで、貨物スペース小さくね? パル様号がでか過ぎんのか?
 
 
●展開予想(メタ視)
この後で栞がどうなるか?とかにはあまり興味がない。ダイオラマ球で休憩とか言ってるから、仮契約があるかもしれないけど、まぁそれもいいんじゃないかな。問題になるのって言えばアーティファクトぐらいだし。
 
いま考えているのは、魔法世界編が終わった後の部分。
フェイトのリライトを阻止して、結果的に問題の先送りだけして麻帆良学園に帰ってくることになると思う。その後しばらくは明日菜の二重人格問題に取り組むことになるとして、その辺りはいいんちょの出番だからいいよね。問題はその後なんだ。最終的にナギに到達しないといけないんだけど、2学期の後半って何をやるんだろう? クリスマス後の冬休みは遠出するには最後のチャンスになるかもしれないんだけど、タイミング的に何を、どうするか?ってのがもうすぐ始まってしまう。
 
この問題は今が旬なんだ。今、考えておかないと仕込みに間に合わない。
黄昏の姫御子の設定を掘り下げれば、明日菜を奪うために、MM軍が麻帆良学園を攻めてくるようなイメージになるんだけど、それって何かの結果として引き起こされないといけないんだよね。超鈴音が現れるとかしてそれを撃退できたとして、ナギに繋がっていかなきゃあまり意味がない。
するとフェイトかライフメーカーに、何処其処へ来いだののヒントを出させることになるのかも?だとかで繋がって来てしまう。この辺りの「次の話への接続」が今回のラストと関わってくる可能性を考えないとお話にならない状態に来ている。
 
魔法世界に、造物主と黄昏の姫御子が配置された理由とか、ゼクトは単なる武者修行だったのか? アマテルが戦った「敵」やその理由、もっと先まで考えれば、マギステル・マギは名誉職じゃなくて、その敵と戦うための人材を生み出す装置って可能性まで出てくる。
 
まぁ、アウトラインだけといっても完全な形で予想するのは無理だけどね(苦笑)
 
 
●感情移入
・10歳の素顔
まぁ、特に書くべきこともないんだけど、何気にグレートパル様号か正式名称ぽかったりが判明だとか、たぶんラカンを父親的な扱いで見ているであろうこと、重荷を背負っている10歳の少年の素顔なんかが見開きの2ページ使って描いてあるのは無視してはいけない。分かり易くプライベート。
ここは、後でネギネギとみんなに名前を呼ばれて「みんなで行きましょう!」となる部分(パブリック)との関係でみて、文法的な前置きに相当するのかもしれない。
 
・千雨とか朝倉とか
「あのラカンのおっさんもな」←この話はノドカの手柄なので、本当は言わない方がいいセリフ。良い報告は最速である必要なし。
この後でネギがちゃんとノドカを褒めたり評価したりしているから粗になっていないだけなんだ。これを「ノドカさん、聞きました。凄いですね!ところで……」と言ってあまりホメたりせずに話を流してしまうと、千雨に対して周囲から冷たい視線が降り注ぐことに…………なりかねない。ネギが気が付かずに結果的にフォローに成功している。それからこの場面での朝倉の行動にも注目しておきたい。JCに対しての報酬は金じゃなくて褒めたりなんだりの精神的なモノにならざるを得ないので、このシーンは意外と重要なところだったりする(笑) 例えばフェイトもホムラ達と会話して褒めたりフォローしてたりを描いている(234時間目)これもネギまのコダワリなのか、面白いところ。組織作りというか、求心力の描写というか。褒めたり照れたりは描き易いのかもしれないけど。
 
話は戻るけれど、実際はBパートへの繋ぎのためで、ネギま!では良くある「機能的な台詞」でしかないんだけどね(笑) ……ここから逆に千雨自身が嬉しくてつい喋ってしまった、と見てやる方が可愛く見えていい解釈になるんじゃないかと(苦笑)
 
・ノドカと夕映
ノドカが褒められている所で「冒険者」に傍点のが打ってあるのは、褒めるの上手すぎるだろ、お前! と思わないでもないんだけど(苦笑) ともかく、解説なしだから一般読者にも意味が取れるように重複させているんだと思う。
自称よりも他者からの評価が基準になるから〜と面倒な部分はともかく、夕映のタコきゅ〜な場面と同じく、報われる幸せの描写。気になるのは、夕映を1コマ入れてあるところ。かすかな嫉妬?と思わなくもないんだけど、エミリィの生首を持った手前、ノドカからの情報に期待してのコマなのかな。
 
・ゆーなダルク
ゆーながいい感じに動き出したので、話に絡みそうだね。ドネットとゆーな
ママ、「元気」繋がりでセラスまで関係してそうなので、ゆーなが魔法世界編である程度まで動いてこないとたぶん要素が使いきれない。特にドネットさんとかがね。セラスの関係者となってくると、夕映、コレットベアトリクスとも接続するはず。勇気で回しちゃってるけど、元気は最強!で回さないといけないように思うんだけど、どうなるかにゃ。
ゆーなの「簡単じゃん」はこれまた機能的な台詞で、分法的な前置きだね。木乃香を犠牲(笑)にしつつ、龍宮に否定させて全員を黙らせて、そこから「でも!」「だが!」を使って強さを魅せている。
 
バランス的にはゆーなだけ仮契約が出来ればいいのかもしれないけど、ゆーなが仮契約するのにまき絵がしないなんてことは考えられない(笑) するとアキラは果たして何もしないで見ていられるのだろうか?とか思ってしまう。どうすればいいんだろうね?うん、わかんない。なるようにしかならないと思う(苦笑)
 
 
●千雨&いいんちょ
千雨が元のサイズになりました。イヤッホゥ! 私的に大勝利状態でおます。
 
アスナと偽いいんちょ が並んでいます。あきらかに構図的に狙っているんでしょうけども、偽アスナだと分かった途端に大きくなる千雨(苦笑)
千雨も偽アスナの一人って扱いなのがちょっち……(笑)
 
関係なさそうなんですが、ダイ大の後半を読み返してまして、やっぱり良作でした。今回 読んでて気になったのはレオナなんですが、強くて賢いんですよね。これってネギまに居そうで、居ないキャラ性をしてまして、強い子の場合はたいていおバカに描かれていて、逆に賢い子はそんなに強くないんですよね。強いバカはアスナタイプ、弱い賢い子はネギとかですね。なんとなく、レオナのようなタイプって文系的賢さなのかなぁ?とか思ったのでした。レオナも分類すれば「強いバカ」のタイプなんですけど、その賢さがネギまのバランス思考キャラと一線を画す要素になっている気がするんですよね。リーダーシップというかアグレッシブというか。「真理を看破し、強く善を貫く」という正義のかたちは、是非とも加えたい要素です。
 
それからダイ大の24巻に、レオナが5人目のアバンの使徒になる話があるんですが、そこで「痛みを分かち合えないもどかしさ」「言いたい事も言えない」だから「試練に打ち勝って仲間になる」……という会話の流れがあってレオナが仲間に加わるんですが、こういう現象がネギまでも今後の課題になるんです。仮契約組が軒並みレベルアップしてきて、居残り組との格差が大きくなって来てます。例えば、今回の龍宮なんかもネギパーティの現状に対して、驚き役をやることになっています。そうやって現状を確認してからじゃないと参加できないんですよね。後発の居残り組が途中参加する場合、実力が無いと厳しいんです。仮契約だけすればお仲間さん、みたいな話になってしまいそうなんですが、実際には試練が必要なのかもわかりません。少なくとも今いるメンバーの大半は魔法世界にやって来て、バラけて、苦労を分かち合っています。まき絵なんかは全然苦労しなかった!とか思っているようですが、そんなのただの主観ですからね。行き倒れになる経験なんて(してたらバカですけど)あんまりできませんからね。
 
で、いいんちょが言いたい事を言うべくさっさと仲間になるべきだ!とビューティフルにまとめたかったんですけど、いわゆる仮契約の前に試練を通過しなきゃならんのだろう、と。ネギまでは試練があることで仲間になる資格を得る、という直接的なニュアンスを出しちゃうのはダメっぽいんですけど(笑)、強みが明確になる(ミナカトールを得る)ような試練が設定できたら面白いでしょうね。
そして龍宮は今回も仲間になりそうもないよなぁ(笑)と思ってしまう真の理由は、その「試練の無さ」にあるかもですね。フェイト側に龍宮に対応する敵になりそうなキャラがいないっていうか。
 
ポップって抽象度が高い段階で「なんとなく出来ちゃう」から天才なのかも。気合やら根性だとかで処理されたら、具体論的に強い連中は泣くしかないもんね(苦笑) だから洗練された気合が必要なるんだけれども、その話はまた別の機会に。
 
 
●後記
いつものことながら、長文過ぎるのでこの辺で終わりにしたい。書き残しももう思いつかない。校正?なにそれ美味しいの? ねむっ(終)