魔法先生ネギま! 283時間目

 
GEで晶先輩が彼氏を呼び捨てにしているのがやたら重たい件(苦笑)
それはともかく、ネギまの考察関係でめんどくさい作業が2つに増えました。こりはちょっち終わる自信が(笑) うーん、何も出せないかも?
 
 
●要チェック項目
「鬼神の童謡」は効果がないようですね。結論からすれば、無反応ではなく、変身能力によって効果をキャンセルしていたという結果に。
 
 
●考察
・いどのえにっき
まず二重人格を相手に使う当てがこの先あるのか?というと、黄昏アスナ+明日菜以外にもライフメイカーに身体を乗っ取られていそうなゼクトだかナギだかが有力な候補として存在しますね。ノドカの出番は安泰(笑)
 
人格だのなんだのの話は、たぶん超地味霊さよちゃんだとか茶々丸の思考も読めるようにしておくためか何かでこういう仕様になっているんだと思われます。あの2人は意識や自意識の定義が曖昧で区別が付きにくいですしね。
 
 
・闇の侵食
考えてみれば明日菜の魔法無効化があれば、侵食も打ち消せそう。これで依存の関係に持ち込む可能性も? それよっか、ネギと実力的にかなり差が開いたので「すぐに追いついてみせる!」とばかりに明日菜ががんばる展開が待ち遠しいです。その時にはいいんちょも負けませんわーって(涙)
 
 
・栞の変身
対象者に成り切るところが強みなのだけれど、偽明日菜の人格部分が自分のことを「偽者である」という自己認識するに至った今回のような場合、継続して変身し続けることが出来るのかどうか?という問題があるかもしれません。
自分を偽者だと“知りつつ”も変身できるのか。もしくは、偽者だと分かってしまうともはや変身はできなくなってしまうのか、偽者だという自己認識は阻害されて、知らないまま明日菜になりきれてしまうのか。
……ネギがみんなの前では明日菜に変身してて欲しいと頼む可能性も?
 
アーティファクト
うーんと、自分達で開発した道具をアーティファクトとして登録可能っぽい感じが。栞の変身術もフェイトの開発したものみたいだし。でも、あまり意味はなさそうですけどね。というのも、今まで持っていなかったアイテムが手に入るって部分に大きなメリットがあるわけなので。
 裏技的試案だと、ネギとハカセアーティファクトを開発するような展開に出来たりしますね。そして技術的に困難な部分に関しては未来の超鈴音にメッセージを残しておけば未来の技術で開発してくれる可能性がある、と。アーティファクトは登録か何かしたら時空間を越えて届く可能性があるので、4次元か、もっと上の次元に仕舞ってある可能性が高いのではないかと。
 
●背景
ザザァ・・ン
 
「打倒ラカンさん」の文字が、痛ましくもあり、記憶と場所を関連付けるのに有効な、キャッチコピーに近い効果がある印象も。温泉は「テルマエ・ロマエ」ネタがあってもいいかもしれない(笑)
 
 
●表情
最優先課題は、栞のタレ目を今後も堅持していくことだとして、柔らかい雰囲気をどう出すのか?とかですよね。
今回は明日菜がくるくると表情を変えながら展開してて、大分とっつき易いキャラになってきたかなー、とか。
 
●イラスト化
特に無しだけど、着エロ展開、乙ですね。
 
 
●展開予想(メタ視)
・アーニャと栞で人質交換? 微妙だなぁ。
 
・そろそろ魔法世界のラストピースを明確にする展開が来るとか? 
亜子にとってのナギは幻だったということを利用した展開はあるのかなぁ
 
・魔法世界人は現実世界だと魔力が足りなくて長く生きられない?
→ゆーなママとか 3−Aメンバーの母親は魔法世界出身? その場合、少なくとも木乃香は両親とも現実世界の人間になりそう(笑) まぁ30人の母親が全員死んでるとかの確率は流石に気持ち悪いレベルなので、そういうことは無いと思いたいんですが。
 
・先に仮契約かなぁ? ダイオラマ球の中だとアーティファクトを使った練習みたいなのが出来るので。まき絵は五重の武装みたいなヤツで微妙に中距離がレンジかな、と。問題はゆーなのアーティファクトなわけで、武器系の場合は近接戦闘だとスキルがないから、遠距離での援護や射撃がメインに成らざるを得なくて。魔法の素質があるので砲台としての魔法使いに進化する要素は押さえつつも、その本質は周囲に勇気を与える戦乙女の方だろう。それには先陣に立って戦わなきゃならない。鼓舞のマジックアイテムの可能性をちょっと残しつつも、やっぱりキッド的な要素で射撃武器、かなぁ。なのでハンドガン系の連射の利く取り回しの良いものに成りそうな感じ。
そうなると龍宮のアーティファクトがハンドガンではなくなるだろうから、その辺りとの兼ね合いでゆーなのアーティファクトには注目ですね。小型のバズーカとかでもいいんだけど。あとはグレネードランチャー(当然、アンダーバレル式!)に対するちょっとした憧れとかがあるんだけど。なんか切り札みたいな。……FPSやってたらウザいだけかも(いまググった)
 
 
●感情移入
偽明日菜バレ展開。基本的にドタバタしているんだけど、龍宮が居ることで色々と楽しい仕上がりに。
 
Aパートはネギと明日菜の濃密な(以下略)。ラカンの消滅を明日菜の口から聞かされると、独特な恐ろしさが感じられますね。これなんだろうなぁー、真実を指摘されたから? 隠していたことで弱点化してたから? じゃなきゃ、メタ化による「ハッ」とさせられる効果なのかな?
 
Bパートは表面的には偽明日菜の正体を暴くための展開。冷酷無比αな龍宮によって甘ちゃん温情主義的なネギとの対比が引き立ちます。まず千雨・ノドカが先に試していることで「普通に考えられる最善手」みたいなものが積み上がっていて効果的でした。このあたりは今週のジャンプの「へたっぴ」でハンタの富樫先生が言っていることに近いやり方になっていますね。ウチの表現だと「第三の答え」と呼ぶものに近くなっています。
 
裏側では栞の感情が徐々に盛り上げていくようになっていて、二重旋律的な展開になっていますね。ネギの温情主義がこっち側でダイレクトに機能しているのが大変に笑え 美しいですね。栞のモノローグはもう、絵のイメージ的にも名塚佳織さんしかいないだろ、常考!みたいな気分にさせられてしまいます。さぁ、真の名前はなんでせう。今ならナナリーとか付けてもまさかコードギアスネタだとはバレませんぜ、旦那?(ぐえっへっへ)とか下品な感想をここに記すところであります。
 
 
・隊長、オモシロ!
おちゃらけてないからこそ、傍からみてて面白いわけで。真面目ないいんちょとは別の意味で現在のネギま!に必要なシリアス方向へ引っ張っていくのが良い案配ですね。スナイパーの癖に最速最短の手を打とうとする辺りに親近感すら感じます(笑) そうだよ、こういうキャラが今のネギパーティには必要なんだよ!みたいな。7元徳だと何になるんですかねぇ、正義なのかなぁ。
 
仲間に対する責任を説いたり、ゲストなのにネギに対して「逸脱」とか言っちゃったりする言葉攻めがSすぎて堪りません。
 
体術でまだ古菲や龍宮達には及ばない辺りを微妙に描写してあったり(笑) 食らい付くがピッタリの感じも丁寧だったりとか。

 
●千雨&いいんちょ
千雨、メタ発言禁止!(笑)
チョイ役だけど、千雨の存在が利いててグッドでした。隊長も好きなキャラだし、今回もイイ話だったなーって。
 
千雨は、7元徳だと「節制」になるんですが、本来のヨーロッパ7元徳の語源的な意味よりももう少し現代語の感覚に近く「バランス」の方向ですね。
このため、ミクロの人間関係だと間に入ろうとするんですよね。そして本来あるべき方向へ修正や改善を図ろうとします。仲良しこよしの3−Aメンバーでは、脳天気すぎて居場所が無かったのかもしれません。
 
しかし彼女の本質・本懐は、マクロの様な大きなレベルでバランスを取ろうとする辺りにあります。世界の危機に際してバランスを取ろうとするからこそ、今の位置に居るわけですしね。
こういう背後関係で見えているので、今回の様な話であんまり役に立たなくてウロウロしているのも楽しかったりします。隊長の参戦で「取るべきバランス」が出現しているのもプラスでウハウハですしね。
 
 
●後記
眠いので簡単に。
先生の日記の話題なんですけど、女性向けにシフトしていくのは今更感が大きいですね。あまり反対するつもりも無いんですけど、今からトレンドを追いかけるのはどうなんだろう?という意味の不安はあります。現状のマーケット分析よりも半歩先を考えて準備していくべきかも?なんですけど、それが何になるのやら?の話だとか(笑)、仮に分かったとしてもその「半歩先」が来るのに時間が掛かるようなら、女性向けの要素を取り入れておくべきかもしれないっていう。未来を予想するのは大変ですね。
 
条件的に考えて、女性キャラ出しまくりのネギま!で女性向けにするのは、正直、難しいような? バトル化で王道展開に移行するのは既にかなり前から進行させているし、今から打てる手は少ないのではないかと。メリットを伸ばせないのであれば、デメリットの回避に注力するのが基本ですね。
女性向けのイメージっていうと、ブリッ子とかの男に媚びてるように見える可愛い系キャラは出さないとか、モテなくしちゃうとか、ハラ黒いとか、悪役になっちゃうとかって話ですよね。木乃香とか完全に黒化を進行させちゃうのかなぁ(笑)
 
ワンピの合言葉である「泣ける」なんかにしても、感情が動いたという話、つまり「感動の一形態」なわけで、感情が動くと面白いと認識するように出来ているようで、消費者側は物語で感情が動かされる体験を期待しているわけでしょう。それが王道の鍵になっている質性・コンセプトですよね。
ネギま!のエンタメ性はアレもコレも!っていうサービス精神が旺盛なものなので、「燃え」や「泣き」っていう一つの感情を高めていく方向にはあまり向いていない感じなんですよね。まぁリライトで消されたりで悲劇展開もかなり真っ当にこなしてはいるんですけど、なんとなく笑いの要素が足りなくなったり、復活を予見させちゃってたり。
このところは予想外の展開が多くてインパクトもあるんで(今回だったらクラスメイトじゃないキャラとも仮契約しちゃった!みたいなw)知的興奮を誘う方向でインパクト強めで展開させていくのが良いと思うんですけどね。
 
小さな変化で競争優位性を確保っていうと、どうすればいいんでしょうねぇ。
 
 
なんか、本編関係ない後記になってしまった(笑) 来週の休載はエゲツナイですね。では、また。じゃあの