魔法先生ネギま! 286時間目

 
丸イスの上に銅の剣なので、短く短く。……あーやの指輪とか?
 
●要チェック項目
亜子の腕輪は14巻124時間目のベストカップルコンテストの賞品で、上位3組まで貰えるという設定ながらこれまで使っているところを見たことが無かったという逸品 …… のハズなんだけど、デザインがちょっと違っていたりする(苦笑) 14巻の表紙をみると分かるのだけど、左から来た輪が上に、右からの輪は下に入らないといけないんだけど、逆になっている。しかも前回登場時は右手に2つのワッカがあるけど左手には無し。今週も3コマぐらい描き忘れているという(笑)
編集、アシスタントともにチェック機能は働いていなかったり。まぁ、締め切りの関係かな。
 
問題はこのタイミングでブレスレットを身につけていたということなわけだけど、未練タラタラってことでしょうか。
 
●考察
・鎮魂の巫女(?)
このままだとゲーデルのトコで暴走した時にネギが戻ってこれた決定打が、朝倉とノドカのオッパイ説ってのが正しかったことになってしまうわけです。やはりおっぱいは作品的に奇跡の力を(以下略) もしくは、ゆーな達4人だけのスペシャル能力だったりして。
 
4人ぐらいをベタベタとまとわり付かせたまま戦えばいいんじゃね?
まき絵シールドッ!」とか(笑) だってホラ、1人2人トマト的なことになっても代わりが(以下略)
 
例えば、闇の魔法ロボっぽくクラスメイトを操縦者として「合体」できればいいのかもしれないけど、その代案としてパクティオカードをネギ本体に触れる形のジャケットでも作って守らせるとか? それも変だしなぁ。
 
「手当て」なのはいいとして、接触箇所が「回復」したのは何故だろう。これが「ヒント」なのかどうか。回復ではなくて「秩序化」なのかも。
 
力の根源に対して、表面的な誤魔化しは効かない(273時間目) かといって、その根源を捨てたり解決してしまってもいけない。侵食が進まないようにする技術的解決を、クラスメイトとの接触から見出す展開にならないといけないのだけどねぇ(苦笑) どうするつもりなのか、さっぱりわっかりません
 
 
●背景
月が2つ出ていたり。それから丘の上にあった家らしき場所で寝かされているネギ。一般人には移動が面倒臭そうな場所だなぁ(苦笑)
反対にルーナは待ちぼうけ。食事とかはどうしているんだろう。隊長の料理 …… できるのか? サバイバル系とかで男の料理っぽいものは作れそうだけど、むしろまともな物を食べさせる気があるかどうかに不安が。「パンだ、食え」的な?(笑)
 
●表情
やはりここは最後の亜子でしょう。今回は亜子で回しているのもあるし。
頬に手を当てることで、髪の毛が変形しているのが、特に素晴らしいですね。意図的なハンコ絵による表情のふり幅の低下にも対処してみせる作者。ナイスですね b
 
●イラスト化
まず扉絵。ゆーなとまき絵は衣装があるのに、亜子とアキラはメイドセットだったりするという(笑) 栞がネギの後ろに陣取っていたりするのも面白い。何気に中心に配置されているこのせつ、端っこが定位置と言わんばかりの千雨。目が点で処理されちゃってる夏美とさよ(笑) 加えてアーニャとかアーニャとかアーニャが(以下略)
ゆーなにマフラーっぽいものがあるような気もするし、単に左肩の衣装の光とか影とかのような。同様にまき絵の背後に丸いような何かがあるが意味不明。魔法使いっぽい帽子か何かだろうか?
 
運動部の4人がネギに手を当てているところも、ちょっとイラストっぽい。
 
●展開予想(メタ視
次はゆーなで展開ですかね。両親のことを幾らかでも聞けば、戦うべき動機を得られるのかもしれないし、ちゃんと(やるべきことをやって)帰るっていう理由が出来る、のかも。
 
ネギの側は看護のローテ的に起きた時に亜子がいるかは微妙ですが、実はそこまで作者が考えてなくて、ネギと亜子がちょっと会話したりするってのが予想されます(笑) 明るい内に戦い終わって既に夜だってので時間が進むのが妙に早いってのはあるんだけどね。
 
まだダイオラマ球で休憩していない古菲や小太郎を混ぜて、闇魔獣ネギとバトルするのも面白いかも。エヴァ入れて5対1みたいな(笑) このちゃん大忙し?(回復で)
 
 
●感情移入
今週はAパート短めで扉絵は見開き。Bパートは戦闘シーン混ぜ込みつつもクラスメイト回でまとめて、Cパートは上段がゆーな、下段が亜子という分岐(?)で〆。
 
・夕映とノドカとコレット
ヘソ出し夕映で二人してボロボロ。
夕映の記憶喪失は、パッと思い出せる範囲だと「花より団子」で好きな相手のことだけ忘れてしまい……ってネタがあったのだけどー、偽ネギが出てきて夕映をたぶらかすわけでもなさそうなので、この後がどうなるのかは分かりませんね。
夕映にとっては1巻以降の記憶がないのがポイントなので、いま前提になってしまっている知識をうまく隠してネタを作れるといいんですが。刹那さんはメチャクチャ強かったのですね、だとか。個人的には小太郎との因縁を忘れている部分を上手く使って欲しいところです。が、小太郎自身も仮契約などをこなしていることから、以前と同じ会話をリフレインさせたりするのも難しいでしょうし、脈がなさそうな筋だったりしますね。
 
ノドカはー、解決不能の問題を知っているのに、逆に知っているせいなのか、「リライトからの復活」を強く意識している描写が続いていますね。実際のところ、世界を救うという目的において、ネギとフェイトは敵対していません。方法論や手段の違いでしかない。しかし作者は意図してのことなのか、ノドカとフェイトは対立する流れになっています。ノドカがネギに対してどういう風に影響していくのかが今後の見所の一つだと言えるでしょう。彼女も意固地を抉らせてるっぽいから、結果を認識してなさそうな辺りが楽しいと言えば楽しいのですが。
 
コレットは素晴らしいですね。麻帆良学園に出張ってこれない可能性があるだなんて、もったいない。もう少しネギと絡んでも面白いかも。特にまき絵と対決して欲しいです。
 
木乃香の脇役っぷりに泣いた。

 
・運動部4人組
ネギに亜子を襲わせたいという作者の都合のため衝撃波で吹き飛んでしまった ゆーなとまき絵。5メートルぐらいのノックバック。
特にまき絵は吹き飛んだ時は既に変な方向を向いていたので半回転ひねりを入れて着地(笑) ゆーなは胸が重かったのでしょう。
 
弐の太刀みたいな変な攻撃方法で、4人を避けて背後が爆発。ここの結果を受けてまき絵はネギ君は自分で止めたもん!と発言。
 
凍てつく氷柩は、最上級呪文の「おわるせかい・こおるせかい」と比較すれば下位に相当する。20巻182時間目で明日菜が食らったものと似ているように思えるけど、個人的な見解としては別かな、と。エヴァが一瞬マジになって最低10年氷漬けコースの「こおるせかい」をぶっ放したと思っているため。凍てつく氷柩なら「この程度では死なん」と言えるだろうし。
 
怯える亜子、一途に想う強さを見せるまき絵。この辺りの展開は巧い。特に亜子に怯えさせることで感情表現の幅が生まれていること。その後でカモに弄られて感情がくるくると回転していくことになっている。まき絵は久しぶりの魅せ場で格の違いを垣間見せた(年期的な意味で?) ゆーなが頭に手を置いている辺りの攻略的ムードが美味しい。頭・心臓・右手・左手で1人づつ触ってたらいいんじゃない?なんて思ってしまうものね。
 
まぁ、後はネギを大人バージョンにしてしまう強引さがちょっと欲しい。
 
 
●千雨&いいんちょ
今週もそこそこ出番をキープしてる千雨。よい傾向ですな。ネギが暴走することで視点を失い、ある意味でイベントキャラ化したための代理って意味合いが強いわけですが。
いいんちょでもある高音がゆーなのイベント起動キーを務めるようですが、ここに千雨が居合わせるのも面白いなー、とか。
 
●後記
んー、特になしかなぁ。ノックバックを思い出すのに時間が掛かってしまいました(笑)