研究ノート

 
本気でタグだけあればいいや〜とか思ってんだけど。
 
 
●経済 <経世済民>(けいせいさいみん)
随分前に「そもそも経済ってなんだろう?」と思った時に、この名称を使っている段階で最終的な議論が終了していたのに驚いた。金を儲けてどうするのか?と言った問いは、最初から経済の外の話だったわけで。
「世を治(經)め、民を救(濟)う」
ビジネスでも金儲けでもエコノミーでもなんだろうと好きにやればいい。だが「経済」をやるつもりならば、世界を救え。人のためにあれ。最前線に立て。誇りを掲げよ。そして悪を駆逐するのだ。
 

 
●「道州制」と「公務員の人件費削減」
道州制は新たな経済圏の創造的な文脈でみるよりも、公務員の人件費削減の文脈で見るほうがよいと思われる。地域行政サービスは道州制にすることによってその機能を集約することになり、行政サービスを平準化するなどして人数そのものを大きく減らすことに繋がる。結果的に公務員の人件費が削減されることになるのだろう。
 
●解決策の使い回し → ハブ化へ
日本各地に空港が100ヶ所もあったりするのは「管理する地域の細分化」と「解決策の使い回し」に原因がある。零細空港の赤字に税金を投入するのは無駄だけど、空港が無いと「隣の県にだけ人が集まるようになって負けてしまう」的な発想が強くなってしまう。空港だけじゃなくて、コンサートホールだので成功すると、「ウチも」「ウチも」でアチコチに同じような施設が乱造されることに。国が補助金を出してくれるのなら、作らなきゃ損するとかって流れね。んで、地元の建設業は潤うので誘致したり、マージンでウマウマとか色々ね。
管理地域の細分化に対抗するには道州制なんかの統廃合を進めることになるんだけど、そもそもなんで細分化するのか?というと、統治手法としてみれば報奨のためなんだよね。王などの統治者が、部下に報いるためには、土地を分け与えたりする必要があった。これが外的な戦争の圧力になっていたんだけども、企業活動的には「ポストを新設」して、そこの部長とかにあてがうって手法になっていったわけだ。チェーンストアシステムなら、店長が沢山必要になる。逆に言えば、店長クラスのポストが量産できることになる。子会社なんかの社長ポストみたいなものはサル山のボスザルみたいなもんで、細分化して偉くしてやると不満を殺すことが出来たわけだ。
エンタメもジャンルを細分化すれば、頂点を複数化できるのよ。第一人者が増えた方が成功者が増えて嬉しいやろ。
 
解決策を使い回してしまう前提には細分化があり、それが集中と分散で言う、分散になってしまっている。分散は負荷の軽減に有用だけど、複雑化しすぎると効率が悪い。ハブ&スポーク理論のように、拠点を決めて集約しつつ、負荷の分散などを効率よく行うのが良い。この辺りも戦略やデザインの問題が大きくなってくる部分。誰か音頭とれって話なわけで。
 
●高エネルギーは必要
人類の文明が拡大志向を続ける限りにおいて、原発のような高エネルギーは必要になる。別に原発じゃなくてもいいけど、ともかく何らかの高エネルギー源は必要になってしまう。反原発は構わないけど、高エネルギー自体は必須。前提である文明の拡大志向を止めることは、日本の都合では無理だ。日本人がいくら放射能だの反原発だの騒いだところで、この前提が変わらない限りは不利益を生む態度でしかないのだ。遠い未来に、ロボットだの宇宙旅行だのをする時になってエネルギー後進国になっているのは許されない事態である。
自然エネルギー太陽電池や風力、水力その他)でまかなえる!とか言っちゃうのは、近視眼的過ぎ。現状維持だけを考えて、超長期のスパンに目を向けない態度はノーグッドなのだ。
 
●子供は3人以上
父と母から生まれる子供が1人の場合、2人掛かりで1人しか作っていないのだから、両親が死んだら人口が半分になってしまう。子供2人で現状維持、3人から人口増加ですよ。母親が子供を出産できるのは大体45歳までの30年ぐらいの期間。この30年ってのは1世代ですよ。人口増加の考え方では、つまりハタチの子供と、アラフォーの子供では、価値が違ってしまうのだ。早く産んで貰った方が人口は増えやすくなるからだ。
だからって「産め、育てろ!」と言われてどうにかなるって訳でもないし、人口増加の効果・影響が出始めるのは成人する20年〜30年後から。この辺りには自然と子供が増えていくように仕向ける「ある種のデザイン」が必要なのよね。大学までなんて教育にお金が掛かって、社会に出て仕事するようになると、婚期はどんどん後ろにズレてってしまう。大学なんて止めたっていいかもしれないよ?
こういうのは政治だけの問題じゃなくて、教育やエンタメも影響していく文化や風潮の領域もあるんだけどね。
 
少子化と日本の住宅問題
例えばだけど、日本の住宅の大半を、夫婦と子供3〜4人が住める家にしたらどうだろう。税金などの優遇措置を利用させる形で誘導して、結果的に一番安くなる形式に持っていってみるとかしたらいいかもしれない。家のサイズに合わせて家族プラン練らせたら勿体ないでしょ。
少子化になれば土地は余るんだから、狭い家に棲むのは逆に贅沢だろう。家も工夫して、セックルし易いように防音だのは義務化してみたらどうか。色々なアイデアがあっていいと思う。
 

「危機をチャンスに変えろ」 (前編) 〜G20サミットの舞台裏

 
「危機をチャンスに変えろ」(後編) 〜予算編成の舞台裏

 
 
●Peace and Happiness
through Economic Prosperity and Democracy
「経済の繁栄と民主主義を希求する先に、平和と人類の幸福がある」

(Project X 麻生太郎の挑戦 〜中東に平和と繁栄の回廊を描け)(Youtube版は削除された)
 
うむ、やはり麻生さんはカッケーのであった。