魔法先生ネギま! 288時間目

 
君のいる町、瀬尾先生の悪い癖が出ちゃった?とか思ってしまう内容で苦笑い。無理矢理に肯定しに掛かっているんですが、流石に妄想じみたレベルになってしまう。たとえば腹違いの兄妹とかだったらしょうがないよね、みたいな感じで。これぞ肯定批評っ(←また適当な造語) ただし提灯記事まで半歩の距離っ(笑)
 
 
※今回の「要チェック項目」はお休みです
ちづ姉が「先生」と言っているのがネギのことだと気付くまでしばらくかかってしまった(苦笑) タカミチのことかと思ったぢゃないくわ。
 
●考察
・心理の変化
 
 弱かった。だから仲間を守れなかった。
 強くなりたかった。強くなれば全て上手く行くのだと思っていた。
 
 今は強くなったけど、今度は自分が仲間を傷つけてしまうかもしれない。
 
 みんなは僕を好きだと言ってくれる。
 でも、自分に愛される資格などあるのだろうか?
 
 
……といった感じでしょうか。
強くなったからって上手く行くわけでもないってことですね。魔獣化を乗り越えちゃったら、強くなったし、上手く行っちゃうのかもしれませんが、そこから先はまた赤松先生が何か考えるんじゃないかと(笑)
 
アキラのやっていることは高音がゆーなに母親のことを伝えてしまったのと同じことをしていますね。余計なことを言っている。ネギが友達を(意図せずに)傷つけてしまうことを回避しようとしているわけで、アキラのワガママです(笑) ネギ君に選択権などないという前提はどうにかならないのでしょうか?(笑)
案外アキラ自身のストレス解消だったのかも。
 
 
・というわけでアキラについて
なんとなく「けいおん!」の澪っぽい感じに見えるアキラ。
律に相当するキャラがいないのと、アキラの背が高いことから「守られる側」ではなく、「守る側」のキャラに作られているのが一番の違いかもしれません。
 
アキラのキャラ性を考えていると、その優しさを「半生」「半熟」みたいに感じる部分があります。中心軸的な「真っ直ぐ」とか「ストレート」による優しさではなく、いわゆるツンデレで言うツンの部分を律に委託できない澪というか、するとデレか?っていうと、デレでもないような。かといってクールビューティや素直クールみたいな感情表現にテレが無いってタイプでもない。ちょっと表現するのが難しい。
 
自己の意味では、他者を中心に思考しているので、本人の素直さがむき出しになって感じる部分が「はんなま」という印象に繋がっているみたいなのです。この他律中心的な態度は、内と外の範囲が外部に拡大していて、友達は「他」人ではないという仕組みなのかもしれません。ネギとの会話はアキラの潜在的な認知空間上では内側なのかも。俺が俺が主義的な人間らしさ(臭み)からすると、アキラの脱中心的なキャラには消臭効果が感じられるかもしれませんね。
 
「みんなが好きな“自分”を認めないのは失礼だゾ」(ちょい改変済み)
……これも、ペルソナ的な他律中心の思考法ですね。明日菜や千雨がネギを見ててやらないとダメだ的結論に至るのと同じです。自分を自分で信じるというのは循環論法的なのであって、どこか無根拠になってしまう。だから他者と相互に信じあうことで、自分のポジションを外部から確認したりする。記号学で言う相互排他的な在り方が「内面的な自己」のぐるぐるから脱出する方法の一つになるのですが…………ネギはそんな簡単に解決しないでしょう(笑)
 
複雑に考えないとしても「みんなが君のこと好きなんだから、自信を持ちなさいよ!」っていうプラス評価型に対して、「みんなに失礼だゾ」というマイナス回避的な評価方法(戒め)は日本人にもネギにも有効でしょうね。褒められるのが苦手で、怒られたりダメって言われるのが嫌だっていう。みんなの誇りを守るために、自分を奮い立たせる必要があるっていうのはネギに向いている思考法でしょう。
 
 
●背景
建物は丘の上にあるハズなんですけど、背後に見える海や浜辺との高低さが感じられないために、浜辺に立っている建物みたいな感じで見えてしまいますね。よく分かりませんが、水平線が腰のレベルよりも低くならないとダメなのかな?
……GWで先生ボケかました?とか本気で疑ったり(GW前に完成しているはずですけどね)
 
●表情
何箇所か顔で演技してますね。印象に残るのは、いいんちょのステキ笑顔と千雨のラカンの嫌な顔風の口元。それになんというか、アキラには妙に目力があるような?書き分けか何かの理由があるのか知らん。
 
●イラスト化
亜子の寝ている姿を中心にしつつも、視点(意識)は魔法薬に向けさせてて思わず巧いな、と。
……ただ、ローブを掛けていったにも関わらず、最後のページのコマで描き忘れだか寝相の都合だかが残念(笑)
 
 
●展開予想(メタ視
仮契約としては前フリに相当するのでまだまだ時間が掛かりそうですねぇ。2週空けの内容としてはこれはちょっとインパクトに欠けている気がしないでもないんですけどね。
 
文脈的にはこのクラスメイト編で魔獣化に対抗するヒントらしきをゲットしていく展開のハズなんですが、1日を1時間で経過させられる魔法球の中なので、まだあと2時間(2日)ぐらいは余裕がありそうな感じですね。
 
いいんちょ達は明らかに間に合わないような。
 
 
●感情移入
いいんちょのためにあるかのよーなAパート(嘘)
アキラの登場からBパート突入で、千雨以下 逐次投入で加速させてオチ。
 
「お義姉さま」は、ネギの従妹という通常の意味なのでしょうか。もう結婚する気マンマンからの発言なのでしょうか?(ドキドキ)
 
亜子の手元に魔法薬を置いておかないと、いや置いてあっても起きたら恥ずかしい目にあってしまうわけですが。
 
まき絵って本人が喋っていない状況が一番評価が高くなるのかも(←ヒドい)おちゃらけ体質って辛いね。
 
ゆーなって、頭の良い子だからバカの子をやれている、の理屈でしょうか?
…………もの凄い説得力の無さだ!(笑)
 
 
●千雨&いいんちょ
千雨ェ……
シリアス系な話題がない時は本当にダメな子してんな(笑)
千雨の登場タイミングを考えると、テンポが見えて来るようです。ネギとアキラはそのやり取りが、ネギ→アキラを見る、アキラ→ネギを見るの視点のやり取りなんですが、ここに千雨が出てくることで 千雨が ネギ&アキラを見る の形に変化。この時「千雨の登場は必要だったのか?」という疑問を持つと、千雨視点の機能が垣間見えるんですよね。
 
単調さの回避と同時に、大事な所で重く(→演技しすぎでクサく)なるのを防いでいる様な? 厚い感情移入は避けている気もするんですが、これはネギまのスタイルでもありますね。
 
いいんちょェ……
彼女の笑顔には、これから出番が増えていく予感があります(妄想だろ)
なんというか、たっくさん出番があるから、バリエーションを確認しているかのやうな?(絶対に妄想だよね)
明日菜=ネカネ=いいんちょ、故に明日菜=いいんちょ、という意味の分からない三段論法みたいなことになっていますが、どちらかと言うとチア組はいいんちょだけ別格だねってことが言いたいんじゃないかな(えっ?)俺ってそういうのが分かっちゃうっていうか?【キラン】(お、おいおい)
 
ところで赤松先生って、鎖骨から上のアップだと肩を上げちゃう癖があるんですね。腕を描かないと浮いちゃうのかな? 首をすくめるみたいな挨拶かと思ったら、各所でやっているので意味はないようです。
 
 
●後記
さきほど、Gをスリッパで踏み潰しました。そんなこと書いても何にもなりません。久しぶりすぎてペースが戻る気配すらしません。以上っ。