魔法先生ネギま! 289時間目

 
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全体構成は亜子の夢からアキラのお礼までがAパート、エヴァのドSモードからまき絵の感動までがBパートでCなし。
 
分かりにくい話ではあるけど、難しいのはまき絵がなんで凄いのか?って部分くらいかな。
 
全体的には闇の魔法をどうにかするために、解決策を技術面というよりも「心の問題」として捉えていて、内的なぐるぐるから、他者との相補的な関係を構築していく流れにあった。資格云々は他者の価値を相対的に高めるためだし、エヴァの発言がウザイのも外部からの評価を問題にするって意味でヒントになっている
 
 
まき絵のアレは流石に難しかった。やっていることは、ナギの様になるってイメージをネギが獲得したんだろう
 
アプリオリとか先駆的表現とかって話みたいなんだけど、なるべきものに、なるべくして、なるってことだな。
個人的にはロングボディ(時空連続体)と呼んでいるものが関係していて、現在・過去・未来に同時に生きていると言った意味で、ながーいカラダみたいな概念*1 まき絵に「おとーさんみたいに なっちゃえばいーじゃん!」と許可されて、今は無理→でも未来なら…… とか考えた時に一瞬だけロングボディにアクセスしたんじゃなかろうか。
 
後を継ぐとか言ってみたところで、憧れが邪魔して父の様に「なれる」とまでは思ってなかった。未来のビジョンが見えたことによって、逆に「今まで未来のビジョンが見えていなかったこと」に気がついたってことだと思う。
 
で、心に新しい風が吹き込んで来た、と。息詰まり=行き詰まりやね。
 
 
この辺りはまき絵に対して「真の他人との出会い」っぽい描写でもある。これも簡単に説明すると、自己中ってのは心の中に自分しかいないって話なわけで、他者をどうでもいいと思ってしまう。それはネギの内的なぐるぐると構造的に似てて、そこで「本当に価値がある他者」と出会うことが出来ると、世界が開けるってことになる(→ナルシシズムの檻からの脱出)
 
 
んで、今回の連続仮契約を御座なりだーとか、チャッチャッと済ませちゃったよーん(涙)と思うかどうか、というのは個々人の主観によるだろうけど、やろうとしていることは他者との出会いという密度を高めて、ネギの内的なグジグジしい精神に風穴をあけることなのだろう。
グレンラガン的にいうと、お前を信じるな、俺を信じろ、お前を信じる俺を信じろみたいな、株式の持ち合いみたいな話なわけだ。だから時価で帳簿付けられちゃうと片方が傾いた時にもう片方もガクーンと(以下略)
 
そんなわけで、自分の闇を呑み込むところから、他者の想いも願いも全て飲み込んでビッグな男になる!みたいな展開かなーって。後はビジュアルイメージとか、後付けで補完できるような技術側面になればいいのにねって所ですな。
 
亜子は夢から現実へ、同時に受動から能動へ。AFはデカい注射器になったね。あんなので刺されたら死ねるな(太すぎるし)
 
ゆーな は、ネギに対する影響よりも、自分の問題が始まった感じだね。AFは二丁拳銃みたいだけど、デザインが麻帆良祭のと代わらないとか(苦笑)
 
まき絵は今回がかなり出来のいい話だったから出番増えそうね。千雨スキーとしてはちょっと不安。
 
 
 
ゆーなのキスシーンが横からの大きめな絵になってないのはちょっとそりゃねーよ!と思ったり。(了)
 

*1:理解の仕方はともかく、これはオリジナルにあらず。ググっても出てこないのは何ぞ間違えたか?と不安w