魔法先生ネギま! 312時間目

 
2週とか間があって流れもへったくれもなくなっているわけですが。つか、10日以上もブログ更新してなかったとか人のこと言えない気もしないでもありません。ちょっと部活動をしてまして(笑)
 
 
●やっぱり書くことがない
千雨成分もしくは謎が足りない気がしますね。
 
ファーストインプレッションでは「楓、マジで死んだ?」とか素で思ってしまうぐらいなのでかなり巧いと思いました。
 
少し考えてみれば、この回の前半に人間殺害不可のシーンが入れてあるんですよね(苦笑)
 
 
 
じゃあゆっくり行きましょうか
 
●順番に〜
えっと「火」ですが、無表情の「土」と比較すると同じ顔なのに表情が付くとこんなに変わります!になってて面白いですね。「完全に殺そうとしていた」ので、殺害不可に引っ掛かったというシーンですね。「手早く済まそう」ってのはさっさと殺そうってことで。
 
2ページ目
ルール設定に対して、すぐに「適用範囲外を見つけて行動」する。これは「正しいけれど、怖い思考法」ですね。日本語としては「なら、●●はいいんでしょ?」とかが始動キーですね。
だから青少年育成保護条例とかがあっても、「なら、●●〜」と続ければいいわけで(笑)
 
この思考法はキャラ性としても残虐性を表現しやすいというか、サド的に扱われることが多いタイプですね。いわゆる「切り替えが早い」ってことなんですけど、名目上のルールは守っているのですが、ルールの根底にある道徳律(信義則)は無視しています。ここが怖さに繋がっているのかな、と。ルールにガチガチに縛られている現代っ子的なズレ方なのでしょうね。
 
善人である我々(主に私)は、道徳律のさらに根底にある善的な方向性を持つので、表面的なルールは不要で、成文化されると逆に邪魔だと感じるわけですね。ルールを悪用したり、範囲外を適切に用いる人達が現れるからです。
 
これはかなーり重要な話でして、ルールというか法律は増え続けていくことになってます。世の中のシステムは複雑化する一方なのです。複雑すぎるので、対応なんて出来ないわけですよ。実際に全ての法律に通じている人はほぼ存在しません。これが専門家が必要な理由でもあり、同時に単一ルールで処理しようとする全てのシステムが失敗する理由にもなっています。残念ですがベーシックインカムとかも失敗する定めですね。最初から例外処理が必要になる仕組みだからです。例外処理によって破綻するものは、早晩、破綻します。現代はシステムが複雑化するまでの時間がかなり短くなっていますので、何らかの答えを見つけない限りはこれからはシステムの作り直しに追われることになるでしょう。初期、もしくは成功した時期の設計思想をうまく引き継ぐことができなければ、不出来な続編が乱発する状況が今後も延々と続いていくでしょうねぇ(苦笑)
 
ネギまに戻って、と。
魔力回路が破壊されちゃったかな、と。データだけ引き継げれば「茶々丸であること」は維持できるハズですが、この辺りの問題も面倒で良くある話ではあるんですけど、面白いパターンですね。どこまでが本当の茶々丸なのか?ってね。オリジナルの体験を積んでいる本体は彼女なわけで。
例えば、ネギと仮契約しているデータを持っているのは今の茶々丸本体だけです。ここで茶々丸が完全に破壊されてしまえば、魔法世界以降のデータは失われるでしょう。バックアップは地球の麻帆良側にあるので、別に問題がないと言えばない。ですけど、ネギ達にとっての茶々丸は失われてしまいます。いや、そんなシーンは必要ないと思うんですが、そういう可能性がこのページには示唆されていると思うんですよ。人形だから壊してもいいのか?とかね。
 
3ページ目
離脱。パルがレバーをガツンと入れる前に火が入ってますね(苦笑)
確かにレバーと同時にガツンと加速したい・させたいからこの順番なのでしょう。インパクツと分かり易さの問題ですね。論理順よりも右脳的イメージ処理向け描写ですね。
 
ふとんならぬ、火のフェイトがふっとんだ。まぁ、ここも嘘ですね(笑)
スーパー実力者の火のフェイトがふっとぶなら、他の連中は全滅です。ミソラあたりが柵を掴む動作で察して対策を練られて終了でしょう。だから早すぎても遅すぎても失敗するという展開です。
 
4ページ目
嘘を本当らしくするために、コレットを吹っ飛ばせつつ、槍で固定されている茶々丸が掴む。ここも思い切り嘘ですね(苦笑) 嘘に嘘を重ねちゃってます。
実際のところ逆噴射によるウィリー気味の加速で船のケツは上がっているんですけど、コレットの位置からすれば甲板の屋根にぶつかってグシャっと死んだでしょうね。茶々丸の位置からだと掴むのは無理ですね。1ページ目の位置関係を確認しても無理なのが分かります。ここの目的はフェイトを吹き飛ばした嘘を守るために影響を描いているので、アリっちゃあアリなのです。この手の影響を描いたり拾ったり出来ないとどうしようもないんですよね。
読者側としては嘘と気が付かなくてもオーケーですが、嘘だと気が付いたとしても、嘘として分かった上で楽しむのがいいと思います。敵の槍のお陰なんだよネ?うん!みたいな(笑)
 
フェイトシリーズってばスーパー実力者なのに不意打ちを食らいまくる性質があるんですよね。物語の都合……げふん、げふん……えっと、人形だからでしょうか。
 
 
5ページ目
火傷を省みずに槍を引き抜くのですが、どうしてこれをやるのが「雪広あやか」こと俺のいいんちょじゃないの!?……ってぐらいのナイスシーンでした。これは愛衣も惚れるわ。
 
「紅蓮蜂」は炎の精霊のようですね。これは良い呪文。
 
6ページ目
そして破壊力の描写。背景あってのバトルシーンですね。
もはや原形を留めていない美空。目だけで判別可能という程度だったり(笑)
 
懐かしの絶対防御「黒衣の夜想曲
「百の影槍」はカゲタロウも使ってた気も。えっと22巻でネギが「断罪の剣(未完成版)」で払ってますね。んー、同系統の技の使い手ってことですけど、実力的には障壁突破なんかが付与されていないって辺りですかね。
 
7ページ目
燃え盛る炎の神剣。もはや対応不能の領域へ(笑)
 
8・9ページ目
なぜか出てきちゃったジョニーさん。防御力アップの黒服を忘れてますね。いや、忘れているんじゃなくって、こういう展開になるのを赤松先生も知らなかったんでしょう。論理的にもぽっこり浮き上がってますから、ほぼ思い付きだと考えられ、黒服じゃカッコ付かないから元の服装にしたはずです。
火のフェイトは素早くリライト。意外と人命に配慮があるというか。
 
最後に手首だけ残して消えていく。ジョニーさん。美空の叫び虚しく……
 
 
10・11ページ目
風のフェイトは火と違って、とりあえずは無表情ですね。
楓、眉間に皴を寄せちゃってますね。これはダメです。この時点でもう負けましたね。
 
楓の指示はのどかの回復。つまり、リロケートで脱出させる予定だってことですね。楓がいなければそれしか手段がありません。
 
12ページ目
分身が消える所はちょっと分かりにくいですね。半分は色なしでもいいぐらいですかね。
 
そしてなぜか着替えが完了している楓(笑) しかもまさかの「くのいち」風衣装!なんという死亡フラグ!(爆)
 
13ページ目
チート技「朧十字」
本来は影分身だけでザクザク斬りまくればいいというリスクゼロ技ですけど、格上相手にはあまり効き目がありません。一歩じゃないですけど、一発のダメージが低いので数で勝負ですね。
 
14〜17ページ
ここから風のフェイトのターンですけど、雷化したら雷速で動けちゃいました的な感じなのでしょうか? 正直、微妙ですね、この展開。萎え萎えっちゅーか。
 
んー、たとえエヴァやネギの技が造物主?あたりと共通した技法だったとしても、雷速瞬動とか使えちゃうとおかしなことになっちゃうんですよね。なんで風のフェイト「程度」に使えるのかなぁ。移動にラインがあるので最近のネギの雷速と違ってテレポートめいてないのが救いではあるんですが。こんなに簡単に使えるのであれば、ネギの発明自体がどうでもいいものになってしまうんですよねぇ。だって雷化する程度なら魔法世界の実力者達がいくらでもできるハズですよ。焔(←字が違います)程度が炎化できるんだから、他の実力者が雷化できないとは思えない。雷化できた程度で雷速で戦っちゃダメなんですよ。つまり魔法世界の範囲ではありえないし、ありえてはいけません。
作者が作ってるルールを作者が壊すのは自由かといえば、そんなわけありませんよ。ボーボボ的なギャグ漫画でもない限り、そんな勝手は権利でもなければ自由でもない。単純に敵の強さを考えたり描写する力が無いから、既存の方法で誤魔化した手抜きにしか見えません。後付けの権利は勿論作者にありますけど、設定変更は慎重にやらないと破綻しまくるのが目に見えている。この段階でも、下手しなくても土のフェイトより強いかもしれないぐらいです。
 
逃げ道を考えると、ラカン戦を見た後だから、風のフェイトを作る?時に参考にしたとかですが、それもなぁ。
ザジ達であれば別段、可能でもいいんですけどねぇ。ちょい魔法世界の範囲を逸脱してますから。
 
 
18ページ
死んだ!?というところで〆
間組では初のリライト世界行きになるか、救援があるか。期待できませんけどね、救援。タイミングにしても強さのレベルにしても、絶望的です。アスナが魔法を無効化するぐらいしか考えられない。
 
 
次回は一週あいて、4日発売かな。5日かな? 以上です。