魔法先生ネギま! 319時間目

 
一応は書くんですけど、書くこと殆どないです。
 
●適当に
まず右手の石化はどうなった?ですか。最後のページで断罪の剣を発動している左手を、握ってる指があるので、右手を開いているようです。石化解除してそうですね。ド忘れか、雷化による無効化なのかって感じですけども、正直、厳密に追求すべきギミックでは無さそうなのでほっとくべきかと。気が向いたら作中で使うかもね?っていう感じでしょうか。最近は大半の設定がそんな感じですね。
 
第一、フェイトの積層魔法障壁はどうしたよ?って感じなので、雰囲気バトルかと。魔法の射手なんかはちゃんと考えれば障壁だけで防げるでしょう。1001矢だろうが、1発の威力はそんなに大きくない。それが1001発になったからって大魔法と同じになるわけありません。
正しく使う場合、ダメージ無しでも良いので、ともかく当てることでその場に足止めなどでしょう。
 
仮に初撃で障壁を破壊しちゃってるのだとした場合、フェイトは障壁が無ければ生身になるはずなので、半魔物化?しているネギはともかく、フェイトの方は説明がつきません。空とび猫の攻撃を喰らって防御力がアップしちゃったのかも(笑)
んー、ラカンと戦って、肉体を魔力で強化する技法を会得したとか。ナギも別に障壁で戦ってるタイプでは無さそうなので、障壁突破による孤塁抜きに対応した「成長」をしたとか、って考えれば一応は整合性が取れますけど、所詮はこんなんは妄想です。リアリティを保とうとして、整合性を追求してないとこの手の思考には行かないだろうと思われます。強くなれば何でもアリです。
 
 
●どう直せばいいのか?
正直に言って、殆ど直す必要がないと思います。完全に別のストーリーを代案として用意しない限り、素人目で直すべき部分を見つけるのは難しいです。
 
1P目、一番下のコマはネギがフェイトに背中を向けてます。格闘的にはナシですけど、これってよくある構図なのでアリなんでしょうね。
 
2P目、のどか達の悲鳴で戦場を変えるべく蹴りを入れていくまでですね。中段の間合いに入り込むところですけど、ここまで接近するのであれば頭突きも入れたいのですが、表現の流れが狂うので無理っぽいです。直すところないです。
 
3P目、魔力発動体の指輪がありません。「右腕解放」の場合は既に唱えてあるので指輪無しでも構わないんですが、ここの魔法の射手とか、雷の暴風は唱えているので……。半魔物化で発動体がいらなくなった、でも問題なさそうです。その場合は、エヴァ様の指輪を失くした罪で血を吸われるといいと思います。強くなったので何でもアリです。
 
4P目、ルーキスが2連続なので、変化があっても良かったかもです。後で捕縛用の風の矢を使うと以前の展開があるのでちょっとカッコイイかもですけど、小技なので要らないっちゃあ要らないですね。ここらの目だけ白く抜いてあるのは当たりテクニックですねぇ。
 
5P目、石化の邪眼での反撃。フェイトは良い選択でした。ページ中段の光線の開始地点がバラケているのは如何なものか?ってのと、ネギがここでは下がっているんですけど流石に分かり難いのはちょっとアレですね。
 
6P目、フェイトは石の息吹を連弾しているだけで勝てるような気がするんですけど、見映えが悪いのでそうも行きませんね(笑) 上段は背景描写して規模を描き、中段で横っ飛び、下段で横向きのまま呪文詠唱。横になってるだけなんですけど、やっぱり動きもあってかっこいいです。
 
7P目、左右にページが分割されていて、片側が雷の暴風ですね。
左の上から2コマ目にフェイトが微かに居るんですけど、流し読みしてたら気がつかないレベル。「ゾンッ」で雷の暴風は一応当たってたんですね……。もうちょい分かりやすくするべき。
最後のコマはネギが座っているのは6Pの横になっているのと同じ理屈。同時にフェイトを立たせて、頭を描かないのは先生の好きな描写方法なので、これは応用ですね。
 
8・9P目、フェイトのターン。千刃黒耀剣。ここは無音ゴマを使ったスローモーションな超高速描写になっていますね。8P最後の目のアップなんかがとても利いていますね。
ここは1話の全ページとの関連における「流れ」で見ないと良さが分かりません。7Pの雷の暴風がページを左右に分割していたりするように、コマ割りの変化まで含めて戦闘描写なわけですね。こういう工夫をちゃんとやっているので安心してみていられるわけで。
9P目の下段でスロー描写から脱出して通常時間に復帰。これを描くのも落差が付いていてインパクトに貢献しているとおもいます。
 
10P目、突破した所で黒杭の円環。ここも非常に良かったです。欲を言えば、この黒杭の並べ方にもう一工夫できなかったかな、と。均一にバラバラにして欲しいわけでもないので、偏らせ方で遊べそうだな〜とかの話ですので「直すべき」ではありません。
 
11P目、そして雷速での突破&打撃。どうやら正式に二連撃のご様子。左腕に引き描写ありで、音もゴゴンになってますね。
中段は雷速による突破を軌跡として描写しています。最初、この軌跡に気が付いていなくて、でもここで黒杭を描写しているのはいいなぁ、と思って読んでいました(笑) 発射された黒杭だと思ったんですね。動いてなさそうですけど(苦笑)
雷天大「壮」のツッコミは既出ですのでパス。腕を掴む方向は逆ですね。ホーリーランドで描いてたと思うんですけど、腕を掴んで外から殴るのが正解。右手で殴りに来た場合にも簡単に防げます。
 
12P目、お腹が殴りたかった様子。というか、ちょっと強くなるとノーガードなのは何なんだ?と思いますが、ある意味においては正しいので放置。
 
13P目、雷天コンボで地面に叩きつけ。中段下のコマの上の方で花が咲いているので、もしかするとここで桜花崩拳が決まっているのかも。
 
14P目、雷天ネギの移動時間はほぼゼロなので間違っているんですけど、要するにここでのカウンターをページめくりで入れるため、分かりやすくするために前の13Pに移動しているネギの図を入れていますね。速すぎて使いにくいのでしょう。これは仕方がない。
フェイトがヒジを入れているのはラカンを踏襲ですね。ちょこっと笑いを入れて次へ。
 
15P目、ここのネギの立ち姿はカッコイイですね。カトキ的なイメージが喚起されてしまいます。前ページと合わせて、見開きで右にフェイト、左にネギでもあります。
 
16・17P目、調の方向にシフト。木精にアーニャの火を合わせて描写。アーニャなんてよわっちぃので良く頑張りました、ですね。千雨がでなーい!
 
18P目、殆ど全て見せたと思うんですけど、もっとあるそうです(笑)
 
 
んーと、バトルなので情報量自体は少なめなんですが、コマ割りまで見ていくと毎週こんな風にやってるのは大変だなぁと思ってしまいます。というか、こういう方向で漫画の編集技術が高くなったとして、それで売れ行きが伸びるのだろうか?みたいなことを考えてしまいますね。結果的な読みやすさだのを作る技術の果てにあるものなのでしょうか。この辺は、もっとコマ割りだのが下手な作品と比べないと感覚的に何が正しいか分かり難いですね。漫画読みの高水準の要望を満たすだけじゃなくて、売上げに直結している可能性も実はあるのかも、ですし。
 
 
そっちはともかく、
茶々丸さんが無事なら、衛星砲を敵弾吸収してもいいだろうし、いろいろ考えられそうなんですけども、そんなことよりも千雨だろ、千雨って感じです。作品のことを考えるなら刹那ですけどね。
 
もうちょい、周辺の状況に手を加えて欲しいところです。今回の内容であるネギとフェイトのバトルは十分に良いので、周りに動きが出てきて欲しいところです。16・17ページでもう始まっていますけど、部分的なので。
 
 
こんなところでしょうか。