雑記

 
●ジャンプの無料配布
ああ、上手いな、と。マガジンやサンデーがやってもあんまりショッキングでは無かっただろうしね。裏側を想像すると、このタイミングは丁度よかったんだろうな、だとか色々と思ってしまう。
 
たとえば、雑誌だけでの売上げが赤字になっているだとかの赤松先生の話だったりとかを考えれば、売ろうとすれば値上がりしている紙代や運送コストが掛かって儲けが更に圧迫されてしまう。かといって震災があったのに突然に値上げ、みたいにするのはマイナスイメージがデカい。
 
日本人の思考パターンとして、ある程度以上に凄いことをやる場合は、何かを恐れている公算が高くて、この場合は震災のゴタゴタや混乱で「読者が何話か読み飛ばしてしまう」ことを恐れているんじゃないかと思ったり。ジャンプは、ワンピ・ナルト・ブリーチ辺りを惰性で読んでいる読者が大勢いて支えて貰っている都合上、依存関係を継続させなきゃなりません。コミックスで利益を確保している関係上、ネットで無料配布しても大きなマイナスにはならんのでしょう。むしろ赤字が一時的に減るかも。(そのままネットでの配布になると、タダってのに依存してしまうので、誰も買わなくなるのでマイナス)
 
震災によるもの、としておけば、期限付きになるし、普段読んでいない層も「タダなら読んでみようか?」となれば、これ以上は無い宣伝になるだろうし。そりゃ大抵はタダだから読もうか?と思う人間ばかりだろうけど、ほんの数パーセントでもそのまま継続して買ってくれればしめたもの。(ジャンプの潜在顧客は母数がデカイからね。元600万部雑誌だから)
 
ジャンプの規模の雑誌で、無料でダウンロードなんて、そう簡単にできるわけないもん。普通に考えたらネットにかかる負荷が尋常なレベルじゃないでしょうよ。詳しい仕組みは知らないけど、海外からでもダウンロードしようとしてくるんじゃないのかな。そこに掛かるコストはちょっと凄いものになると思う。思いつきでやれるのかな?って思ってしまうね。
 
で、失敗したとしても、震災だし、編集長かなんかの漢気みたいに思われるだけだろうから、いい結果にしかならないんじゃないかな、と。そしてそこそこ有効なデータを入手することになるわけだ。うーん、ナイス。
 
私は、バクマン、トリコ、めだか、(べるぜ)ぐらいしか読んでいないので、別に興味ないです。(我ながらすごいこと書いてるなぁ〜)