魔法先生ネギま! 325時間目

 
というか、34巻が意外にも内容が濃くて面白かった。表紙の仕掛けもグッド。
 
 
んーと、やっぱ書くことないなぁ。でも書くんだけど。
 
考察回りが2つ。
1つ目:どうやってネギが勝つのか。状況的には負けたらフェイトは吹き飛ぶことになってる。単純に言えば、闇の魔法でフェイトの呪文も装填とかして完全勝利だとかが普通に考える辺り。千の雷と引き裂く大地を合成して取り込むとか色々ありそう。
 
回想シーンの結果、ネギの行動がどう変わるか?みたいな話だよね。
 
この展開でアリガチなのは、ネギが呪文を喰らってその身を犠牲的なことにして勝ちをゆずるってパターン。「ネギ君、何故だ!」「トモダチになりたいって言ったろ?」「クッ……」→死にかけの4とか5がまとめて死ね!とか攻撃してくる展開へ。まぁ、流れ的にはムズかしいところ。
 
問題は、このままだと「千雨が活躍してないので」魔法世界はリライト発動してエンドってオチになることやね。毎度おなじみの、フェイトに勝っても世界は救えません状態。ちょっとヒネりを入れると、4と5が世界リライト発動しようとして、それをネギの代わりに阻止するフェイトって展開なんかにも出来そう。
 
 
2つ目:お師匠ゼクトがフェイト(3)を起こしている事。時系列的に考えたら分かるけども、10年前に「2」が戦っているはずなので微妙にどう繋がってるのか確認しないと分からなくなって来てる。
「4」「5」「6」が同時に起動していることから、「2」と「3」は同時に起動しているのかもしれない風になって来ているわけだ。今回の回想シーンからすれば、「2」をすっとばして「1」→「3」と意識が繋がっている可能性が出てきた。となると、「2」は別個体なのかも?
 
10年前に何があったのか?という話はネギは少しばかり知っていることがあるはずなのよね。石化した「いどのえにっき」で父ナギが相打ちってることぐらいは知っているハズ。その相手が「2」だと思っていたんだけども、今の展開だとナギに造物主を憑依させて封印していることになってそうなわけだ。ここの辺りはどうなるかまだ詳しいことが分からない。フェイトを再誕させた理由みたいなものは……次回を読んだ方が考察するより効率がいいよね(たぶん)
 
 
以上。
 
 
んー、ネギ×フェイトの会話でもうちょっと遊べたかもしれない気が。
2人が別々のことを喋って会話にならなかった、でも良かった気がするし、プランに付いて全く触れていないのは先生が実はあんまり考えていないからって感じもする。
 
回りくどい感じもあるし、ラカンを引き合いに出しちゃってて、自分のコトバで語らんの?みたいな部分もあったり。まぁ、これ系の会話の下手さがネギにはあるかもしれないのでどうすべきかはわからないものでもあるんだけど。
 
結局はシェイクハンドデスマッチ的なことにしたかったのだろうし、1話の範囲で会話から戦闘経由で回想になってるのでページも足りないのかも。
 
んー、ツイッターの発言から引っ張ってくるみたいな卑怯な読み方をする場合、理屈ではなくて感情を動かそうとしたんじゃないの?みたいなことも考えられたりするんだよね。
 
争点として「人形であることの是非」みたいなものをチョイスしているわけで、そのチョイスしていること自体をメタ的に捉えて考えないといけないのかも?とかね。
 
構造的には、「対話しようとするネギ」「対話を拒否するフェイト」ってことだから、「話してしまえば上手く行く」ってことなのかもしれず。
 
その上で、ネギのプランの是非に付いて問わずに、プランそのものを理由もなく拒否するフェイトの感情的な原因として「人形であること」を話題に選択している、と読むことも出来るかな、と。
 
「人形であること」に誇りを持っているのだろうか?みたいな考察もありえるかな。そも、この設定自体が、人間も幻想的な存在に過ぎないってことを暗示させてあるわけで、フェイトが人間の方が偉い・正しいみたいな視点を持っていることが良く分かっていないのかもしれない。人形であることに対する諦観が、屈折した形でちゃんと消えることと繋がってプライドなのかも?
 
人形であることが人間であることよりもダメである場合、フェイトの望みは人間も人形も関係なくなって欲しいになってしまう。ところがネギがそれをそのまま言って来ちゃっている。だけど素直にはなれない。人形はダメだと思っているのに、人形じゃなきゃダメだと言ってしまう。
 
「全体(総論)」では同意しても、「部分(各論)」的には矜持とかプライドとかでご破算にするパターン?……それがフェイトにとっての「人間らしさ」だったりしてね。
 
 
本日は以上でゴワス。千雨〜、俺だ〜!