魔法先生ネギま! 337時間目

 
くっだらないのに笑ってしまう。くやしい(略)
 
 
●同人テイスト……?
楊さんに激しく同意してしまうところです。
 
>赤松先生、ネギま!0巻から、なんだか同人的なエンジンがかかってきてるようなw
 
もしかして赤松作品に必要な要素なのか?とか思ってしまうぐらいですねぇ。たまに原点回帰するとラブコメ脳にシフトチェンジ的な?……いえ、やはり本編でがんばっていただきたいところです。アレ(0巻)は危険すぎる諸刃のつるぎ。作者の作家としての寿命を縮めかねないのですっ(力説)
 
エヴァ様がメッチャイイ顔しとるwww
 
と、必須と予測される合いの手を入れつつ。
 
 
アリアドネ組なんかの出演も早い段階でのフォローだとは思うのですが、何気にパジャマパーティーしているのがとっても名人級の安心感といいましょうか。加えて、その時差演出は嫌いじゃない。いや、単にパジャマにしたかっただけっしょ、とか思わなくも無いんですが、使って来ている以上はね。結果オーライだろうと、折り込み済みだろうとどちらでも良いわけで。
 
 
ラストのコマなんかも微妙に麻帆良を主題に近くしてあって、控えめな夕映とかがいい感じでした。
 
 
●「ソフトパワー戦略」と「その丘の向こう」
S・ナイの「スマート・パワー」という本を読み始めたのですがー。さわりだけ読んでても一極化のせいっつーか、セカイが狭く感じる悪い本ですねぇ。グローバリズムとかでセカイが一つになろうとしている段階ではセカイが広がりを持とうとする反面、共通認識を形成するのがむつかしくなることから、トップに近い人達ばっかりが影響力を持つことになり易く、逆にセカイを狭くしようとする力が働くようなのです。んで、もしかするとこのS・ナイって人もそういう人の1人なんかなー?とか思ったりするわけですね。なにやら国際政治の学者さんらしいんですが、お呼ばれといいましょうか、いや、はっきりと表紙だのの形式による成功体験の影響を感じて悩んだんですが、やっぱり買ってみたって話です。
 
中身的には、政治的な権力だので使われる「パワー」ってのを定義しなおすところからはじめていて、ソフトパワー・ハードパワーときて、スマートパワーという展開の様です。
ソフト・ハードと言ったら、コンタクトレンズかパソコン関係用語に聞こえてしまうわけですけども、プログラムと機械本体の意味ではなくて、プラスイメージなどによる柔らかい力と、軍隊などの硬い力とかの意味です。スマートパワーはその合成とかって話でしょうか(まださわりしか読んでいないので(笑))
 
ネギまとどう関係するのか?といえば、ネギが魔法世界側に影響を与えようとしていることなんかが、ソフトパワー型の戦略だと見做せるので、単についでです(爆) 現実世界は良い所だよ〜と全世界の人達に思わせることが出来れば、戦争を起こり難くすることが出来るでしょう。メガロなんかの人間の魔法使い達は、現実世界の人間達に迫害されて逃げ出したって過去があるはずなのです。ヘラス帝国に至ってはデミヒューマン至上主義(0巻より)だったりするので、人間のイメージが悪いわけですね。アリアドネは第3の政治的地域なので微妙に事情が異なっているんですけども、その分だけ現実世界やそこに生きる人間達を抵抗無く受け入れることができるかもしれんとです。
 
こうして見て行くと、今回の展開なんかも一環したナガレとして受け取れるようになっているわけです。ちなみに0巻ではココネの事情にもチラりと触れられていたりしますので、実質的に今回の話も前話に続き、0巻の続きとして読むべき内容になっています。未入手の人は考察不能ですので至急ゲットしといてくださいませ。(偽委員長はよりしろ的な肉体が用意されると思われます。0巻より)
 
0巻の内容からすると、来週……は休載なんで、次回はフェイトガールズネタかな?とか思ったりしますね。
 
ハードパワーだと、軌道エレベーター話がどうなるか?だとかもありそうですしね。軌道エレベーター利権にまで話が突っこんでいくと楽しいんですけども。
 
 
「その丘の向こう」というと、橙乃ままれ先生ネタで恐縮ですが、もうそろそろ先生扱いしてネット住民的には村八分にすべきころかと。この作者だのを逆差別していく部分が醍醐味っちゅーかですね(苦笑) といじり倒してみるテスト。
話を戻して、いわゆる昔のDQってクリア前には全てのイベントが終わっていたりして、もう「問題が起こらない世界」になっているわけですよね。なので、直接的な話をしてしまえば、「その丘の向こう」ってのは無いんですよね。
 
んで、現状のネギま!も魔法世界編のエンドを迎えてかなりそれに近い状態にいます。魔法世界の問題は残っているので、それの対処をはじめているんですが、本題な意味では物語とは余り関係ないことをしているようにしか見えません。敵は麻帆良の足元にいるのだし、父ちゃんを殺さないで取り戻すにはどうすればいいのか?みたいな話こそが重要でしょう。だからって直ぐにそっちに行かれても困ってしまうわけですが(笑)
 
要するに、現状で必要なのは、ネギの行動が影響したそのリアクションを描くことだと思われます。これはシミュレーション的な意味に近付くのですけども、セカイ側のリアクションを描くことで、DQエンド的に終わったはずのイベント・セカイを再び動かさなければならないのだと思われます。その再起動こそが物語における本来の「その丘の向こう」であると思われます。世界はDQエンドのように、無垢にはならないので。
 
んでんで、一番かんたんなのは、MM元老院が動き始めるって展開なんですよね。ネギがもたらしたエンディングや、行動の結果から、相手が動き始めないといけないわけですよね。
で、ネギの行動を利用するのであれば、「まおゆう」のマスケット展開のごとく、ネギのあげあしをとったりしていくのが望ましいわけですよね。たとえば「現実世界いいところだよ、一度はおいで?」とかのどこの温泉?みたいなのをやっているのであれば、その威を借りてしまって「そんなに魅力的なんじゃ、侵略したくもなるよね?」をやったりするとかですね。もしくは核ミサイルみたいな映像を流して、ネギのイメージアップ戦略を邪魔してみたりだとかもあるでしょう。
 
 
 
ところで、魔法世界を行き来するのであれば、雷天大壮で○分で移動完了!みたいなネタを期待したいところです(笑) 如何に茶々丸が優秀でも物理的においてけぼりっていうか(苦笑)
 
 
本日は以上です。