雑記(著作隣接権ってなーに?)

 
 
著作隣接権の問題
赤松健の連絡帳:なぜ出版社は「著作隣接権」が欲しいのか
http://kenakamatsu.tumblr.com/post/19395239269/rinsetsu
 
赤松健先生の「なぜ出版社は隣接権を欲しがるか」に法学者が参戦
http://togetter.com/li/274698
 
 
……難しくて何を言ってるのか分からない。誰か解説してくんない?
 
 
個人的に考えていることは、合ってるかどうか知らんけども、電子出版が今よりもメジャーな存在になった時に著作権やそれに準じる隣接権だのが無いと、出版社は儲からなくて潰れちゃうからじゃないの?ってことですな。
 
プラットフォーム型の商売は、プレイステーションだとか、任天堂だののゲーム業界が分かり易いんだけど、アレは競馬だのの賭け事で言えば胴元みたいなもので、あがり(儲けのことね)を抜くことが出来るからウマウマな方法なわけだよね。偉そうなこと言ったって、赤松健だってJコミっていうプラットフォーム商売やってんじゃんって話なわけで。
 
音楽業界はアップルに首根っこ押さえられたんだろうけど、そういう失敗があったにも関わらず、日本の電子出版はどうにもグダグダで、大手の出版社が足並みを揃えられずに、アマゾンとかアップルとか、もしかしたらグーグルとかに持っていかれそうなんじゃないのかな。
 
電子出版と作者が直で取引を始めたりしたら、出版社は手も足もでなくなる。純粋な電子出版の「子」が現れるのはまだ先のことだろうから、最初の内は誰もが編集と二人三脚でやっているわけで、その作者のブランドを作り上げたのは編集や出版社の手柄で「も」あると強弁できなくはない。
 
ジョブズがいなくなって、ipadな方向に行くのかどうかは分からなくなっていますが、ipad型のデバイスならば、本や漫画との親和性は高いでしょう。スマホは使いにくいってんでノートへ戻る動きがあるとかなんとか。
ポイントは一般企業で使うようになるかどうか?みたいな部分(キャズムを超えられるかどうか)だと思いますが、業務用ソフトの開発やアイテム自体の壊れにくさなんかで超えなきゃならないハードルは沢山あるように思います。持ち歩きました、落として壊しました(><)なんてことになったら、企業が配布しようとは考えないでしょう。それも十分に安くなれば別かもですが。
 
それにしたってエクセルに似た位置付けのキラーアプリが出れば使わざるを得なくなるでしょう。誰でも使える簡単な、それでいて使わなければ損するようなもの。そういう方向でのイノベーションの有無・タイミングなんかの兼ね合いは読めるものじゃないですし、電子出版が日本では流行らないなんて可能性はあるかもしれません。
 
 
本を読みたくなったらデータで購入して、簡易製本機でちゃっちゃっと本にしちゃう!とかになるかも? 本は保存場所が必要で邪魔になるし、グチャグチャに片付けてしまえばどこに行ったか分からない。つまり勿体無いから捨てられない訳でしょ。小説サイズとかコミックサイズ、二段組とか、イラストの有無なんかも自由に選べるようになったら、「何で今までこうならなかったんだ?」とか思うようになるかも(笑) ちゃんと読みたい場合は製本して、ちょっと確認したければ電子バージョンでサッサッと読む、みたいな。これなら電子的な権利を有しているわけだから、本として保存しておかなくても読みたくなれば再利用できる。……やばい、自炊用の機械が欲しくなってきた orz。
 
どういう方向に行くかはともかく、出版社は本が売れなくなる状況に対処することが求められているでしょう。少子化になれば少子化は加速します。震災によって子供を求める人は増えているかもですが、出版社は危機感がないから自分達は無関係だと思ってて首を絞められる日が来るでしょう。
本を読む人はとことん読むけれども、多くの人が仕事を始めると本を読まなくなったりします。今の時代はネットみたいな読み物が沢山あるので、本に行く前に活字に満足してしまうかもしれない。
 
なんか話がズレて来たのでこの辺で。