雑記

 
 
●ナディア
逃げる、追いつかれる、逃げる、追いつかれる、逃げる、つづく。
ジャンの発明の新しさで追いつかれても逃げるわけですが、上手くいく→失敗する のパターンを繰り返して見せていきます。新型飛行機に度肝を抜かれるサンソン・ハンソンの図というのが、今回の見せ場ですね。悪役にも一目置かれるジャンの発明の新しさ。でも、壊れちゃうっていう。
ジャンの家というかフランスの一地方の空気感が中々に興味深くて、時間が制止しているかのような、物語が動く気配すらない場所なんですよね。グランディス一味が追いかけて来なければ、いつまでもそのままだったかも知れません。その意味では島編なんかと比べてみたいところですけども、2話のここでナディアと同棲する期待感みたいなものを出さなかったのは、物語展開上の要請としてさっさと本題に入ろうとする意思だと思いますが、逆に萌えキャラ然としている容姿のナディアに女の子としての魅力が欠けている大きな証左なのかもしれず(笑)
でも、寂しそうなナディアに男の子が自分の妄想を重ねてみてしまうそうなシチュで固めてあるのは、やっぱナイスだと思ったりもしますね。
 
ジャンの家と、ラピュタのパズーの家も奇妙な一致を見せていて、そのドラマツルギーも微妙に似ています。ジャンが行方不明の父親を探すことを目的に飛行機の開発をしようとしているのに対して、パズーは父親が発見したラピュタの実在を証明しようとして飛行機を作ろうとしています。
 
ラピュタとナディアの違いは、ラピュタという目的地にあるわけですね。ムスカはシータを誘拐してラピュタに向かうわけで、パズーはシータを取り戻そうとしてドーラ一家に身を寄せます。
ナディアでのムスカにあたる存在はガーゴイルですが、ガーゴイルラピュタを目指しているわけではないので、ナディアを誘拐しようとは思っていません。ここでネモ船長という偉大なる庇護者が出てくることになるのですが、以下次号。
 
 
Jコミのメルマガ
たかが105円、されど105円。高いか安いか?といえば、高くつくと思う。私に、ではなく、赤松先生に。日記を止めてツイッターに移動したのに、メルマガのためにツイッターにも書くのを渋ることになるだろう。Jコミ宣伝のためと称した「有料メルマガ」というのが本当のところ、になっちまう。面白い話はたくさん出てくると思うけど、影響力は減るだろうね。一部の人しか読まないし、ネットで拡散されることもなくなる。まともなニュースでは遠慮して取り上げない。
信者商売するのも結構でございますが、Jコミをもっとメジャーなものにしようとすることに対して、果たしてプラスになるのか、マイナスになるのか?というのは微妙なライン。信者商売することの是非よりも、そういう行動をとることの影響が問題なのかも。
 
私は読みたいエロ本があるわけでもないし、下手に読むと考察したくなるだろうから面倒なことになるのでパスであります。ブログで取り上げて考察できないのなら登録しても意味がないので。
 
 
アクエリオンエボル
順調ですね。擬似的な死を覚醒の条件として持ってくるのは、物語の機能からすると正しい。越境と再越境。死の世界からパワーを持ち帰るのは王道的だと思います。まぁ、深遠を覗き込んで怪物化する流れとも近い流れになるでしょうね。
しかし、ミコノが前世を思い出す展開にするのであれば、一人だけ死に関わっていないのがちょっと勿体なかった気がしますね。
 
それと「逆さま」が結構つよい。というか、禁書の一方通行さんっぽい能力でもあって、なかなか厳しいものがありますな。
 
●新ルパン
今回は次元のお話。複雑な話の割りにストレートなオチ。
早撃ち0.3秒のネタで引きつる不二子、みたいなシーンはお約束的にも良いなぁと思いました。次元を敵に回すと怖いってのが良い。
声優さんが変わっておらず、お元気なのは良かったんですが、演技の瞬発力みたいなものは無くなっている印象。
 
1話の感想をどこかで見たんですが(2ch的な掲示板)、不二子は処女とか違うとかの話になってて笑いました。だいたい安売りしない女として描かれていて、肉体関係を迫られても上手いこと逃げるのが不二子ちゅわーんのイメージなのですよね。セックスしたぐらいじゃ不二子を奪うことは出来ないのでしょうけれど、誰とでもホイホイエッチするただの淫売として描いてしまうと緊張感がなくなってしまうので、悪女に処女性を持たせるのは必要かもなぁ、と思うところです。まぁ1話で不二子の身代わりになった男に、最後の甘い夢を見させてあげている気がするのでアレですけどね(苦笑)