雑記(集中力・シングルタスク・進捗管理)

 
モンハンクロス待ちちう
今回はしばらく様子見するくわ〜っと思っていたんだけど、雑誌とか見てたら無性にやりたくなってもうた。でも予約とか間に合わないしどうしよう?というので昨日はそれを調べてた。
もうこりゃダウンロードしかねーな!と思って調べてたら、「あらかじめダウンロード」できるらしくてな。アマゾンでコード買ったら、15分で送られて来たんで、後は時間をかけてじっくりと落としましたよ。ネットに繋いで、配信開始になったらゲームできるらしいので、とりあえず0時待ち。明日の朝7時かもしれないけど、まぁ、まぁ、それは試してみてだね。
 
 
●集中力とは何か?
芝村のおっちゃんのついったーはQ&Aをやってて、たびたび集中力が欲しいです!みたいな質問がくるんだよね。集中力定期、というか(苦笑)。おっちゃんの答えはだいたい同じで、「集中力は視線を離さないこと」とかそんな感じになっている。
 
ここでの私の答えは、集中力=シングルタスクとなる。
 
集中力がないのは何故か?というと、マルチタスクをやっているからだ。だからさっきの質問を文脈を踏まえて正確に書きなおすと、「マルチタスクをしている状態で、集中力をつけるにはどうすればいいんですか?」という都合のいい質問をしていることになるわけだ。マルチタスクをしている段階で集中力は手に入らないんだけど、まぁ、これはしょうがない話なのだ。
 
ここまでである程度の能力があれば、シングルタスク環境を作る方向で努力すりゃいいんだなって分かるだろうし、作れる人には作れると思う。学生はシングルタスクでよかった。社会人はマルチタスクするのが普通。でも、社会人にとってシングルタスクは、秘密兵器みたいなものなのだ。
 
しかし、大半の人はダメだと思う。なぜならば、マルチタスクの中毒にかかっているから。ジャンキーであり、ラリってる。人の話に耳を貸せる状態にない。
 
進捗管理という魔性
マルチタスク中毒になる原因は何か?と考えると、魅惑のアレのせいだろうと思う。
タスク管理、いわゆる「進捗管理」だ。
複数のタスクを抱えると、タスク管理をしなきゃならない段階がくる。5つなら5つのタスクだけやっていればいいという訳にはいかなくなって、その合間を埋めるというか、全てのタスクを横断した作業が加わる。それが進捗管理だ。
 
ギャルゲーでいうと、5人同時進行でフラグ管理とかしているような状態だからね。進捗管理自体が、作業として魅力的なんだ。
 
普通、進捗管理とかって上司がやるべきものなのかもしれないんだけど、自分の担当範囲内でもある程度は発生してしまう。スケジュール管理や優先順の決定ぐらいは誰でもやることになるわけだし、お客様と関わっているなら打ち合わせの時間を決めたり、あれしたりこれしたりが発生するわけですよ。
 
進捗管理は「メタ作業」だから、当然、実作業の前にやらなきゃ意味がない。でも満足度が高かったりして、進捗管理をやったらもう満足!という状態になったりもする。
 
しかし、進捗は言ってしまえば虚業なわけだ。進捗をやっても実作業・タスクは(当たり前だけど)減ってない。一日の作業リソース、パワーの3割を進捗に使ったとしても、残り7割で実作業をこなさなきゃならなかったりする。
筋トレとして考えてみれば分かるけど、けっこうな負担だ。7割のパワーでいつもと同じウェイトを持ち上げられるか?というと、ギリいけるかもしれないし、ちょっと無理かもしれないし。これ、かなりやる気とか情熱とか有能とかならそれでもまぁ、こなせちゃったりするかもしれないよね。
……というか、進捗だけで7割のパワーを使っちゃって、残り3割で実作業、とかになってくるもんでしょ(笑) で、残業して2割のリソース足して、どうにか少し実作業を進める、とかね。あるあるじゃね?
 
これの派生として「プロデューサー病」もあるはず。実作業やるのが嫌なだけの癖に、「プロデューサー気質なんだよね〜」とか言い始めて、進捗だけやっていたい人とかな!(苦笑) 重篤な末期症状になると、実作業なんて下っ端の仕事とか言いはじめて見下してみたりね。全部、言い訳っていうね。
 
 
それでも部下がいるんなら、まだなんとかなる。作業は部下に割り振って、自分は進捗だけやってりゃいい、みたいな仕事の方法もあるから、何が正解かは状況と役割、ケースごとに違うだろうとは思うんだけどね。
作業タイプで優秀な人が上司になった場合、進捗管理やらないで自分でも作業はじめちゃったりね。「自分でやった方が早い」とか言い訳してさ(まぁ、実際にも早いし)。その人は、シングルタスクが身に付いていて、むしろマルチタスクにあんまり慣れていなかったりしてね。
で、プロデューサー病の人とどっちが上司に向いてるか?とかは色々な状況判断があると思う。人事がどう判断するか?とかの問題だし、もしかするとマルチタスク中毒そのものが出世するための処世術になっている可能性とかね。
……というか、こういう話なら私より詳しくて、いくらでも話していられる人とか幾らでもいると思う。
 
●忙しい=進捗管理やってます
忙しい、忙しいって連呼してる人も多いよねぇ。大して仕事かかえてないはずなのに、なんで忙しいばっか言ってんだ?とか思わないでもないんだけどさー。
忙しいと言い始めたら、たぶんマルチタスクから進捗管理が発生しているのだと思われ。
「忙しい」という言うこと自体が、進捗管理の一種なんだろうね。自分をおいつめる進捗管理法!う〜わ、今日の内容シビアだなぁ。
えっと、進捗に作業リソース食われて、本当に忙しくなっている可能性も高いけど。まぁね。
タスク数が増えば進捗管理の難易度も高まるから、パワー食われるし。でも上の人からしたら「5つしか仕事かかえてないはず」とかって判断するもんでしょ。でも進捗というのは計算が足し算じゃなくてたぶん掛け算だと思う。進捗が加わると、進捗だけで作業量が1.5倍とかに増えてしまうかも。(どのくらいの割合かは分からないけど)
 
 
●まとめ
小説家を缶詰めにする、とかいう手法を耳にするけど、アレは完全にシングルタスクに矯正する方法論だよね。外部からの刺激を減らして、強制的にシングルタスクにする。結果、集中力が発揮されるようになる。でも外に出たら元の木阿弥。
これね、麻薬中毒患者を隔離しているのと同じだと思うんだよね。実際、砂糖でも中毒になるぐらいだから、マルチタスクでも中毒になっているんだろう。
 
だから、シングルタスクをやれ!といっても無駄になる可能性か高い。そうなってくると、缶詰めみたいな強制執行が可能な権力とかが必要になるのかも。もっと作業環境全体を変えていくような慣習? なんかマルチタスク管理用のツールとかで作業リソースを食わなくなるような発明とかがあれば……。無理だな。ラリってるジャンキーに何を言ってもしかたねぇべ。