雑記

 
新年? なにそれ、美味しいの?
 
あけおめとか言ってもらえると思ったの? ばっかじゃないの。
とかツンをかましてみたい年頃。(40歳)喪中なのでね。
 
新年か。新年の抱負なんて特にないけどな。努力するほど、世間との乖離が深まっていく。もう十分に変人なので、これ以上はちょっと……。
結局は酒のせいなんだよなぁ。全体的に見て、人間が発揮しうるスペックを大きく下回る結果になっているのは、酒の機能によるものだろう。でもそのお陰でバラバラにならなくて済んでいる。政治的に考えても、不満を分散する効果なんかが期待できるし、人類をゆっくりと進めるために酒というものがあることが見えてくる。それ自体は、むしろプラスに機能していることが言えるしね。酒がなかったら、もう滅んでいた可能性があるんじゃないかな。
まぁ、これから時期的に厳しくなっていくだろうから、酒を飲んでウィ〜とか言ってられるのかどうか知らないけどさ。
酒飲んで馬鹿ばっかりという風にみるのなら、確かに仕方が無いのかもしれない。けれど度を越さないよう肝に銘じて頂きたい。
 
 
その他にも、グローバリズムは現代の左巻き思想!とか、韓国経済は日本の100年先を行ってる!(反面教師的な意味で)とか思わないでもない。それとキャッチアップモデルをアメリカからドイツ型へと転換するべき時期に来ているだろう。まぁ、そんなことはどうだっていいんだけどさ。
 
世界同時株安ぐらいの時期から、世界規模での経済連動が明確になった。グローバル経済のせいだね。この連動をまず「フロー」と見做さないといけない。だいたい起こっている出来事というか問題ってのは、要するに「ボトルネックの移動」なのだ。投機マネーの移動とかだね。ボトルネックを追いかけて金が、それに続いて人が移動していくのを延々と続ける展開だ。日本人が考えるエリートってのは、このボトルネックを追いかけられる人のことだろう。
 
フローにおける「ボトルネックの移動」はバラツキ現象と言って、どこに発生するか予測があんま立たないはずだ。だから後手後手が延々と続く。ついでにグローバル経済では国家の介入権限が極小に制限されるから、これが合わさると、壊れるものがなくなるまで壊し続けてから止まるって事になるはずだ。これから何度も何度も。
 
本来なら、グローバリズムへの対抗軸の形成が必要だ。理想主義に対抗する現実主義な。
というか、まずフローって認識すら共有できるかどうか。フローがあるところには必ずボトルネックが生まれる。
 
これからは巨大な絵を描くことのできる人が日本に現れなければならない。たとえば、こうした世界経済のボトルネックを半固定しつつコントロールする必要があって、それには地球政府みたいなスケールでの権限行使が必要になるはずなんだ。これをどうするかだ。どっちにしたって人間には厳しいから、コントロールは最高度の人工知能にやらせるしかないのかもしれないけれど。
 
未来のことは未来の人にお任せだ。
 
 
●2016年の冬アニメ何を見ようかの話。
なんか意外と豊作じゃね?
 
無彩限のファントム・ワールド
京アニなので確定。どんな話なのか楽しみだ。
 
アクティヴレイド 機動強襲室第八係
谷口悟郎の名前で見る。でも音楽もギアスっぽかったから、ネタ的な意味でも楽しめそう。
 
灰と幻想のグリムガル
雰囲気的には「ダンまち」の後釜を狙ってるっぽいんだけど、どうなるかなぁ。A-1で期待。
 
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 炎龍編
継続。1期イマイチだったけど自衛隊無双だし。ドラゴンと戦うだけでみなきゃならんだろう。
 
GOD EATER (10〜13話)
再放送の続きで10話から追加されるそうな。まぁ、見るでしょ。
 
霊剣山 星屑たちの宴
中共同企画アニメらしい。中国嫌いで見ないとかのアホを言うつもりはないけど豊作なので悩みどころ。ディーンか……。
 
僕だけがいない街
みんな見るんじゃないかなぁ。あんま興味ないんだけど、面白そうではある。
 
シュヴァルツェスマーケン
マブラヴのスピンオフってこれのことか。前のヤツのラスト覚えてないなぁ。May'nが歌ってたのどうやって終わったっけ……?
 
×最弱無敗の神装機竜(バハムート)
ネタ枠で見るべきか本当に悩むところ。落第生が当たりだったから余計悩むよなぁ。
×この素晴らしい世界に祝福を!
これが多分おなじ系統なんだろうと思うのだ。

×ラクエンロジック動画工房さんで、未確認で進行形の会社なんだよなぁ。マジェプリ、野崎くん、プラスティックメモリーズうまるちゃんと来たら安定感あるなぁ。
……トレーディングカード系なのか。じゃあ、パスでいっか。
 
上の方のだけでおなかいっぱいになりそう。
ブブキ・ブランキ」とか「Dimension W」とか、見てみたいものはあるんだけども。余力の問題でムリポ。グリムガルがつまんなかったら手を伸ばそうかな。
話題の「だがしかし」なんて絶対手がとどかないだろうし。そっちみるなら、「おしえて! ギャル子ちゃん」の方を見たい気がする。やっぱ中国アニメは厳しくなりそうだ。
 
 
 
未確認で進行形(アニメ)
一応、全部見ました。作画その他丁寧な作りで宜しゅうございました。
ダブル斜め上である変態姉とロリ小姑で話を展開させつつ、本筋はオマケという構成ですな。
 
何も考えないで見る場合、特に山とか谷とかなくて、するする〜っと流れで終わってキスもなしというちょっと物足りないぐらいの作品。許婚を受け入れるまでの話という意味では、ヒーローが「何もしていない」という苦しさでいっぱいです(苦笑) 楽しかったけど、あんまり記憶に残らない作画が丁寧なアニメ、とかって感じですね。
 
何か考える場合は、演出が薄すぎてどうしていいのか分からずに前のめりになってみるしかないような、関西風を超える薄味演出のアニメとして佳作って感じでしょうか。
わたしく関東の人なので、濃い味じゃないと物足りないのよね(言い訳)……ぐらい書いておけばまぁ、そんなに外していないかな。
 
 
本当に薄味なので、よーく考えないとそのまま受け流してしまうようなステルス性能。
一番トンデモなのは母親ですね。どうして許婚を認めてんだよ!っていう。作中の会話では、助けてもらって感謝してもしきれないから、となっています。が、死にかけた娘をそう簡単に嫁に出す決断ができる? その決断を「助けて貰ったから」で済ませる感性も異次元だ。
 
そして、この辺の説明に使われているのが、前半だけで名前も消えてしまう「死んじゃった爺ちゃん」というやつです。この爺ちゃんが出てこない、まるで説明もされないので、どうにもなりません。ジャンプ漫画的に言えば、ヒロインも人外の血を実は受け継いでいて、ヒーローの力を貰って2重に人外の力を得てしまっている、となってバトルモノにシフトするところですが(けっこう真面目に)これなら母親と姉の能力を説明できるようになるという。ヒロインは逆にヒーローの力をもらったために、もともと自分の人外の力が阻害されている、とかって考えた方が自然かな、とか。
 
まぁ、余計な人外が登場して、このラインを潰していくんだけどね(邪笑)
 
シスコンの姉は、変態さんですが、ダイの大冒険でいうとアバン先生風。
作中では「外面が良い」という扱いですが、どちらかと言えば、「秀ですぎる能力を押さえ込むかのような」と表現したくなる。贖罪の気持ちから長年「お姉さま」をやっていたら第2の本能になった、といった辺りかな。生まれながらのシスコンで無いのは設定的に明らか。
 
この変態姉の立場って、最近はヲタクでやるところでしょう。いわゆる自意識痛い系という。ただ、本当に痛いかというと微妙な問題かなと。ある程度有能だと自覚的にガス抜きの箇所を作ってバカやったりするんで、そっちのパターンです。ストレスの最終処分場は副会長なので、副会長ちゃんがどうやってストレス解消しているかって話になって、変態姉への暴力というオチになるのもパターンですな。
 
姉の、痛い自意識の話をするとようやくヒロインの話題に入れるようになります。 
 
痛い自意識っていうと、悟ったとか言ってるどっかの誰かの右に出るヤツが果たしているのか?とかの話になってくるんですが、それはともかく。
 
自意識の痛さって、普段「私って平凡」とか思ってる人が、「私って天才かも?」とか思う瞬間に現れるもののような気がするわけで。私見られてる?とかエゴサーチとか。
 
いや、個人的に言わせて貰えれば、平凡とかいう自己認識がそもそも痛いんですけどね。平凡って、輪廻転生覚えてんのかよ!って話ですし。他人と比較して普通っていうけど、一度しかないはずの人生を「普通に過ごそう」だなんて、「お前、どんだけ〜」って話ですよ(キモッ) いや、特別な人生が素晴らしいとか完全な嘘ですけど。
予想するに、特別に変なことしなくても、奇跡だらけなのが普通の人生ってやつじゃないんですかね? そのありがたみは外側にいる人にしか分からないかもですが。普通の人生ってのの最上級感を誤魔化すための低空飛行演出なんじゃないの?(血涙)とかって邪推します。
 
そんな感じの平凡きどってるヒロインです。人外と許婚って段階で平凡とかありえないのに、自分は平凡だとかの自覚の無さ。存在が痛いです。この薄らぼんやりした物語は、もしかしなくてもヒロインの心象を現したものかもしれません。
特別さと平凡さ。母や姉のような特別さと対比される平凡な自分。自分を特別視する来訪者の登場。しかし、平凡であることを貫こうとするヒロイン。
ラスト付近でヒーローと小姑が消えて、追いかけていく訳ですが、自身の特別さを担保する存在だから、ではなく、自身の日常を失わないために追いかけることを選択します。しかし、そう書いてしまうと、生活レベルが一度グレードアップしたら、グレードダウンさせられない痛い子になってしまいますね(苦笑)
 
ヒロインの属性は平凡とかいいながら家事です。しかも1から100まで家事なんですが、この家事にまつろわぬ神々的な話となると、アニメ界隈に蔓延る育児放棄(ネグレクト)について話を一度もって行かなければなりません。なんて複雑なんだ!
 
けいおんでも親がほとんど出てきません! あっちもそっちもこっちもどっちも、親が出てきません。もはや虐待レベルの育児放棄です。
 
では、なぜ親は出てこなくなったのでしょうか。
実はこれにはたった一つの冴えた回答があるのです。
 
 
家事アニメをやるため……! (えっ?)
 
 
日常系の作品では「おうち」が舞台になることが多く、家事能力の下克上感というか万能感を演出するためには、母親がいたら邪魔です。けいおんでも妹の憂ちゃんの方が有能優秀キャラでした。
とはいえ、家事をアニメで描写するのってマンパワー必要なようで、これまでも料理だけでも数々の作画ミスが伝説になっていたりします。
未確認で進行形では、これに自然な形での解決が為されました。母親がシングルマザーだったら働きに出ているから、家に居ない。なので家事の分担を妹がやっていても不思議ではない、となります。母親のつくった朝ごはんが肉まんだった時の納得感はハンパなかった。
 
非日常の象徴が戦闘であれば、日常の象徴は家事になる訳です。恋愛はどちらかといえば非日常らしいので、恋愛と家事が二極化するのです。家事すげえな。やっぱ家事なのかな。
 
ぜんぜんまとまらないんですが、もういいです。だいたい家事アニメについて語れるほどのクンフーもありませんし。
 
 
残念だったのはロリ小姑がチョコのオマケを大人買いするところですね。9歳だかが買占めるとかありえないから! それは働いている大人のたしなみでしょ。まったく分かってない。お小遣いからチマチマ買うから、ネッシーのダメージに身悶える。それがジャスティスなのに。
 
OPも、EDも良かったです。両方とも飛ばさないでみてしまったほど。
未確認で進行形、続編が必要に思いますが、どうか。原作で爺さんにどのくらい重点を置いているかしりませんが、ルーツ的な意味ではそこがポイントになるでしょう。
 
松井さん意外と無個性だったなぁ。姉だとわかんなかったぜ。