脱エリート主義

 
ミニストップの、あまおう苺のプリン(180円)久々のヒット。あまおう系の商品って甘くないしイマイチなんだけど、これはおいしい。
 
■ 脱エリート主義が必要じゃね?
物語の中で、エリートを小馬鹿にする展開が好きじゃなかった。ヒョロいガリ勉を小馬鹿にして、自分たちでやろう!と決意する主人公たち。そんなシーンを目にしていれば、勉強なんて嫌いになっちゃうよ!ってね。
でも、正しかったのかも知れないね(苦笑)
 
毎年何千人だかが東大生になって、何千人だかが卒業していく。京大も似たようなもんだろう。東大・京大の卒業生が毎年量産されて何十年分も累積してるってのに、どうしてこの程度なんだか。やっぱり日本の大学なんか大したことないから、海外留学とかしないとダメってこと?
……違うわな(笑) 彼らには何の責任も無い。そりゃ、それぞれの場所で活躍してんだろうし、立派な仕事を、重大な責任を背負って戦ってんのかもしれない。だけど、別段、義務はない。ノブレスオブリージュなんて無いんだもの。まず特権がないじゃん。どっちかっていうと、自分の資産形成にあくせくしているただの小市民なわけで。そんな人たちに国の舵取りしてくんないの?って期待するのは間違っているわけだ。
実際、西欧の貴族文化を下地とした、エスタブリッシュメント(支配階級)とは別ものだよね。学歴社会とかいうくだらない造語を元にした、学歴エリートなだけじゃん。10年前、20年前に東大を卒業したからなんなの?ってことだ。逆にその時期に一流大学に入れなかったことでその後の人生が決定される仕組みもどうなんだってことだろう。人的資源の無駄、非効率以外の何物でもない。
 
実際、俺も頭の良い連中が意志決定して、うまく回していけばいいだろって思ってた。けど、連中は意志決定をする意志すらないぞ。東大・京大を出たところで、知的指導者層という本来の意味でのエリートにはならないし、なれると思ってないし、なろうとすら思っていない。我々の意志決定を代行する機能は、事実として、そこに存在していない。
 
必要なのは国士と呼ばれる存在だ。学歴に関係なく、国を、社会を思って活動できる人々。そして、本物のエリートが存在しない日本社会にあっては、大衆が意志をもって行動しなければ機能することはない。だからリーダーが出てこないんじゃないの? 大衆を操作するエリートという構図は成立しない。だって、エリート(知的指導者層)は存在していないから。せいぜいが物知りって程度だもの。
ヒョロのガリ勉に、英雄の役はちょっとキツいみたいだぜ?
 
 
貴乃花のところの馬鹿が、タイミングも弁えずに暴行やらかしたけど、もう苦笑するしかないよなぁ。マジ深刻ですわ(苦笑) 立場的に、貴乃花は暴行に対するストッパーになろうとしていた訳でしょ。お相撲さんからすりゃ、自分がブン殴られるリスクを下げる守護者の位置付けだよ。なのに、これでもうダメじゃん。殴り放題、殴られ放題の可愛がり放題。
自分が恥をかかされたから、殴らずにはいられなかったんだよね。恥をかかせた付き人を『殴る権利』を放棄すると、自分が損しちゃうもんな。けど、ハタチであの程度だぜ。知性の欠片もないやん(笑) タイミングも考えられないし、そもそも貴乃花に対して恩義なんか感じちゃいないんだろうさ。イマドキっつーか。育て方を間違えたんだろうけど、じゃあ正しく育てるって何だよ?って話だよね。
馬鹿の暴力集団が国技とかおこがましいんだよ。ちゃんちゃらおかしいっつーの。殴られて死ななきゃ分からないんだろ?
 
でも、これって政治家の現状と同レベルなんだよなー。言わなくていいことを平気で言って撤回祭りしてるやん。育休取るとか言っといて不倫やらかしてみたり。もう信じられないぐらい低レベル。ハタチの馬鹿となんも変わらない。もう酷い。なっちゃいない。やりたい放題。
馬鹿が政治家やってるのは、底辺のレベルが低いからだよ。政治家は大衆の鏡だ。エリートの勉強不足が問題なんじゃない。「大衆の水準」が問題なんだよ。
 
実際、エリートなんかどうでもいいでしょ。大衆の知的レベルが低いとどうにもならないんだから。学歴エリートの頭が良くても役に立たないんだからさー。性格の良さを保証する訳でもなんでもないし、社会に貢献する義務もない。仕事が忙しければ家族サービスすらお座なりにする。だってのに、国のため?大衆のため?そんなののために動く訳がない。そんな時間なんかないよ。だろ? テメェの休みすらロクに作れないヤツをエリート(笑)とか言われても。自分が休んでないからって部下の休みまで潰すような連中じゃねーかよ。
 
時々、ゾマホンみたいな日本語を話せるアフリカ人とか来るけど、ガチのスーパーエリートだったりするよな。金持ちの家に生まれて最高峰の教育を受けて、政府の仕事したりするっていう。……でも、その国はどうにもならないでしょ。1人のスーパーエリートより、大衆が読み書きできることの方が100億倍重要だからだ。中国の科挙みたいな制度は、今後の歴史で失敗だったと分かるだろうよ。その時点では正しかったとしても、圧巻のエリートが何人いても国家の繁栄にとって意味がないからだ。大衆の水準を上げることこそが正しい方法なんだ。エリートにはそれがわからなかったのかな?それとも、分かっていてエリートの権益を守ったのかな? どちらにしても有害だね。
 
エリート主義は、今後の日本では大きな弊害になっていくだろう。特に選ばれた訳でもないのに、自分が偉いと勘違いした馬鹿どもの社会です、本当にありがとうございました。労働者を奴隷扱いするブラック企業とか、どんだけ勘違いしてんだって話だよなぁ。それも電通みたいなトップの会社がそれやって人を殺してんだぞ? あんな可愛い子、よく殺せたよなぁ。学歴エリートは優秀な奴隷でしかないし、成長したら優秀な(=最悪の)奴隷使いになるだけだ。
ここ十数年で中産階級が厚みを無くして、二極化が激しくなっているのは何故だろうね。答えは明白だろ。学歴エリートが役に立たなかったからだ。目を背けるな、事実を見つめろ。正確にはエリートを優遇して、そこに依存すると、大衆の知的水準がダウンするからだろう。任せちゃダメなんだよ。大して有能じゃないんだから。
 
企業の内部留保がつみあがって、給与がアップしないのも当然だよ。だって頭が良いんだもの。他人を低賃金で働かせた方が得に決まってるじゃん。残業させて有給を使わせず、奴隷みたいに扱う方が儲かるに決まってるやんか。ほんと、学歴エリートって有能だよね。他人を自殺させちゃうぐらい有能。なんの役にも立たないぐらい有能。ここまで書かなきゃいけないぐらい有能ってことだよ。
 
 
前から思ってたんだけど、さっさと原発を動かして、原発反対派というか、再生可能エネルギー推進派に原発停止の権限を握らせてコントロールさせればいいんだよ。まぁ、権限を握らせた瞬間に停止させて勝ち誇るだけだろうけど(苦笑) だから馬鹿には何にも任せられないんだけどさ。
 
第二次世界大戦の戦争原因をエネルギー問題に求めるのだとしたら、原発政策ってのは『戦争回避策』だったことになるよなー。石油のような資源を海外の輸入に頼らなきゃならない日本にとっては、そこを止められるとどうにもならない。戦争になったのも仕方がなかったのだろう。
だから、火力・水力・原子力でエネルギーが問題にならないように3分割してリスクをコントロールしたわけだ。
例えば水力はダムだけど、寿命は30年と言われている。山の間に巨大な水たまりを作って、ダムから放水しながらタービン回して発電させる。これ、周りの山が削れてって、水たまりの下の方に土砂がどんどん溜まって行くわけ。そんで土砂で埋め尽くされるまでが、だいたい30年っていう。超巨大なダム造っても30年しかもたないとかありえねーよ。環境破壊のレベルもマックスだし、コストがめっちゃ高い。作れる場所も限られる。でも、戦争よりはマシだわな。
 
東日本の震災以降、原発を停止させて火力発電、つまり石油への依存度があがった。だが忘れてはならない。原発政策は、戦争回避策だったんだぞ。これ、はっきり言えば、『戦争』か『放射能汚染』か、どっちがいいか?って問題じゃないか。マジで、どっちがいいんだよ?
 
いくつも条件が付くから、そこまで単純な話ではないよな。原発だって事故んなきゃ、放射能汚染には至らない。だから原発を選んだわけだろ。この間、事故ったけど。石油だって中東に頼らなきゃ、戦争のリスクは回避できるかもしれない。ロシアとかアメリカとかのルートを確保するとかさ。原発があればそれも必要はなくなるけど。中国の主席は新年の挨拶だかで、南沙諸島の埋め立て地を自分の成果のひとつとしてアピールしていたろ。そして今は米軍が「自由航行作戦」とやらをやっている。シーレーンはこの国にとって充分に危険な火種のままだ。
 
原発反対派の連中は、自分が「戦争賛成派」だと思ってるか? 絶対に思ってないよな。それはなんでだ? 大衆には意志決定する力がないと思わされてるからだろ。戦争絶対反対でヒステリー起こす連中は、どうして原発反対派を攻撃しないのか。決まってる。どっちもまるで理解してないからだ。こうした政府のやり方は正しかったのかもしれないけど、そろそろ目を覚ましてもいいんじゃないか? 真実から目をそらして、なにが解決すると? ただ馬鹿になっていくだけじゃないのか? 自分で自分たちを騙していると、韓国人みたいになっちまうだろ。洗脳の手助けをしているのは政府か?それともマスコミか?
 
もう一回書くけど、俺は再生可能エネルギー推進派に原発停止の権限を握らせてコントロールさせればいいと思ってんだよ。だってその人たちは原発に依存しないだろ? 再生可能エネルギーでやっていけると分かったら、原発とキッパリお別れするはずだ。でも、今いる連中は戦争になろうがお構いなしだ。感情論で動いてるだけの馬鹿はダメなんだよ。任せられない。大衆が低水準なのは、大きなネックなんだ。学歴エリートへの優遇と依存とが邪魔なんだよ。
 
食料やら日用品の値段があがっているが、デフレ脱却じゃなくて、エネルギー・コストだ。だからさっさと原発を動かすべきだったわけで。戦争回避のついでに、野菜の値段も下がれってんだ。
 
とはいえ、「大衆」なんて言葉は、個々人の責任を回避するためのギミックでしかないわけで。赤信号、みんなで渡れば怖くないってヤツだ。個々人の知的レベルがすべて。そこにはエリートも大衆もない。ひとりひとりが、気の利いたジョークのひとつもかますぐらいでないと、ね。
 
 
■ 米中貿易戦争の前に
トランプのやり方が正しいかどうかはともかく、巨大な勘違いがあるみたいだから書くんだけども。数年ごとに政党が交替するってことは、やり方が変わるってことだ。自民党から民進党に変われば、やり方がグッと変わるだろう。それが理解できないのはいくらなんでもお粗末だ。
 
国際協調派→強行派への人事変更は怖いよなぁ。しかし、トランプ側からの視点を欠いてまともに認識できるはずもない。政党が入れ替わるなら尚のことだ。国際協調主義が正しいのだとすると、トランプに何もしないでいろと押しつけることになるんじゃねーの? それに対してトランプが抵抗しているのは明白だろうに。
 
中道的な視点で正しさを評価しているつもりかもしれんが、何かが変わることを望んだ結果としてのトランプ政権であることを考えるべきだろう。間違っていると決めつけるだけでは、キャンキャンと怯えて吠えるだけの小型犬と同じである。手前勝手な正しさだけを見て、間違いだと決めつけたものには目をつむっていないか。トランプが何をしようとしているのか?を見極めないと、まともな報道にはならないだろう。背景に注意を向けなきゃならないのに、表面を見て否定してんじゃねーよ。
 
グローバリズムを前提とした、関税をなくした貿易が正しいとすれば、アメリカが衰退しきるまで、中国に対して金を払い続けることになる。これは単にコントロールを手放した状態だ。関税をかける権利を奪うのがグローバリズムか? それを非難するのはおかしくないか? 非関税を『選択すること』がグローバリズムじゃないのか。グローバリズムは平等を生み出さないぞ。
 
現状、世界の経済はあまりにも接続しすぎている。クッションや緩衝装置がなんもない。「順調であること」を前提とした経済システムだ。どこかで黒い白鳥が飛ぶと、一瞬でドミノ倒しが起きる。そして順調ってのは、既得権益の維持を意味する言葉だ。
トランプは流れに逆らおうとしている。だから悪なのだろう。中道的な視点でトランプを評価するなら、絶対的な悪ってことだ。そこに幼稚さを感じるのは俺の気のせいだろうか?
 
インターナショナリズムも国際主義の一つだと思うけどね。グローバリズムだけが正解って物の見方は狭いのではなかろうか。