雑記(イース9 モンストルム・ノクス)

4月にウチの猫が死にまして。そこから更新止まってました。
 
 
イースモンストルム・ノクス
ノーマルモードでクリアしたので感想をば。ゲームプレイヤーとしての視点でみるとイマイチって感じですかね。評論を書く人としての視点だといろいろと言いたいことがあるような、そんなゲームでした。星4ぐらいですかねぇ。
 
まぁ、ねぇ~。余計なこと言わないで、「イース8の方が面白かった」で終わらせるべきかも。
 
 
ズバッと切って言ってしまうと、「ペルソナ5イース」でした。
怪盗団→怪人っていう。アレンジの部分はどうでもいいんですけども、そういうことではなく、クリムゾンラインが、怪盗団のやっているシュバッ!と移動するアレだったりとかね。ゲーム性とかの本質部分でペルソナ5ベースの方向に向かって進んでいるって意味合いが大きいです。そして、それはどういうことなのかって話でしょう。
 
・街はダンジョン
多少、責任めいたものを感じなくもないから書くのですけども、これから先の、未来のJRPGを探っているのだろうなって感じました。ペルソナ5に敢えて、思い切り寄せたのかな?って。ゲームは長い開発期間があるから、真似したとは言い切れない部分はありますが、後発の作品としてGOを出したのなら同じことでしょう。
 
そもそも、パーティー用の魔導具(今作は降魔具だったかな?)の機能を、振り分けた形なんですよね。以前の作品から、ダンジョン用のギミックとして似たようなことはやっていました。体のサイズがちっちゃくなったりだとかね。そういったマップ用の機能を、怪人のもつ異能の形に変化させて、街中でも使えるようにした「だけ」です。敢えて「だけ」って書いたんですが、ゲームとしてコレをやったのは凄い。だって、「監獄都市バルドゥーク」は、まるまるダンジョンなわけですから。
 
処理としてみると、町の外に出たら、全部できる。攻撃スキルも使える。都市の内部は、戦闘以外のことができる。単に戦闘できないようになっているだけで、処理として考えればダンジョンそのものです。敵との遭遇ポイントに触れれば、ディメンションな空間に入ってシームレスに戦闘開始なわけです。戦闘機能が解除されるだけですよね。そして店舗の中に入ると、サードアイも使えなくなって、「町」になっています。
 
やっていることはオープンワールドなんだけど、ダンジョンでオープンワールドやっちゃったっていう話なんですよね(笑)そりゃ、ロード長いよなぁ。
 
触っていないけど、スパイダーマンがスッパイダーウェッブで移動するのに近いことをやっています。しかし、オープンワールド風にしたことで、ストーリーが並列風になってとっちらかってしまっているマイナスも受け継いでしまっています。呪いという名の結界と、章で区切ることでごまかしていますが、面白くないように感じるのは、オープンワールドのマイナス部分を引き継いでいる影響でしょう。
 
8はねぇ。山を登ったら、世界観が変わったじゃないですか。ラクシャを滑り台に追いやって、真ヒロインが出てきたぐらいの別ゲーでしたよ。オープンワールドに開発リソース食われて、ストーリーラインがお座なりになった感があります。例えば、こないだのドラクエは主人公たちが破れて世界が滅亡しかけてますよ。
舞台装置であるバルドゥークを半壊させるぐらいの思い切りは必要だったかも。ストーリーと舞台装置の関係がよくないのです。細かい設定でいくらがんばっても、舞台装置のためのストーリーでは駄目でしょう。ストーリー>>>舞台装置です。
 
それより、ロケットダイブ飛込み斬りをどうして失くしてしまったのか! 高威力の斬り抜けがないっ! ゲロビ突きはアレでなかなか強いけども、やはり無双感が足りぬっ。ふんぬっ!
 
いろいろがんばってますが、ロケットダイブがなかったのが大きくて星4つでした。次の作品を期待する。