雑記

忙しいねん。明日はさらに忙しい。
 
●途方にくれる羽生結弦
もうどうしていいかわかんなくなってる羽生結弦と、彼を導くことができない残念な大人たちというか。ここで書いたからなんだって話ではあるんだけど、誰かが指針めいたものを出しておかないといけない気もするし、他人事の愉快さという気分もあるし。まぁ、アイツに「語るだけの内容がある」という価値はあるんだろう。
 
まだ全然、「何者でもない」ということが分かってないんだよなー。オリンピックで金メダル獲った人なんて、それこそいくらでもいる。フィギュアスケートなんかのマイナースポーツで頂点に立ったぐらいで、何か極めたつもりでいるのが間違っている。せめて最初に4回転のアクセルを飛んで魅せるぐらいしないと、歴史にすら残りゃしないってのに。羽生結弦って何をやった選手なの? 代表する技すら思いつかないよ。
 
そりゃ、もうネイサン・チェンの方が強いのかもだけどね。というか、向うのが若いんだよな。だから成長するのりしろが残ってるのも向うの方だろう。そんな相手に、どうやったら勝てるのか?ってところで道に迷ってしまっている。相手からすりゃ、羽生結弦を倒せば世界一のスケーターに成れるんだから、狙ってくるのか当然ってことだ。
 
くだらねーわー。全然、トップ選手じゃない。暗闇に立っていない。まだ誰かが切り開いた道を歩いているだけの子供だ。いつまでガキの気分でいるのやら? 前人未踏の領域に踏み込まず、後ろから来てる奴を気にしてやがる。先頭に立つものは、可能性を手にする。フィギュアをどうしたいんだよ。ビジョンはもっているのか? 道は自分の後ろに生まれるのだ。他人に勝って得られるものばかりじゃない。創り、生み出すことが求められる。明かりを掲げて、導くものであれ。
 
 
走り幅跳び日本記録が更新された件で、跳び方の解説をしていたんだけど、なかなか面白かった。
ジャンプするには、足を曲げてから伸ばさないといけない。曲げる→伸ばすの2動作が必要なわけだ。走り幅跳びの場合、種目がBFSになるから、走る速度をジャンプ力にプラスする技術が必要になる。走ってきて、曲げ・伸ばしの2動作を加えるのが、この種目の難しさな訳だ。ブレーキしたりのロスを減らし、走運動をジャンプ力にどう転換するか?っていう。
んで、日本記録の話に戻るんだけど、2動作を瞬間的に行わず、分けたんだってさ。2歩前に腰を沈め、次の一歩で立ち上がるように足を伸ばしつつ踏み切るんだってさ。なかなか面白い。走る速度が速ければ速いほど、1歩の時間は短くなる。曲げ・伸ばすの2動作を、刹那に、十全に行う難しさはいや増す。大変に面白い話だった。
 
●なろう漁り
しっくりくるのがあんまりなくて読み漁ってもうた。「美味しいダンジョン生活」が削除されたのも諸行無常の響きありだったなー。「狼は眠らない」は来年の復帰が待ち遠しい。

・「異邦人、ダンジョンに潜る。」
漫画から入ってんだけど、オススメ。こねくり回したような描写を飛ぶように読み進めていくのがオススメの読み方かなぁ。テンションが下がらないのが凄い。うまい。ひと段落しちゃうと、読む側としてもテンションが落ちちゃうんだよね。大きめの場面転換とか、第二部の入りとか。そういうのを感じない。SFと現代とファンタジーのごった煮なのに、違和感はさほどなく。正直、居合はそこまでつよくねーよと思わないでもないし、メディムとメルムで名前が似すぎ!とは思うけれど、そのぐらいなんだよなー。面白いでつ。
 
・「異世界転移、地雷付き。」
「公爵令嬢の嗜み」を読んだ辺りから感じはじめた「女性の活躍問題」という違和感があって、一部の女性作家らしき人々の作品では、男性が添え物になって女性がメインで活躍する。別段、男性至上主義とかのつもりはなかったけど、自分では気付かなかっただけなのかも?って思い始めた。だから異物感はどうしてもね。こうしたある種の臭みは、逆に指標的な意味もあるような気がしてならない。少年ジャンプ的目線っていうの? そういう女性がまるで活躍しなくても平気な世界観に慣れきっていると、目から鱗に殴られるというか。女性が感じているかもしれない違和感や、納得のいかなさを味わっているのかもなーって。
だから読めとか、オススメとかは書かないけど。前半は隠せていたのに、だんだんと男は無能って香りが(笑) 正直、LGBTなんかより切実な、俺に近い問題なんだよなー。