雑記(十三機兵防衛圏、その2)

一晩寝て、お風呂に入ったら感想が変わったので、その2をば。
 
●十三機兵防衛圏
ネタバレです。シナリオに性格の悪さが出てないのはなんでなんだぜ?から再出発しました。
 
クリアしてすぐ感想を書くのはあんま良くないですね。
13機兵防衛圏ってどんなゲームか?とつらつら考えて、自分の中のイメージが再構築されました。これは決して正しいことを書くわけではないので、読むならそのつもりで願います。私にとっての本作が塗り替わっていくことで腑に落ちたのです。
 
 
正直、追想編の内容をほとんど疑ってかかってます。
テラフォーミングというか、他の惑星に移住する物語なんですよね。で、到着しました、テラフォーミングして、人類再出発します、だと物語として山も谷もありません。だから、怪獣と戦わせる必要がある。これは物語としての都合ってやつです。
作中に説明があったように、人類として文明まで継承した存在を生み出す必要があった、だから40年単位で時代の違うセクターを作った。たぶんその辺りは事実だと思うんですよ。
 
そんなことをやったらどうなるか?というと、外に出たくなくなると思うのです。人によっては引きこもるでしょう。だから結局、ダイモスで破壊する。外に出ようと思うまで、ループさせる。つまり、怪獣大戦争とループからの脱出は、惑星移住のための試練みたいなものじゃないかなって。
 
恋愛も、正直、疑ってます。この規模でやってて、AIに恋するキャラがいないのがちょと不自然というか。普通に考えて、惑星移住を成功させようと思ったら、人間同士で恋愛しなきゃ話にならんでしょう。だけど、カップリングを事前に決めておいたら、不慮の事故があった場合に困るに決まってます。人間同士ならどの相手とでも恋に落ちるようにしてあった方が無難ってものでしょう。人間の場合、DNA的に匂いで判断してるだのの話があります。好き嫌いは選べない可能性がある。そうならないように、仕組んでませんか、これ? 例えば、番うまでは誰でもよくて、番いになったら一途になるとかね。比治山くんって、沖野にフラついて、焼きそばパンの君にフラついて、東雲にフラついてて、わざとらしいというか。裏設定、あんだろ。
 
  
実際問題、人類が滅亡したとかも怪しいと思ってて、最初からポットに十数人だけで出発したのかも。インナーロシタアの設定を考えると、人類滅亡後の地球で再出発したってよかったような。 ナノマシンが汚染されて危険だの、文明破壊ナノマシン月光蝶であーる!とかの可能性はあるかもですけど、滅亡したを信じる根拠としては弱いなって思っています。
 
怪獣ダイモスにAI人間達を殺されたくなくて、または自分の住む街を守りたくて、機兵で戦うことにしたのに、イージス作戦の途中で「セクター0がもたん時が来ているのだ!」となった途端、ループから脱出しよう!になって、気が付いたら惑星移住してましたって話じゃん。機兵なんて最初からなかった。ダイモスもなかった。全部、惑星移住プログラムだよね。機兵搭乗者がなんだかんだ同じセクターに転移して集まって、戦って、乗り越えていく試練? そんな都合のいい話ある? これは奇跡の物語? うっそくせー。全部、仕組んだんだろ?どっからどこまでか知らんけど、つまり、ユニバーサル・コントロールにコロコロされてたってことじゃないの? セクターゼロがもたないとかも、ほんとは嘘なんだろ?
 
 
……お見事でした。