雑記(P5S)

とりあえずクリアまで
 
■ペルソナ5スクランブル(PS4
これは良いペルソナ。続編シナリオで、ペルソナ5本編をプレイしてないと意味が分からないだろう。スピンオフよりもファンディクス的な意味合いが強いけれど、内容はほぼ完璧に近いのではなかろうか。納得の完成度。素晴らしかったです。
 
目に付きやすい瑕疵はあるんだけど、まぁ、本来の本質的に「欲しかった部分」は押さえてあるので問題なしというか。正直、P5Rより良かったかもしれないぐらい。
 
シナリオとしても基本ラインが踏襲されていて、P5本編をリフレインしつつ、新規要素を軸に物語が展開。2次創作として考えると、これやられちゃったら続編作れないよ!と叫びたくなるほどの出来の良さ。P5Rの新規要素が邪魔に感じるほど。
 
アンチャーテッドは4しかやってないけど、少し繋がって来た部分も。テイルズでも感じたことがあるのだけど、ずっと話しかけられている感じ。仲間たち、声優さんたちが寄り添ってくれる感覚があって、満足の根幹を形成しているような気がする。
特にP5に出来ていなかった部分も解決されているのが大きい。メメントスを猫ガナ車で走ってる時、雑談が挟まるんだけど、敵と接触すると途切れるんだよね。それもしょっちゅうなんでイラッとさせられてた。シナリオを進める時のセリフも平然とカットされるし、なんか損した気分にさせられるんだ。しかしスクランブルの場合、シームレスに移行するから、会話が途切れない。特によかったのは、ナビのセリフがウザく感じなかったこと。聞き流せるし、リズムにも貢献していた。
 
良くない点は結構あったなー。音楽のノリが違うのとか。P5Rやって再確認したけど、音楽のパターンが多くても違和感がないのが統一感としてスタイルの形成に寄与してんだよね。ものづくりに膨大な熱量が必要なのが分かりやすく分かる部分。ペルソナ5の音楽じゃなきゃ、ペルソナ5にはならないよなー。ちょっとダメだった。バトル曲だけでもと思って、ランダムで「オリジナル」と「P5」と「P5R」の曲を使うようにした。オリジナルだけだとノリが違い過ぎて。つーか記憶に残らない。
 
アクションは、無双ゲーやったことないんだけど、□ボタンの連続攻撃が気持ちよくないんだよなー。しょっちゅうダメージくらうし。無双ゲー作ってるチームじゃなかったの?とか思うほど。武器攻撃力が低いのが問題なのか、「無双」できないのがつらひ。
バランスとしては、MP回復手段と比べて、HP回復手段が多い関係で、HPを消費して放つ「物理攻撃スキル」を優遇するためなんだろうとは思うんだけどねぇ。物理攻撃スキルだと、怯ませて1MOREとか、総攻撃を狙いにくいんよね。バトンタッチからのダメージアップもなかったし。ダメージ食らいやすい関係で、HPを減らす物理攻撃スキルは使いづらいんだ。

一方で魔法攻撃スキルは、総攻撃までが盾みたいなゲージで見えやすくなってて、「SEKIRO」っぽさをちょっと感じてみたり。成長していくと、ジオがジオンガになってジオダインになるけど、盾ゲージの破壊力で表現される。MP消費が少ないからって、弱いジオを使っても、ちゃんと効果は薄くなっているわけだ。正しい。敵の弱点を突くというペルソナバトルっぽさは、主に魔法攻撃の正しさによって保障されている。ただ、1MOREのメリットは消してしまっているよね。最終的には1MORE後はMP回復のために自分で追撃することになるから、バトンタッチシステムも阻害しちゃっている。キャラゲーとして考えたら、バトンタッチした方がメリットが大きくならなきゃダメっしょ。まぁ、バトンタッチしちゃうと、弱点を狙った攻撃ができなくなるんだけども。つまり、敵のデザインがゲーム性に大きく絡んでくるってことだ。意識が足りていない。特に呪怨を主人公専用に設定したのは良くなかったね。
 
アイテム購入、通販の挙動はサクサクしてんだけど、一回ごとに処理しなきゃダメだったのかな?
それからアイテム使用時、P5もそうだけど、並びを工夫してくれ。探すの時間かかりすぎる。
 
こんなに良いゲームなんだから、つまらない部分でケチつけんなよ、と言いたい。
エンディングの流れもグッド。幕引きが良ければ、すべてよしにもなろうってものだ。
 
クリア後の世界をもうちょいやって、トロコンしたいところ。あと、ノーマルエンドだけどヨシツネの八艘跳びでんかったわ。ラストダンジョン到達がレベル70で、ヨシツネ作れるようになるのが78から。八艘~はさらに成長させないとアカンくてなー。終わっちゃったからちょっと面倒くさい。面白かったナー。またやりたいものだ。