雑記(異世界料理道)

自粛疲れです。嘘です。一人暮らし疲れです。

 
異世界料理道
ようやっと300話で、約900話なので、残り2/3っていう(笑)
なろう漁りしてこなかった自分としましては、こんな骨太のが残ってたとは存じ上げませんでした。今のところ、いい意味でも悪い意味でも「ケレン味がない」作品。ぶっちゃけた話、慌ててケレン味の意味を確認で調べちゃったよ。
 
比較すべきは、なろうトップ作品の「無職転生」とかアニメ放送中の「本好きの下克上」とかなんだろうなーって。総合ポイント比較したら、結構低いので、やはり知名度はイマイチなのではないかと。無職転生とかって、いい意味のケレン味が効いてるものね。本好きの下克上は後半の盛り上がりとかで外連味たっぷり。
 
簡単に紹介、するべきなのかなぁ。ザマァの系譜の根っこにあるドラマを、ザマァ抜きでやってるんだよね。
ザマァを分析すると、「社会的な成功を求める夫」と「家事でそれを支える妻」の関係になってて、社会的な成功に不必要な家事労働をバカにして妻を切り捨てるって構図と一致している。切り捨てられた妻の内助の功はやはり必要なもので、裏切り者の夫は破綻していく。って感じドラマを、勇者と従者に置き換えて展開させているというか。

異世界料理道の場合は、主人公アスタが料理で社会的な成功を収めていくって展開。セリフ回しがクドいとは思っちゃうんだけど、そのぐらいかな。いや、もうひとつあった、他者視点のストーリーあんま好きくないタイプのひとなので、群像演舞が本当に長すぎる(笑)
キャラのバランスもいいし、非常に完成度が高い。主人公とヒロインが安易に結ばれない理由が明確で、しっかりした土台の上に展開している。一話当たりの文章量がごっついので、文字ジャンキーにはとってもオススメです。歯応えか凄いので、アゴを鍛えましょうってぐらい。
 
もっといろいろ褒めたいんだけど、まだ1/3しか読んでないんだよなぁ。
ルウ家の次男の話はよくできていた。逆に、森の掟とか、一日の務めのような決められた仕事が現代では失われているような気がした。