雑記(貴方はモブ? いいや、違うね)

私なりの答えを置いておこう。
 
まず、歴史に名を残す人になりたいかどうか。マズロー辺りの、欲求段階説風に考えれば、名誉欲が最上位に来るのかもしれない。そういう意味では最後に求めるものが「名を残す」とかって考えに至るのは分かるといえば、分かる。喰うに困ってるなら食欲の方が大事だろうし、モテないとか嫁がいないなら性欲のが方が上かもしれない。そういうのが満たされたら、最後は名誉欲になるとかって話だろうからね。逆にいえば、人類の上位カースト以外は名誉欲が最上位にならないかもしれないわけだ。承認欲や自己実現欲が具体的にどんな形式であらわれるか?みたいな部分はあるだろうけどね。
そもそも不死を求めたいけど無理だろうから、せめて名前を残したいって話だろう。子孫でもいいような気がするし、いい仕事をしたいってことかもしれないし。
 
大事なのは、70億が70億、同じ欲を生きているわけじゃないって部分だろう。目的は人それぞれ。手段も人それぞれ。
 
現代の難しいところは、王様はいなくなったという点にある。分かりやすく頂点というものがない。フラットな社会ともいう。この構造の変化が「何をもたらしたか」が問題で、王家に生まれたら、自動的に王様になれました!とはいかなくなっている。我が国でいえば象徴天皇制だけど、その人生は滅茶苦茶に大変なものだろう。むしろ絶対にやりたくないタイプの人生だ。尊敬する。斯様に、偉い人が背負う義務というか仕事量というのは、凄まじいものがある。小学生の思い描く「王様は他人に傅いてもらえて、楽してウハウハ」とはならない。偉業がなぜ偉業かといえば、人にできないことをやったからだろう。その道が楽なことなどありえない。
 
結論をいえば、人類の1%に相当するであろう人々は、めちゃくちゃシンドいことをやっている。我々が偉大だ、えらいと思う人というのは、人の何倍も働いて、努力して、身体がえらい(方言でしんどいとかの意味)人のことで間違いない。
 
そもそも「モブである我々」という認識は、ピラミッドの頂点とか、カーストを中心とした認識なのだ。上の方がえらいっていう。もうそういう貴族主義の時代は終わってんだよね。王侯貴族より、モブが楽してウハウハしている時代なんよ。例えていえば、日本人は全員が下級貴族、みたいな。はっきり言っちゃえば、偉い人ほど、奴隷に近いことをやることになる。
 
他人より美形とかだけでウハウハできちゃえる時代なんだよね。だから、歴史に残る偉業を成し遂げたければ、どうぞご勝手に?っていう。やりたければやればいいさ。構造は変化し、価値観が多様化したわけだから、分野ごとに評価があって、人ごとに評価する内容が変わる。まだまだリアルとネットで解離があるから、この先がどうなるかまではわかんないけど、好きになれること、熱意を持てることに集中した方がいいと思う。趣味って大事だよね。偉業は「その先」にしかないと思う。
 
 
とはいえ、モブのお前らが認めたから「偉業」とかいわれても、中身空っぽじゃね?wwwwwwww