雑記(歩道本とゆるの死……?)

スーパーウォーク歩道を購入。というかね、アマゾンで書影を見て、運動研のサイトで確認したらまだ掲載されてなかった。発売日的には前回の本の感想を書いてる時よりも早い。奥付だと8/31だからね。うん、俺が買うの遅れるわけだよ。今度からアマゾンで確認するわ。
 
 
〇スーパーウォーク歩道(高岡英夫著、ベースボール・マガジン社
秘伝連載中なのに、もう本が出たことに驚いた。本の内容は、断然に説明不足。秘伝の連載を追いかけながら読むべき本なのかな?って印象。フォアフットが分かってない状態でフォアフット軸、さらに把由足が出てきてしまう。超楽しみにしていたモーター軸の方も、軸が太いぐらいの説明だったし。しっかりと解説している本を求めている場合はオススメできない。
 
それでもなんとなくモーター軸らしきはできてきちゃったりするんだけども。でも、なんかこれ、リード軸の低劣化の気がしてきた。リード軸が全身の軸移動運動で、モーター軸はリード軸の移動エネルギーを四肢の駆動力として転換している雰囲気。結果、軸移動を抑え込む方向にシフトさせていて、ドライブ軸のつなぎになっている印象。まだ始めて時間が短いから正しいことを言えてるという確信はないけど。
 
なんというか、高尚なリード軸から、下劣なドライブ軸へって感じ(笑) リード軸が高尚なイメージとかって、武術の達人のおじいちゃん先生とかが、筋肉に頼らない動きとかで使いそうだからってことだけど。ドライブ軸は「生の筋力」とかって言いそう。いやいや、ドライブ軸に対する恨みとかはもうあんまりないですよ。今の俺は、三軸格定させた状態でリード軸っぽく歩きつつ、裏転子を利かせて楽しんでるんでね。正直、やることたくさんありすぎて、何からやりゃーいいんだ?という嬉しい悲鳴状態。いや、歩道本のタイミング早すぎて困惑してるわいな。
 
とりありず把由足が地足法まんまではなかったので安堵&安堵。
軽くネットで調べたら、つま先メインのフォアフット、陸王のドラマで話題になったミッドフット、カカトからガツンと着地するヒールストライクがあるらしい。フォアフットに関してはまだなんか隠し持ってそう。まぁ100メートル走なんかだと、カカトは着かないのかもしれないしねぇ。ちょっと正解を教えていただきたいところ。子供の段階でフォアフットメインで行けるのかどうかとか、武術ではどうか?みたいなのとか。ベースをどうすればいいのかってのがわからんのよね。
 
〇果たして、ゆるは死んだのか?
たぶんほとんどの人は興味なくてスルーするであろう、冒頭のパフォーマンス理論が気になって仕方がない。新機軸のパフォーマンス理論が提唱されたのだけど、軸、ルースニング、全身連動の3要素が出てきた。最初チラ見したときは、納得したというか。こんな感じかもなーって。次に、もっとパラメーター的なのが欲しかったナーって。ゲームなんかで使いやすい、筋力、敏捷性、耐久力、みたいなのとかね。
更に考え続けて、良く考えるとバランス悪くないか?ってなってきた。だってこれ、軸とゆるってことやん? 全身連動はゆるから分離したものじゃないの?ってなったよね。全身連動の説明が出てこないのも不自然だし。わかりそうで分からない。いや、個人的には、フレキシビリティのことだろうなって思ってるよ。フレキシブル・パワーって設定したからね。
 
んで、先生の説明をひっぱってくると、根本の土台にルースニング、その上で軸が骨格としてあることになる。つまり全身連動は肉付けってことになるわな。それだと、具体的な種目の運動能力は全て全身連動の分野になってこない?ってなっちゃったよ。割合でいえば、軸がせいぜい2ぐらいで、ルースニングが1、全身連動が残りの7とかね。いや、冷静に考えていくと、理想値は3要素全部が3.33……ってことになるから、なんか肩透かしなんだけどね(笑)
 
でも、ゆるから全身連動をひっこ抜いた残りがルースニングって考えると、……ゆるは死んだのかもしれない。いや、直観的に死んだと思ってしまった。フレキシビリティのことを思うと、殺したのって俺になってきちゃう。それはそれで感無量だし、先生としては死んだとは思わないんだろうけどね。ゆるは高岡先生のものだから。でも、がっくりきてしまった。
 
んで、今日一日、仕事しながらつらつら考えてきました。
軸=姿勢制御、ルースニング=筋出力制御、全身連動=運動制御とかってまとめ返すしてみると、全部制御系ってことになってくるんよ。この場合、大半の人間が注目するであろうものは、筋出力制御になると思うんだよね(笑) 逆から言うと、ルースニング(緩解)は、筋出力制御としての意味では一番魅力の無い側面をピックアップしていることになる。驚愕の事実だったね。だいたい、運動中にうまいこと脱力できなきゃダメなんだし、ルースニングだけを取り上げて集中的に訓練する意味ある?ってなるでしょ。脱力こそ、全身連動の中の要素に過ぎないっていうか。いや、まぁ、ゆるの価値が分かっているであろう俺が言うことに価値があるかなって。
 
俺、ゆるはやり切ったと思う。ゆるみ切ったよ。俺の中のゆる体操は、被制御系だったから、飽きた時点で終わってたんだなって。そしてルースニングと全身連動が分離されたことで、死亡が確定したのかなって。
 
 
という訳で、ゆるプラスはじめました(笑)
 
高岡先生のゆるって、背骨本をみたら能動性の塊だったんだもの。そうしてみると、ネバネバとやる粘動系とか、粘溶系のゆるってやりごたえが続くんだよねぇ。だからフレキシビリティを書いたんだけども。あれが当たり鉱脈だったんかなぁ。鍛錬は体を練る、粘らせるものなわけ。これはなかなか果てしないデスヨ。筋出力制御であり、全身連動の分野だろうから、ルースニングではないかもだけど。ゆるマイナスは死んだんだよ。
 
そういえば、そういえば、最近どこぞのおじいちゃん先生が本当のナンバがどうのって出てきてたんだけど、あの動きって、割体に向いてるかも。逆かな? 割体の結果がナンバの可能性もあるのかな。
 
 
よし。頭を占拠してたイメージはだいたい吐き出せたと思う。アウトプットしていかないと、パンパンなままなんで。