雑記

 
ネギまの感想は書くの大変なのでラクガキを。落書きというよりかは楽書きというかね。
 
●神のみ
漫画的には凄く正しい展開なのですが、ハクアの選択が古典的過ぎて苦笑いです。キャラ崩れてない?とか思ってしまうところで、漫画的に正しいのが分かってしまうだけにムツカシイです。
理により過ぎの神にーさまからすれば、感情的に動いたハクアって図式なんですけど、古典的な「バカ女」の図なんですよね。面白いのはハクアが噛ませ犬化することで、ノーラさんの出番を作っている部分でしょう。全体でみると桂馬側と両方で展開させてて面白くなっているので、単純な批判の意思はありません。
ハクア自身が優等生だったわけで、理屈が分からないキャラじゃないと思うんですよね。勿論、根っこは優しいし、だから真面目でもあるわけで、真面目だから正しくないやり方に反発している、という読み方になると思うのですが、そこに行く前に、女性として感情的な方法論を優先した結果という形ですよね。
 
これに対抗するのは、例えばパッと思いつく辺りでは鋼の錬金術師の大佐の部下リザ・ホークアイだと思うんです。彼女だったら、桂馬の言うとおりにしたでしょう。理によっている、けれど可愛い。むしろハクアの行動は女の子的が故に「可愛げがなくなっている」と思うのです。ぶっちゃけてしまうと、女の子って『気持ち悪い』ぐらいの勢いで、別の生き物であることによる可愛くなさがあんですよね。その可愛く無さがちょうどよく描写されていると思うのです。それで、感想書きなんかをやっていると、その可愛くなさに「気付いてますか?」と指摘できるようになる、というか、指摘したくなる、といいますか。そんな感じです。もっといえば、感情に従って動く女の子って、実は可愛くないんじゃない?みたいな全体傾向やら一般論の読み取りを展開させてしまいたくなるというか。(いや、感情的な女の子って可愛いと盲目的に思っていませんか?みたいな話です)
 
ハクアの行動って、真の意味において「我儘」だったかもしれません。全体を台無しにする可能性を無視して、自分の都合を優先しました。
一方で、神にーさまなら、そこまで読んでいて、「お前(ハクア)に尋問できるなんて思っていなかった。ヴィンテージだと分かっただけで十分だ」ぐらいのことを言いそうなだけに、安心して読めるといいますか。桂馬の周辺にだけメタゲームが展開されているのだなぁ、と改めてその境界が見えたりしていることが面白かったりします。複雑ですかね。
 
 
●ベビステ
ゾーンって嫌いなんですよね。分かったような気分になれる臭がプンプンするというか。日本語を舐めすぎているというか。アレですよ、英語っぽい概念を有り難がる小市民なんでしょ?みたいな僻みっていうかね(苦笑) 結局は超一流でなければ入れない、だから本当のことを知ることは出来ないっていう逃げもあります。私は超一流じゃないのでゾーンのことは分かりません。視野が狭まり、周囲の雑情報を排除した状態ぐらい幾らでも経験がありますけど、そんなのはゾーンじゃないのです。単に脳の処理を節約しただけです。それはそれで面白い話もあるんですけど、あほらしいので書きません。ゾーンでがんばってね?ってことですよ。いや、ベビステがどうのじゃなくて、ゾーンがそのぐらい嫌いなんです。ゾーンでもまた知ったかする人が多過ぎるんですよ。だって、俺はゾーンを経験した!とか言っとけば超一流風でしょ。
……いかん、思考が絶望先生風だ。アウチ。
 
ゾーンもまた思考停止言語なので、批判対象として俎上に載せられなければダメなのです。しかし、超一流の人がそんなのくだらねぇよって言ってくれないと説得力ないんですけどね。くだらねぇ。