雑記(世界フィギュア+α)

 
ちょっち凄い戦いだった。そこにはドラマがあったよ。
 
競技難易度が高いらしく、日本のコメンテーターが揃って減点法の意識になっていた。使う言葉も「そつが無い」だとか「文句のつけようが無い」といったものになっている。やっていることは粗探しだから、本当ならば評価する言葉そのものを変えてやらないとダメだろうと思う。その切っ掛けになるのは、関係者の高い認識力か、もしくは表現者のレベルの高さのどちらかだろう。
 
結局、ジュベールとバトルという「加点法の領域」に入った2人の勝負になる。ジャンプでミスがないかどうかではなく、表現のぶつかり合いにこそ意味があるからだ。ジャンプ成功するかどうか?といった運だの調子だののレベルの勝負では無いからこそ、本当に楽しめた。
 
勝利を確信したジュベールの「勝者の舞」
しかし直後にバトルが見せた「完璧な演技」
どちらが勝つか分からなくなる。そして採点の瞬間の緊迫!
 
いやぁ、良かった。






●今週のガンダムOO
えっと、今週分とかの話で人が死んで気分的に盛り上がったら、演出としても失敗じゃないかと思うわけで。ロックオンが死んだとか言いながら悲しむクルーなんかを描いてても、それ全部が滑稽じゃないと嘘でしょう。ソレスタルビーイングとか武力介入とか大上段から理想を振りかざしておいて、犠牲に対する覚悟すら無かったら単なるバカだし。それでも「悲しむぐらいの権利」は彼らにだってあるんだと分かってて見るものではないかと。
 
ここで泣けないからこの脚本は二流だ…………とは思わないですねぇ。戦艦壊されてやんの、バーカ(笑)が本音だったり。それも人革連が以前にやった方法以外の、一体どんな方法で補足したのかなぁ〜?とか。GN粒子発見レーダーとか?時間稼ぎにはなっていたけども、話の都合とはいえ、宇宙空間って狭いなぁ(爆)とか。いや、そんなのはどうでもいい部分ですけど。
 
チョイ役のオペレーターの死をメインに持ってきて悲壮感だけ煽ってるのなんてメジャー作品故のライトユーザー向け配慮でしょう。現実は厳しい、とか。ぶっちゃけ大ピンチで一端中断ぐらいの意味しかないだろうし。
 
 
むしろ問題は、敵が小物過ぎて怖くない点でしょう。キャラよりも擬似GNドライブ搭載型マシンの猛攻(数)の方が怖い。それだってトランザムなんか出すから緊張感が無くなってしまった。アレハンドロ・コーナーにしたってモビルアーマーに乗っちゃったから中断用の中ボス=小物ってことだろうし。
 
マクロと戦おうって時に、それを代表してくれる敵が居なかったら、それはそれで不気味でいいなぁ〜と思ったり? ……でもそのネタも注意深くやらないとフルメタのままってことに。もはやアムロが出てくるしかない?