だらだら考

 
●意義とか意味とか
魔法世界でバラバラになったが、大体の安否は分かってきた。
だけど、まだ合流できてもいなければ、麻帆良学園に帰ってもいない。可能ならば身の潔白だって証明したいだろう。
 
そろそろ、次の段階に入る頃ではないかと思うわけで。
少なくとも魔法世界でナギの情報(断片)を仕入れるぐらいのことは折込済みのハズだ(お披露目は合流時か帰還後かもしれないけど)
 
夏休みの秘密の時間経過(8月上旬の謎の11日間)をもう少し有効に活用して貰いたいところ。
なんにせよ、もっと葛藤が見たい。悶えたり、悩んだり、着実に歩を進めたり、周到な計画を立てたり、それがブチ壊れるのが見たい。
おまけにいいんちょが見たい(しつこくても言い続ける!)
 
 
●周囲の評価による美少女?
……が話題になっているから相乗りすると、つまり某所で「千雨飽きた」とか言われた時にムカつく理由そのものだな、と。
いいもん、出番あるんだから勝ち組だもん!(遠吠え)
 
 
●闇とは何か?
闇は闇っしょ。始原の混沌は始原の混沌にきまってらーな!……と半ば本気で思ってたりする。言葉を入れ替えたりしたら理解できるようになるってことは確かに便利なんだけども、注意が必要じゃない?
 
さて、理屈で考えられる範囲で頑張ってみよう。
つーか、ウチのサイト的には闇=ぐるぐるパワーでいいじゃん?とか思ってるんだけど(笑)悩み続けるのがネギの性質だし。螺旋力は前進力も含むんだけど、ぐるぐる力は空転しまくって闇の魔法をその身に留めるわけっスよ(それってカッコ良いか?と聞かれると困るw)名称のテキトー感はともかくとして、作中の要素しか使ってないんだけどなぁ。まぁいいや。
 
 
まず、
エヴァの修行はヘルマン戦以降、その内容が変化している点
ラカンが妙な鍛え方をされていると指摘している点
 
……が繋がっているわけだ。基礎力アップというか土台作りというか。
その前提になっているのは、ネギの「暴走」の描写。
 
・「ぼーやの潜在力を見られたのはおもわぬ収穫だったよ」とヘルマン戦終了時にエヴァが評価していること。
同様に、ラカンもカゲタロウ戦での暴走を見て、
・「だがお前にはやはり闇は向いているぜ?こないだの戦いを見ててもわかる」と指摘している。
 
つまり、暴走は闇に近しいってことが言える。
 
 
正直な気持ちを書いてしまえば、「術式兵装」は路線変更じゃないの?とか思ったり(笑)
「暴走を使いこなす」→「術式兵装」という感じで。でもまぁ「単なる暴走」を高度化・洗練化して使いこなすイメージなのかもしれない。
 
 
すると暴走について考えてみないといけない気がしてくる。作中で分かり易く暴走を使ったのは3回だけだ。
 
・ヘルマン戦 
・奴隷の時(トサカ戦w)
・カゲタロウ戦
 
カモの解説によればエヴァ戦のくしゃみも暴走らしいんだけど却下(笑)
 
 
で、暴走した理由ってのを考えてみると、現実逃避と八つ当たりかな、と。
ヘルマンの時は雪の日の恐怖からの逃避と八つ当たり。トサカは表面的には怒りだけど、仲間パーティバラバラとかの責任を下敷きにした上でのことなので、やっぱり八つ当たりだ。カゲタロウ戦も日常の社会的責任を引き受けた状態から「戦闘に集中」してしまうという意味で現実逃避しているわけだ。
 
つまり、闇=現実逃避ってことですね?(おいおいw)
 
北斗神拳究極奥義“無想転生”は悲しみを背負う事で強くなる技だったわけだけど、ネギま!の場合は、責任が大きければ大きいほど、現実逃避した時に楽しく 強くなれるという「新種の無想転生」だったんだよ!
 
な、なんだってー!?(お約束)
 
 
……さぁ、書いてる本人もどこまでが本気なのか?って話になってまいりましたっ。つーか、これじゃ何やってたって現実逃避とか決め付けられる気もするし(笑)
 
 
普通に考えれば暴走とは抑圧からの解放。故に、その一瞬の爆発力を持続・制御していく方向だと個人的に思っていたところがある。
しかし術式兵装には更に高度なエネルギー制御(抑圧)が必要なように見える。
ダイ大のヒュンケルがラストバトル前に闇の力を受け入れて、さらに光の闘気を輝かせたのを思い出してしまうのだけど、流石にこれは関係無さそうだ。
技的にみれば飛影のアレっぽいし。
 
207時間目でのネギの傷つき方は、ラカンが術式兵装を実演・自爆する直前の現象と同じように見える。いってみれば、エヴァの人造霊という「闇の魔法」を取り込んでいる状態なのだから、結果を考えると「闇の魔法をその身に留めなければならない」ハズだ。こう考えると拒否ってはいけないもののように思える。その意味で勝ってはいけないんじゃないの?と以前の感想で書いたわけだ。(205時間目の感想で書いたので、2月末の話)
 
例えば、積極的受容の態度でエヴァの人造霊ごと飲み込んでしまえれば、そのまま「全テヲ飲ミ込ム暗キ穴」かな、とか。
 
 
しかし、ヒントの「既に知っているハズ」を利用した脚本になってなきゃいけないわけで。(やっとここまで来た)
 
条理・不条理とか秩序と混沌とか言っているけど、
問題にすべきなのはネギが復唱した「全てを飲み込む始まりの闇」だけでいいのではないかと思う。
 
普通に考えれば、クウネルの隠れ家での「悪こそ真理」とか「生きる=悪」とかって話だろう。もう少しヒネリを入れるのであれば、作品のテーマを持ってきて「わずかな勇気」を既に知っているって話かもしれない。
 
 
……だから、何?ってのが問題なんだけどね。
 
脚本上でどう組み込まれて、どう答えるのか?ということが正直に言って見えてこない。いや、次回の情報を素直に待てばいいんじゃね?と思ってたりするんだけどね。
 
 
ありがちな展開でよければ、
見た目はエヴァの人造霊だけど、それはネギ自身の「悪」のイメージが分離された姿(=影)でしかなくて、受け入れること(一つになること)が必要とかね。
絵としては、断罪の剣を食らいつつも、エヴァを抱きしめて受け入れるみたいな感じだったり…………ベタ過ぎ?