208時間目追記

8/29一部修正
 
疲れてくると、疑問が出てこなかったり。ちょっと追加です。
 
●全と無の対比
ネギの使うことになる闇の魔法は、ありのまますべてを受け入れるということで「全」。これに対して、明日菜の使う咸卦法が自分を空っぽにして「無」になっている。ナルホド、と。イメージ的に無が光に相当する辺りが美しくて良いですな(笑)
 
こんな感じ?
闇の属性→術式兵装→全→ネギ
光の属性→咸卦法 →無→明日菜
 
どちらも全にして無、無にして全の状態に入るわけです。……つまり世界との同一がなされるのでしょう。ルートに違いはあっても、その到達点が同じ(近しい)ならば闇の魔法が咸卦法に匹敵するのも頷ける話でしょう。
 
 
●暴走
自我が限界に来てようやく暴走するネギ。限界ギリギリまで抑圧しっぱなしだとかを思うと、かなり強固な精神構造ですよねぇ。物凄い我慢強さ。
私なんかだったら最初の数分でリミッター解除して暴走すると思う(笑)
 
 
●呪文吸収?
状況的には、ダイ大におけるカイザーフェニックスを分散・消滅させた大魔道士ポップの上を行く新能力です。凄まじい。脅威です。いや、単に精神世界での特殊ルールの気もしますが。絵的にああじゃないとカッコよくないとかで。(しかし、その後ALNの日記で「裏の裏技」という発言がっ!い、いったい何を意味しているというのか?)
 
 
魔力を変換して、攻撃魔法などにするのが普通の仕組みですね。
 
・魔力 → 増幅 → 魔法
    (呪文詠唱)
 
従者への魔力供給や、「戦いの歌」のような魔力供給呪文、それから「気」を使ったバトルのことを考えると、このような増幅の過程が無いんじゃないかと。
 
比較して術式兵装の威力を考えると、単なる魔力からそれを増幅した状態で固定してから取り込んでいる、といえるわけです。
 
・魔力 → 増幅 →(固定)→ 放出
            ↓
          (掌握)→ 術式兵装
 
まぁ、ここまでは良いとしましょう。
 
しかし、
今回のように呪文を吸収するとなると、魔法から魔力に近い状態に戻していることになるような、ならないような?
 
ダイナマイトと爆発の関係で考えると、
爆発をダイナマイトに戻すようなことをしている話になってやしないかと。
 
・爆発 → ダイナマイト?
 魔法 → 魔力
 
普通に考えると、ダイナマイトは手で持てるけど、爆発は手で持てない。
だから、爆発してしまったら、本当は掌握できないものなのではなかろうか?と。
でも爆発力は手に入れたい!というワガママたっぷりな技術が「術式兵装」でしょう。
 
この、魔法を「取り込める状態に戻す」行為が、術式兵装後の新能力なら話も分かるんですよ。問題なのは通常状態でやってのけてしまった…………という部分なわけで。
 
 
 
細かく考えるとキリがないわけですけど、ここで問題になってくるのは、
 
術式兵装でやっていることというのが、
 A:結果になる寸前のもの(増幅された魔力?)を取り込んでいる
 B:魔法(結果)そのものを取り込んでいる
  
……のどちらなのか?という部分でしょうね。
 
Aであるならば、術式兵装の仕組みとしては違和感はないものの、呪文吸収の仕組みとしては「結果」を、「原因」とか「可能性」のレベルに戻していることになってしまいます。
ラカンの実演を見る限り、呪文詠唱から発動のキーワードを唱え終っていること、実際にエヴァの呪文を取り込んだことの2点から状況的にはBに近いことをしているような印象を受けます。
 
 
 
呪文吸収できるとする場合、闇の魔法を使ってくる相手には無敵……なんてあんまり意味がなさそうなんで、全ての呪文を取り込めることになってしまうか、フェイトが闇の魔法を使ってくるということに?
うん、もう作者様の巧みなバランス配分に期待しましょう(笑)←投げた