魔法先生ネギま! 255時間目

 
 
●前回の続き
えっと、前回の「読み違え」の言い訳ですが…………orz
じゃなくって、ゲーデルの本音はまだ明らかになっていないから外したかどうか分からないもん!(もん、とかw ← バクマンのネタ)
 
おっほん(咳払い)
正直に言ってゲーデルの謎ハンターとしてのランクの高さに嫉妬です。あんた射程が広すぎるよ!(涙) それに「雪の日の夜」の話題を振られても無理。無理だって! もう3年近くも考えててわかんないんだって(爆笑)←もう笑うしかできない。ことある毎に考察はしているんだけど、マトモな考察にならないんですよねー。少し体力がある時に書きます(あてにならない約束)
 
 
●時制まわりの話
えっと、何もかもメンドクサイのでリンクを貼るべぇ〜の巻
 
自サイトへのリンク:でっちあげ考察・続編 『時制』
http://d.hatena.ne.jp/adagium/20070715
 
2007年の考察なのでらきすたのネタが……じゃなくってネギの部分を参照してもらえると〜と言っても本編255時間目とほぼ同じ内容になっているので読まなくても大して違いはないかな。
で、分かっておいた方がいいと思われるのは、刹那にもろうたホッペの傷はネギにとって興味のない「現在」に対する戒めの機能があるって点ですね。13巻114時間目の内容がらみですが、現在に注力したネギきゅんは無敵!みたいな流れになっています。
 
例えばなんですけど、コタはすぐに油断するので「油断せん!」みたいなワードが必要になるんですが、ネギの場合114時間目の刹那戦がそれっぽいワードになりそうなんですけども、そのままでは反復させにくい状況でした。(今は刹那さんだけを見ます!とか言われても……w)それを26巻237時間目にラカンに拾わせてあって、「常に目前の状況に集中して対処せよ」という風になりました。つまりコレがネギにとって「現在」を補うものであり、ホッペの傷を戒めとして注意を喚起するモノにしているわけですね。
まずここの時制での繋がりが分かっているだけでも違ってくるかと思います。
 
 
●今回の話の構成の面白み、とか。
説明するのが滅茶苦茶めんどくさいんですけど(笑) 普通に読んでそのままスルーした方が絶対にイイような気が…………誰得? 簡単に書いてみると、
 
A「雪の日の夜」の話題
  ↓
B「アスナとの会話」
   ↓
C「栞の気持ち」
 
……とかもうアホか!って話であって、パネェんですよ。やっていることはごく普通にコマ繋げて描いたぐらいにシンプルなのですが、って。えっと、私が一体、何の話をしているのか?ってことですよねぇ。困ったなぁ。こういうの説明するの苦手っていうか。
正直、ネギまってドラマが薄味風味なんですよ。決して薄味ではなく、風味の問題なんですけど、それが個人的にポイントが高い部分でもあるわけで。考察している側からしたらもっすごくわっかりにくいんですけどねぇ。感情ドロドロのドラマの方が分かり易いんですけど、それだと今度はメンドクサだわ辛くなっちゃうわで避けちゃったりして。
 
現在のドラマがさっぱり風味なのを、仮に7倍ぐらいに濃くしたらこの展開って凄いことをやっているんですよ。以上。って感じです。
 
例えば、当然、A「雪の日の夜」の話題というのはメイン中のメインの話です。重要度マックスの話です。ネギにとって一番重要な「核心の話」に今回、触れているんですよ。
そうなると、絶対の絶対ぐらいにネギアスの話にならなきゃいけないんですよ。それ以外は「あり得ない」し、これ以外は「許されない」んです。ネギま!って言うのは、ネギとアスナの2人の主人公クラスが出会って化学反応を起こした話だからですよね。
でも、しかし、本当はしおりんだったんだよー!!ってことですよ。だから栞が出ているのかもしれないわけで。栞に気持ちを言わせているのは、実は物凄いことです。ギリギリの選択かもしれないんですよね。栞かわぇぇ〜とかじゃなくって(笑)、まぁそれもあるんだけど、「赤松先生、出しちゃった!」とか「出さざるを得なかったのかな?」って話なわけです。…………さっぱりわかんねぇな(笑)
 
ネギは父親の行方や雪の日の夜のことは喉から手が出るほど知りたいと思っています。もしかしたら雪の日の方は聞くのを恐れているかもしれないほどに、知りたがっています。でもそれを堪えて優先したいものがある。アスナを守るということです。アスナを守りたいという気持ち。そしてその裏返しとなっているアスナを傷つけたことへの怒り。
正直、ネギのアスナに対する想いがいつ、どこで、ここまで高まったのか?と思うほどです。当然、ナギとアリカの騎士叙勲のイメージを被せてあるわけだし、220時間目からすればラカンやナギから引き継いだ仕事でもあります。ラカン戦で一人前になったこともあって、ネギの仕事、いや仕事とか義務とかって言葉は相応しくないので、「巡り合せ」みたいなものなわけですが、だからこそ、「使命」だとか「自分がここにいる理由」みたいな言葉が出てくるわけですよね。
アスナがウェスペルタティア王国を墜落させたことは本人には秘密なんですよね。ラカンから話を聞いたネギと、一部の察しの良い連中だけが分かっていることです。本当にアスナを守ろうとするのであれば、様々なレベルで守る必要があるんですが……。その辺まで含めてネギの覚悟とかも見てやるべきかと。
 
まぁ、なんとはなしにネギとアスナのお見合いプレイ回だったんですけど、お互いに一方的に想っているけれど、気持ち自体は迂回している傾向があるんですよね。 いや、ネギは正面突破型だったりするんでしょうけど、恋愛感情的な意味で正面を取れないキャラクターだったりするわけで。
でもでも、結局のところ中身が栞なので今回の話もネギの一方通行だったりするんですよねぇ。
 
そして栞です。
客観的なモノローグだとかナレーションが入らないネギまでは、何かを説明したければ誰かの口を借りなければなりません。故に栞に喋らせているのはネギとアスナの関係に対する(余計な?)補強、でもあるのですが、むしろ栞の感じている想いの強さを想像させる凝った趣向とみる方が趣味がいいのではないかと思われます。だから主題的にはネギアスの感情表現であって、恋だとか裏切りフラグとかはメイン以上に美味しそうであってもオマケでしかありません(オイ)
 
 
 
……んで、これらは全て、この後に発生するアスナ関係の物語、つまり「悲劇」の前フリ・起点となって再構成されるワケです。たぶん明日菜がさらわれているとは知らないままでしょうね。ネギにとって一番インパクトが強いところでお披露目になりそうです。今回総督に怒ったり、明日菜に対して「守る」と誓ったりしているのが全てあぼーんと化します。そして更に誘拐された明日菜と再開したら…………うひー(笑) 姫子ちゃんになっちゃってて、「明日菜? 誰それ?」みたいな(笑)
 
一連の物語、特に悲劇で切り取ってみれば今回は「盛り上がり」に相当するパートなわけで、ここでたっぷりと溜めておくと後で(別の意味で)楽しめるのではないかと。
 
 
●舞踏会
オスティア祭6日目に舞踏会を仕込んでくるとか予想外すぎて、もう、もう最高ですわー!状態ですね。
幾らでも風呂敷を広げられそうなイベントなのでコンパクトに纏める手腕の方が問題ですね。ある程度の見せ場は欲しいし、かといって長引いても冗長になりそうだし。難しいですね。
 
個人的な妄想としては、千雨が壁の花するところですね。ラカンが踊るか?とか誘いに来るとか、でもゲーデルが誘いに来た方が面白そうだなーとか、ネギはありそうだからダメだな、とか(笑)
 
年齢詐称薬で全員が大人版になったら面白いのに(凄く手間が掛かりそうなアイデアwww)だってドレスだしー、総督府でやるっぽいしー、上流階級とか呼ばれてそうだしー、テオドラとかも正装でドレスとかで出てくるといいんだけどねー。あの衣装のままとかありそうだし。
 
あーあ、なんでこういうイベントにいいんちょが居ないのかなー。前フリがあるから黒い方は出てくるんだろうなー。するといいんちょが出てくる余地は丸っきりゼロだよなー。あうあうあうあう。ぜってー構成ミスだと思う(笑)
 
 
●しんどい
ホントはもうちょっとだけ続くぞい!な感じなんだけど、つまりどこまで続くかわがんにゃいのでヤメということで。うわぁ、ゲーデルとか殆ど触れてねーや。まぁいっか。