魔法先生ネギま! 278時間目

 
カッコ良過ぎだろ、常考! ……というわけで短く短く。
 
ラカン、散る
「復活するから大丈夫」みたいな精神安定呪文がそちこちで聞えてきます。思ったより深刻なダメージみたいですね。そして特上の追い討ち(笑)
 
ダメだったかぁ。厳しいね。千雨とも絡まず終いだったか。残念っ。
 
 
●要チェック項目
マジックキャンセル使ってるのな。バターのようにどぷりと溶けるアーティファクトの描写はアスナの魔法無効化によるものだろう。世界の始まりと終わりの魔法が使えるってことは、世界の終わりの魔法を単体で使えるってことらしい。これは単純にバトルするにはかなり厄介な状況になった。
関係ないけどピコピコハンマーっぽいのが飛んでいく描写が何気に楽しい(笑)
 
●親無き子
ネギもだけど、ここはむしろフェイトメインで親無き子2人。
どうもフェイトも「弱い無(無心)」のようで、突き抜けているラカンの前に微妙な反応を示してしまう。ライフメイカーは創造主かもしれないけど、「親」ではなさそうだ。親のような上の世代から受け継ぐ暗黙知のような蓄積が無いのだろう。その代わりに知識などのデータや強さがプリセットされていて無心を得てはいるものの、むしろそれは「断絶」に近いものになっている様子。この辺りは黄昏のアスナも似たような状況で「弱い無」だと思われる。
 
ラカンがフェイトの名前を呼んでいて、その関連を前後に探知しようとすると、父性としてのラカンが立ち上がる。ネギにもフェイトにもその在り様を示している。つまりフェイトが「良く分かっていないこと」で、こういう関連が生まれているわけだ。子供だと見做したのであれば、ネギにやっているように「ぼーず」などの呼び方で一人前として「認めない」ハズだが、フェイトと名前を呼ぶことで逆にここでは人として「認めている」ことになるようだ。未熟であることで、逆に人らしさを認めたのか、許したのか。
散ってしまうラカンを見ているフェイトの図が挿入され、親の居ない2人が父親の代わりである人をそれぞれの立場から見ている。フェイトの心中は何も思うことができないのかもしれないが、モヤモヤぐらいしているのかもしれず。
 
●作者の都合、キャラの都合
ラカンが退場することで、次にネギとフェイトが会話するだろう。いどのえにっきで知ったばかりの情報をめぐるやり取りになるハズだ。(ノドカの方にはタカミチが行くかもね) このあたりは作者の都合だと思われるので、キャラの都合が気になる。このターンのフェイトの目的はなんじゃらほい。
 
●ノドカの価値は?
ノドカを消す必要があるってことは、まだ隠す必要のある情報を持っているって告白に近しい。ボスの正体や居場所に関しての情報とか、魔法世界編のラストバトルに関してはアスナの居場所とかかな。……永久石化とか
 
 
●後記的なもの
ネギ・千雨・古菲の組合せって凄くいい。武力と知力担当の2人。くーちゃん馬鹿でバランスいいし、最近いろっぺーし。
ラカンのデカい手はビッグ・オーのネタだそうですが、あの辺りのロボットアニメ(っつーかジャイアントロボのことだけど)を押さえておいたほうがよさげかなぁ。
バトルは超高速を表現するのに逆にストップモーションっぽい絵が混じっていてグッド。音が無いのかな。ラカンが最速で動く時はモノローグが消えるので無心っぽいというか、思考よりも早く動いているというか。
背景は特になし。サドンインパクトの周りぐらいかな。つーか今週はGTOでしょ(笑)
表情は今回特に良かったねぇ。ラカンかっけーし、ちうたま かわゆし だし。フェイトの苛立ちを表現したであろう目元の動きとかもね。ハンタやバクマンに比べたら表情を作ってないけど、今回は話の展開からしてもこのぐらいでオッケーでしょう。イラスト化も文句なし。
 
 
本当はもっと別のことが書きたい気もするけど。これでいいよね。うん。