雑記

 
完全に趣味丸出しだけども。
  
集団的自衛権の話
憲法解釈の歪みを拡大しないために、ある程度解釈が不要な範囲に落ち着かせようよって話だったのが、まるで集団的自衛権を認めると戦争になると言わんばかりの展開ですな。
 
要するに、この話は集団的自衛権を行使した場合に、行使しなかった場合と比較すると、「戦争になり易い」ということだよね。まぁ、それはたぶん嘘で、とりあえず戦争に関係する話は全部を拒否しとけば正解!っていう思考停止だとしか思えないわけですが。それはともかく。
 
結局は戦争になる場合、集団的自衛権の有無は関係ありません。どっちにしても戦争になるでしょう。
 
よって、集団的自衛権を行使した場合のみ戦争になり、行使しなければ戦争にはならなかった、という限定的な条件でのみ、有効に働きうる論理な訳です。それは何%なの?って話だと思うんですが。
 
ぶっちゃけると、日本に上陸されての本土決戦が嫌なわけで、戦場が外国である内は、市民である我々は平気ともいえるでしょう。現地民や自衛隊の家族の皆様にはヒデー話ですけど、本音で語らないとマズい話をしているのでこれはある程度以上の本音です。
 
集団的自衛権発動による先制攻撃みたいな状況や本気めいた威嚇行動によって、最終的に戦争に発展しなくて済む可能性というのはありうると思います。つまり本当の問題は、なんもせんで座して待ってたことによって戦争にならなくて済む%と、集団的自衛権の行使によって最終的な全面戦争の回避ができる可能性が何%なのかで、その比較の話のはずです。
だけども、それらが具体的に何%なのかなんて同時に2つの状況が存在しない以上、どうやったって確認できないのですがね。だから、実際にはどっちが何%かも分からないし、比較もしようがないという。
バイアス的な問題として、何かやった方が、何もしなかったよりも良いことだと思い易いという要素も見逃せません。難しいですね。
 
ここまでだと、先制攻撃して戦争を回避しやすくする方が、例えそれがバイアスの問題だったとしても、まだマシに思えます。私にはね。
 
 
いや、実はこれも嘘でして(苦笑)
集団的自衛権を発動するには、宣戦布告して中立をやめる必要があるって話があるらしいので、集団的自衛権を行使した瞬間に概念的には「それは戦争でしょ」って話がひとつ。
アメリカがやっている介入的な軍事行動に対しては、集団的自衛権の行使は本来、不可能って話があるんですよね。アメリカの国土が攻められて、それを防衛するために戦うのが集団的自衛権らしいので、そんな状況はあんまりなさそうなのです。台湾を守るための戦いで集団的自衛権を発動できないとすると、殆ど意味がないような気がしてきます。
 
 
結局は、同盟国に嫌われないためのポーズの気がしちゃいます。
まぁ、派遣先で自衛するための武器の所持だのがどうなってるのか細かく調べるのが面倒なので、正直、あんまり意味のある文章ではありませんのことよ、と。