雑記

 
 
久保ミツロウの件
ユーリオンアイスが衣装協力(事後承諾)で炎上しているだとかの話があって、まぁ、そっちは詳しくもないし、アニメ観てもいないんで個人的にはどうでもいいんだけどさー。なんかコメントでミツロウはパクったもん勝ちと言ってるとか書かれていて。2chのスレまで確認してなかったから失敗したなーってのと、ああ、そーいうタイプの人なんだー?とかって話。
前回の感想戦に、モテキで引用かましやがった件をちょっとだけ書いたけど、これに関しては全て許した(!?)
 
変なこと書いてる自覚があるので書いておくんだけど、まずパクられても大して困らない。最大のデメリットは漫画雑誌のあちこちで影響が散見されると読んでてもつまんなくなるってこと。最近は大して書いてないし、困りゃしない。
しかしフリー素材扱いは腹立たしくなるので、売れっ子ならアマゾンのギフト券くらい送ってこいよ!ぐらいには思っている(ということにした)
 
次にドライな判断だと分かったのでOKになった。よりにもよって一番ウェットなところ選んで使いやがったから判断が付かなかったんだよね。実際、ウェットな判断の方が困るんだわ。ムカついたから使った殺法だと、ムカつき殺法返し!ってやることになるので。
そもそも引用されたからって売れるという保証は付けられないんだよ。自己判断で、内容の質を高める目的なら、別に。(フリー素材じゃないけど)ってなるんだよねぇ。
 
「バレなきゃ何をやってもいい」という言説には反対だけど、「バレなきゃパクってもいい」はその通りだと思う。パクリって言葉が悪いから何を言っても悪いイメージにしかならないけど、パクリは技術の問題だからね。どこから引っ張ってくるか?というのは完全にテクニックの話だよ。知ってる人にはギリ分かるぐらいの距離感とかはむしろ好印象でしょ。まったく誰にもわかんないのを使うと、そもそもそれってパクリなの?とかって始まっちゃうからね。それオリジナルなの?自分で考えたの?プークスクスってなったら悲しいやんか。あとは素材の味をそのままだとウエッってなるけど、一手間、ふた手間ってやってあれば、それは立派なオマージュだのになるわけで。
ただ「パクったもん勝ち」って中華思想だか朝鮮人みたいなのは許されないけどな。ゆる体操のいい所をスポイルして作ったゾンビ体操だとか、医者の癖にどんだけ頭悪いんだよ一生かけて償え!って話なわけで。
 
だいたいからして、みんな新しいものに価値を置き過ぎてんだよ。物語において、良いものは古いものなんだから。名作の現代版アレンジこそが最良のレシピです。たとえば「君の名は。」とかな!
うわー、ウィキペみたら元ネタに触れてないし……。関係ないことにされちゃってるけど、本気かよ。そんなもんかー、そんなもんなのかー。あーあ。まぁ忘却の話ってことかー。
 
 
やばい、長くなりすぎた。
もう寝ないとだけど、これだけは触れておこう。 
 
僕だけがいない街 9巻
2016年は特撮のシンゴジから始まってアニメ映画の良作が連発された年になった感があるけれど、「僕だけがいない街」も選ばれた作品だったように思う。一緒にこのすば旋風も吹き荒れたけど(苦笑)
正直、アニメ版の終わり方の方が好きだ。原作大事にしたい派だけど、アニメに負けないように頑張っちゃった部分はあるかも?とか思ってしまう。実写映画も作られたみたいだし、舞い上がってもおかしくはない。
9巻は公式の外伝扱いで、本筋ではなく、サイドストーリー。普通に考えれば蛇足だ。上記のことを考えると、舞い上がった作者による蛇足となりそうなもんだ。
 
しかし、言ってしまえば、魂の一撃だったね。買わざるを得なかったもの。買って、ページ開いて、脳天に一撃くらうことになった。
むしろ本編と言って良い内容。主人公がいない時間、主題でもある「僕だけがいない街」を描いていたからだ。けれど本筋のストーリーには入れられないのも事実。無駄が省かれた関係上、語られえないものだった。これはとても筋のよいサイドストーリーだった。理由がむずかしい。本編を補完しているから、とするのも少し違うように思えてならない。テーマ的に必然として存在するべきだったから、または、物語の構成上、正しく省かれたものだからか。なかなか厄介なシロモノだ。
 
しかし、アイリの話はこの筋からは外れている。故に、ただの尻フェチ回であった。作者は尻フェチである(断言)。 だが、それがいい。ストーリーのあまりの必然のなさに呆然としてしまうのだけど、逆に偶然であるべきなのかもしれず。だから尻だよ、尻。バックでガンガンいこうぜ!ってことです。