自然体で立つ

古菲@172時間目



●いつのネタだ?シリーズ2・古菲
古菲を語る場合ドコか?というとココ。11巻の龍宮戦の初っ端であろう。
 
作者の意図がどうあれ「描写された結果」から考えると、この時の古菲最初の一撃に反応出来ていない


じゃあ、このセリフはどうなるんだよ?ということになるわけだが……
龍宮「自ら後ろに跳んで衝撃を緩和したハズだ。ダメージはないんだろ」
古菲「……いやー痛かたアルよ。ホントに容赦ないアルネ」

古菲は反応出来なかったけれど、ダメージは最小に抑えることができたのだろうと思う。
その理由に「自然体」という立ち方があると考えられる。


自然体とは、「脱力した立ち方」程度の認識で間違っちゃいないのだが、古菲のそれはかなり高度な自然体だと言える。
この後ろに跳んで衝撃を緩和する描写は「修羅の門」等で見られる高度なテクニックなのだが、修羅の門の場合は陸奥がその強さ故に敵の攻撃を察知でき、タイミングを合わせて跳ぶことが可能になっている。
しかしこの古菲の場合は攻撃が見えていなかったにも関わらず、衝撃に逆らわずに受け流すことが出来たと思われるのだ。



この画像はオデコへの2回目。

直前の攻撃でフラついたカラダを支えたタイミングでオデコに直撃を食らっている。
開始直後の一発も実質的に反応できていないのだから本来はこのような食らい方をしていてもおかしくなかった。
ましてや龍宮は格上だという認識が本人にあり、倒すために血気に逸っていてもおかしくない。そんな状況で自然体だ、脱力だ、などとは中々言えるものではない。
ホンの少し重心が前にあったり、ホンの少しカラダを支えでもしたら、開始直後にKOされていたかもしれない。



古菲の「ただ立つ」というたったそれだけのことの圧倒的なレベルの高さがみずからを救ったのだと思う。





以下は日記。

雪の女王(韓流ドラマ)
なんか面白いかも。



●なのはSS(アニメ)
どうやら1期に出てきたジュエルシードを集めるのが初期目標らしいのだけど、そのわりに今回の話はサービスたっぷりな“アレ”だし、来週はカコバナらしいし。面白いんだけど、ちょっとどうしたんだろう?という感じ。
勝手な推測をするなら20話(1クール半)ぐらいのサイズの話とか?



プロポーズ大作戦(ドラマ)
グッジョブ!ナイス脚本。 今回は言うことなし。そうこなくっちゃ。
一歩進んでなんとやら。



くじびきアンバランス(マンガ)
1巻見かけて購入。運を捻じ伏せるというか、まるごと抱えるというか、その辺の扱いが一本通っていて意外にも良かった。
キノコの子が面影がなくてわからなかった。まき絵ほどお馬鹿さんでもなさそうだけど。
特記事項としては朝霧小雪ちゃんの「みくる成分」であろうか。
イジメられっ子体質とかって言葉が脳裏をよぎる。いいなぁ、小雪ちゃんは有能で……



●AIとま(マンガ)
マンガ喫茶で読んできた。ああ、こういう話だったっけ、と新鮮な気持ち。
ピエロをモチーフ?にした「ペーター4」は千雨の敵イメージとして出てきて欲しいところ。



●DNA2(マンガ)
これもちょっと読み返した。サイコジャケットってDNA2のアイデアだったんかぁ〜と納得。
エネルギーを身体の外に配置して安定化させることで身体への負荷を無くすとかなんとか。
ラストの子孫が出てくる辺りの話を忘却してた。歳か……



●モンコレ(マンガ)
これも読み返した。やっぱ面白い。
「勝負は常に力学だ」には共感を覚える。
自分の力量と現実を正しく認識し、謙虚であれ。というヤツ。
これの反対はガイナックスの気合至上主義だと思う。ガンバスターもそうだけど、グレンラガンなんかは気合に反応する機械が出てくるし。


中間地点は実はガンダムかな、と。ZやZZは気合主義寄りなんだけども、「ニューガンダムは伊達じゃない!」のアクシズ持ち上げだとかF91辺りは最後の最後でマシンが応じてくれる。マシンが応じるかどうかなんて、ある意味では錯覚かもしれないのだけども、これらの演出を入れた富野御大の心意気を思うと感涙ものである。モンコレ関係ねぇ〜
モンコレの最後は「私はここまでかぁ!」と叫ぶ。まさに魂の叫び。