魔法先生ネギま! 329時間目

 
遂に千雨の出番が!?という今週のネギま!
 
 
○刹那vs月詠
ダメダメでしたね。
原因は、リソース不足でしょう。ネギが中心となることで刹那に使う紙面的なパワーがまるで足りなかった。魔法世界編ラストで「刹那を勝たせる」という結果だけが決まっており、過程はすっ飛ばして勝たせた。けれど、説得力はあまり無い。……という状態です。
 
一応、ネギが最強状態になっているので次のシーズンでは仲間達に使うリソースが増える可能性はあるんですけどね。でも刹那は敵との因縁やら何やらを積み立て直さないといけないでしょう。もう1回月詠が立ち上がる可能性も残ってはいますけどね。。
 
アーティファクトもロクに使わないうちに「白き翼の剣」みたいになってしまいました。刹那のAFはハズレですね。
 
妖刀ひなを出して来ているのに、翼なしせっちゃんがそのまま、仲間の力とか言いつつどこで仲間とのキズナがあったのか意味不明な力で勝つ……。何をやってるのやら。
 
その「白き翼の剣」も出した瞬間からもうデザインミスでちゃんと描けてません。鍔にあたる部分が出現時と動かしている時で逆ですね。これは描きにくかったのでしょう。IQテストにある空間認識的な意味で描きにくい形状なんでしょうね。面倒だから刃の方を直線にして、背の側を最後にちょこっと曲げて鍔っぽくしてある。最近の右手・左手無視もそうですけど、「いい加減さ」がだんだんと広がって来てますね。
 
結果主義はいいんですけど、過程を疎かにしたら単に「儲けりゃいいや」で手抜きする人でしかなくなってしまいます。それが鼻に付くかどうかなんてのは、本当にほんのちょっとの差で決まってしまう部分です。要注意のイエローですね。
 
構図的には、刹那に対する執着に目覚める月詠とか、妖刀ひなに体を明け渡したり、が考えられるのですが、もしかすると手遅れです。月詠とのこの因縁をまだ続ける筋もありそうですけども、月詠が仲間になる展開もあるかもしれませんし、たぶんまだ何も決まっていないと思われます。
 
その場合、刹那に対して「仲間の力」以上の力を漫画的に設定できるかどうか?という部分が問題です。仲間の力を超える力なんて、漫画的にもテーマ的にも出すべきじゃないでしょう。ならば、刹那はこの時点でゴールしているのかもしれません。
じゃなければ、仲間の力を削ぐために仲間を先に倒すって方法に向かうか、仲間の力では超えられない力を用意するか、仲間の力が届かないところで戦わせるように誘導するか。曖昧な「仲間の力」って概念を崩すには定義から始めなきゃならないでしょう。
 
刹那の内面的な問題をひっぱり出さないことには、面白くもなんともないんですけども、まぁ、このぐらいで満足させちゃってもアリかもです。扱いが雑だし、もうオワコンかも。後はもう、白烏の一族からお迎えが来るとかの思い切った展開でもやるしかないかも。 刹那だけ特別にテコ入れなんてあるんでしょうか? ぶっちゃけ、厳しくなったと思います。
 
 
○隊長vsポヨ
たかがハーフが、王族的な魔族相手に引き分けですか? 完全勝利に等しいですね。何を考えているんでしょう……
 
本当なら龍宮の出生の秘密に触れなきゃダメだと思うんですが、伏線すら張らなかったので、その辺りをやるつもりなさげですよね。BCTLは確かに最強の弾丸だけど、いや、やっぱ雑ですよ。
 
 
○メインパート
浮かれる仲間達の中で千雨がぽつりとまとめ発言しつつ、お約束展開で貫かれるフェイトとネギ。黒衣の夜想曲での防御。謎の影。タメといい、引きといい、メインパートは文句なしです。
 
この手の大ドンデン的なチャチャ入れはあると予想してはいましたが、どこまで踏襲するのかって話で、まさかここで造物主っぽい敵が来るとか(笑)

正体に対しての予想も特にありません。
封印されているハズなので、一時的に封印が解けたとか(←→雪の日のナギ)、フェイトシリーズの4番5番が合体したみたいなものとか、パッと思いつく辺りではあまり当たってそうな気がしません。
 
やはりというべきでしょうか、千雨といいんちょ代理の高音さんが良い味なんですよね。なぜ、高音さんが最大防御をしたのか?って部分を考えると、彼女しかいなかったからなんでしょうけども、彼女には責任感的なものがあって、防ごうとしたけど、防ぎきることが出来なかった、という部分が画面を引き締めています。
 
惜しいのは、いいんちょがここに居ないことですね。
ネギま!のキャラ達は大半が後手後手です。ネギま世界において先手を打てる人材は少ないんですよね。いいんちょや高音、エミリィは、イニシアティブ値が高いので、ちょっと先んじて行動に移れたりするわけです。驚いたり、喚いたりしないでアクションに移れるというか。
 
 
なんか週末に雪崩れ込むことが多くなってきてしまいましたが、実は人生繁忙期なのです(嘘)