時間

 
ウィキペディアにある時間の項目に面白いことが書いてあった。
 
苫米地英人の主張:時間は未来から過去へ流れる ……というのだ。
 
通常時間は、過去から現在、未来へと移動していく。主観的には自分が移動するわけだ。
この話では、未来から自分にむかって時間が流れて来て、過去に去っていく、というものだ。主観的には自分は停止していて、時間の側が僕達へと向かってやってくる、となる。
 
因果関係、原因と結果という観念に縛られている部分から解放されるというのはイイコトだろうと思うよ。ある種の人達を苦しみから救ってもくれるだろう。原因の分からない悲劇に見舞われた人達は、決して自分に責任があるわけではない。でも、時間観念が過去→未来方向に固定されていることによって、「何某かの原因がお前にあったんだろ?」という攻撃性を周囲が発揮してしまいたくなる部分はあるからだ。
 
私自身の時間観念論とは別モノだけど、なかなか良い話だったので。