うーむ、赤松スタジオはもう「これでもか！」といった感じで問題を処理しちまっていて、気分良く正月休みに入ったであろうことはほぼ間違いない。ちっきしょう、そう来やがったか……。
まいったぜっ！ グゥの音もでねぇ！！
・捜索ルート
茶々丸レーダーの「範囲」は２１巻で修正した理由がモロにこれだろう。心配していた部分だけに納得。
・旅費
出発が延び延びになっていたのも旅費（ファイトマネー）が主な理由として機能することに。
・発見後の処理にアーティファクト
クジラ……空飛ぶ鯨船で移動した後で具体的にどうやって仲間と合流するのか？という点に関して朝倉のアーティファクトを用意することでフォローが入れてある。常識で考えて、船の上からレーダーで探知したって船から降りるなりしないと合流はできない。この「発見」から「追跡」に移る段取りを整えたのだろう。
・カモ
仮契約で問題のカモがいないのも仮契約屋で解決。（さようなら、カモ君。）
・出発
遂に今回は捜索隊が出発！
チッ、毎週「まだ出発しねぇよ……」と書き続ける予定だったのに。残念。
アレが197時間目からだから、この漫画としてはかなり早めの出発かもしれない。
・茶々丸の魔力供給
これは朝倉がこなすことに。カードを使った供給か何かだろう。
２１巻の解説によれば、アーティファクトはマスターの魔力を利用するものらしい。これまでは従者との距離が超遠距離になった場合の魔力の供給とかはどうするのか？と思っていたが、これで利用できると確定したようだ。まぁ、マスターが死んだらカードも死ぬわけだし、これは当然の帰結と言えるだろう。たぶん念話は魔力妨害岩のようなものがなければ距離は関係ないとか色々あるのかもしれない。
・ネギの配慮
修行することになったが、ここで「強くなること」は全員の救出には「直接には関係ない」ことに配慮したセリフを入れてきている。まったく、なんて手堅いんだろうか。
・千雨
トドメに元のサイズの千雨が出てきた。うーん、素晴らしい。
・エターナル・ネギ・フィーバー！
おまけに「ＰＯＷ！！」とかってアメコミ風（？）な効果音までついて追い討ちも完璧だ。メガ○ックかテラ○丼か！？という勢いが現れている。
うーん、ここまでやられるとなぁ……とかいいつつ、実はこのパターンも想定はしてたりする。しかし、ホントのホントに詰めて来るとは思わなんだ。こうまで解決されてしまうといちゃもん付けるのも一苦労だ。理不尽なこと*1は幾らでも言えるけど、筋道をつけて言えることは極端に少ない。くっそー、抵抗しなければッ！
……と見えない敵と戦いつつ、細かいところを。
●今週の千雨
やっぱり千雨は大きい方がいい（再確認）るるる〜っと感涙。
高い所から登場してみたり、機敏な動きだったり、でも体力なくて息切れしたり……本当に何か企んでいるのだろうか？ ファンタジーなアレに勝つにはファンタジーの力じゃないと、とか？ そういうのもアリだよなーとは思うけど、確実に予定してないだろうしなぁ。予定を逸脱しないと面白くなんないかもだけど。
ともかく、バカ（羅漢）とかボケ（葱）とかばっかりのためか、ツッコミ（千雨）は残った。……何しろネーミングに関しては千雨が口を出した方が綺麗にまとまりそうな予感。そして命名料は割引（笑）
●朝倉
記念写真のような余計なモノを出してくる辺りとか…………秀ですぎる能力を押さえ込むかのような立ち振る舞いと、その奥から感じる重厚な完成度。アバン先生のミエールの眼鏡に似ている！とか余計なことを思ったり。
しかし、このチビ朝倉は中々魅力的に仕上がりだ。出発してしまうのは惜しい気がするんだが、それもこれも朝倉側のストーリーがあるなら問題ないわけで。
誰かと合流するまではお子ちゃま二人旅だし、絡まれたり誘拐されたりしながらスパイ衛星大活躍もいいかもしれない。（茶々丸に勝てる相手なんてそんな数いないと思うけど）
密かにここに書いておこう。
ネギ・パーティは基本的に賞金首のため変装する必要があります。世界一周捜索ルートでファイトマネーを注ぎ込んでしまったわけで、合流する人数が増えると金が足りなくなるんじゃないの？といった世知辛い意見もあったりします。合流するたびに年齢詐称薬を渡して子供化すると思われますが、子供料金で割引が利くといいかもしれませんね。
明日菜と刹那はオスティアで直接合流する予定*2のために子供化しないかもしれませんが、明日菜の場合、ロリボディになってしまうと「黄昏の姫御子」っぽい仕上がりになってヤヴァイかもしれませんね（笑）
●アキラ
伝家の宝刀「不潔」まで抜いてしまうとは。意地でも仮契約して欲しいところだけど、改めて考えても手段が難しい。媚薬系はもう使ったネタだし、せめて酒を飲んだらキス魔にでもしといてくれれば良かったんだけど、たまご酒の時は泣き上戸だったし、操られるのも学園祭で使ってるし。
●小太郎
夏美は小太郎の出番があれば出てこられそうなので、小太郎が大事だ。
しかし、小太郎が実力で負けているかのような口ぶり……？ ちょっとそれはどうかと思うんだけど、このままおいてけぼりコースまっしぐら？
●ラカン
このキャラに関しては真面目に考えるのは全く意味がないだろう。両腕がもげたことがあるのかも？ぐらいだろう。テキトーに全身から光線が出せる時点で処理なしだ。ここまで極めてしまうと、もはや形にこだわる必要がないのに違いない。その場のノリで全て必殺攻撃になってしまうのだとすると、弱点は本気でネーミングセンスかもしれない。敵の前で５分ぐらい悩んだりしてそうだし。
ナギとかエヴァとかが本当にコレと対等に戦えるのか疑問だ。規格外すぎる（笑）
