雑記(マクロス・ギアス)

 
マクロスF
それまで「命の問題」だったのが、
いつの間にか想い人を引きずり込む魔性の展開になるわけだ!その転換点がどこか?というと、
 
「私には○○(歌)しかないの!」
 
……ってセリフなんだよね(笑)*1
今までは明確な愛情表現をしてこなかったアルトに、このセリフ一つでアルト自身を差し出させたわけだ!(うまいっ!)
こういうお約束を何も考えずに繰り出せる人と、そうでない人に分かれるわけで。ランカみたいなカワイイ系の女の子に「独特の魅力(魔性みたいなやつ)」を付与する時に使われるケースが多いんじゃないかと思うのだけど、シェリルみたいなキレイ系で女の子してる方に使って来たわけだ。ランカの不器用さに涙する女の子もいるかもしれないが、どうしたって私はシェリル派でしかない(ゲッゲッゲ)
 
あの雰囲気だとエッチしてないとおかしいのだけど、シェリルの病は血液感染なので(以下略)
 
最後に自分の道うんぬんでシェリルに対するアルトの態度は「状況に流されただけじゃないのか?」という風にひっくり返しやがったわけだ! なんという余計なセリフ……(笑) 歌い続けると決めたシェリルの道が強すぎて、アルトの道が霞みそう。
 
 
コードギアス
色々とグダグダの前回に比して今回の楽しさ。もう愉悦というべきか。
 
ルル帝「さぁ、民主主義を始めようか?」
カグヤ「うっ(涙)」
 
やっぱり他人の理想を踏み躙る喜びっていうの?(笑)
 
しかし正攻法だ。
歴史的にみて、今回の武力による脅しも交渉を成立させる正面突破の正攻法だ。民主主義下の偏った教育・認識ではどれだけ悪に見えようと、ノールールの世界では武力という車輪無しだなんてことは曲芸に等しい奇行でしかないのだ。
 
もはや、何が世界にとって善なのか、正しいのか?ということが分からなくなってしまった。ラグナレクの接続を拒絶して「閉じた輪」になった残りカスの世界では、民衆という「大多数」を上手に統治するシステムがあればマジでどうでもいいことだろう。なるべくなら戦争が無い方がいい……といった大雑把なガイドラインしかありえない。
 
だから、ルルーシュが統治することによって世界が崩壊しないのであれば、彼に任せてもいいハズなのだ。いわゆる話し合いの余地なんてものは、優秀な名君の前には欺瞞でしかない。
 
ここでシュナイゼルブリタニアの首都にフレイヤを打ち込んでしまう。首都機能の喪失。
ルルーシュを悪逆皇帝とか言っているけど、抵抗勢力の抹殺なんて歴史ではよくあることでしかない。シュナイゼルの暴挙の方が、民衆を巻き込んでいてよほど悪逆だろう。元第一皇子も死んじゃったかも。
 
しかし、あのフレイヤブリタニアの分裂が起こしやすくなったとは言える。分裂すれば名ばかりの民主主義による強行採決みたいな荒業は却下できるだろうし。
 
……実際のところ、巨大要塞なんて負けフラグもいいとこなんだけどね(苦笑)
 
 
不老不死になったスザクが永遠に世界を守り続ける(ゼロの仮面とかを被ったりしながら)……みたいなのが「生きろギアス」的にみて綺麗な気がするんだけど、それだとルルーシュの罪とかCCとの関係が中途半端になる気もする。ルルーシュには死んでみせる程度の覚悟があるかもしれないし、永遠に生き続ける責め苦を追う覚悟があるのかもしれないし。
 
カレンが対ダモクレス戦に参加すると内政干渉かもしれないのだけど、そういうシーンが見たい。

*1:よくある「君が必要なんだ!」よりよほど上品じゃない?