魔法先生ネギま! 343間目

 
 
ふふふ。
 
 
ついに来てしまいましたね、この時が!
 
 
 
メインヒロインのリストラですよ!これで千雨といいんちょの時代が来ますね!
 
 
 
……えーっと、つまんないお約束こなしてみました。
 
 
千雨はチラッとは考えるかもですけど(むしろ考えて欲しい)、本気で明日菜を取り戻そうと知恵を絞るタイプですね。内面がヒーロー体質なのでネギの相談役がやれるわけで。まぁ、赤松先生のバランスだと「ちゃんと女の子」でもあるのですが。
いいんちょも明日菜ひとりの犠牲を納得したり受け入れたりはしません。ネギに協力するのを止める可能性があるでしょう。
 
 
●何が問題なのか?
今回の明日菜封印だのの問題は、ネギま!の「作品内での終了時期」と密接に関わる問題です。
卒業式で終わるのか、100年後の魔法世界を救ったところで終わるのか。このため、抜け道的に100年後の明日菜が超りんと時間をやり繰りして帰ってくれば済む、といった思考に流れるのだと思われます。
 
ネギの人生に時間制限が無くなったこと、同時に明日菜も100年の眠りにつくこと。この2つがリンクすることで、「卒業式まで」みたいな時間制限が外れかかって感じるのですよね。
 
ですけども、そんなのがやりたいんだったら「ネギまクロニクル」とかの続編でも作ってどうぞって展開ですよね。永遠に生きるネギ先生とその生徒達で第2クラスとか第3クラスとかやるのも面白かったかも知れませんよ。10年後とかの第2クラスの物語では、第1クラスの刹那とかが大人になって出てくるとかね。第3クラスなら第1クラスの子供が何人か入るとかね(苦笑)
 
こうして考えてみればモーニング娘。よろしく卒業させて次のクラスを受け持つのも悪くないかもしれませんねー。それもこれも、最初から設計してあれば、ですが。
 
まぁ、どっちにしろ、こんなことにはならないでしょう。ついでに物語が卒業式を飛び越える危険もあまり無いと思っています。
 
 
(読者が望まない限りは)
 
 
理由ですけど、単純に登場人物がいなくなってしまうからです。夕映とかのどかとかが出てこなくなってしまう。ラカンだって100年経ったら流石にヨボヨボですよ。上に書いたみたいな登場人物に「循環」が必要になってしまうでしょう。しかも卒業式後の物語に出てくる問題は、世界経済だの戦争危機回避だのがメインでしょう。そんな現行路線からの大幅変更なんてそうそう出来るものじゃありません。30巻じゃ魔法バトルやってたのに、60巻じゃあ魔法なんて「ま」の字も出てこないね?みたいなことを赤松先生がやると思いますか?ないない(苦笑)
 
 
ネギの理論には明日菜の犠牲が組み込まれていた?みたいな破綻している部分もありますしね。自分の犠牲はともかく、他者の犠牲をとことん嫌がるタイプの主人公が納得しているだけでもおかしな話でしょう。ネギの気分を察する程度には読者的に成長していたいものです。
 
 
いえ、個人的に問題視したいのは、なんで魔法世界は必要だったのか?みたいな部分なんです。どうしてドラゴンとか魔物が存在する世界なんて作ったのでしょうか。火星みたいな星をまるまる異世界に変える大魔術まで行使して、その辺りの存在意義だのを無視ぶっちぎりにして物語を進めていませんか? これ、明かされる話なのでしょうか? 軌道エレベーターだの世界経済だのもいいんですけど、こっち方面の方が重要だと思えてなりません。物語にうまく絡む設定があるのかなぁ。
 
「魔族とその昔、戦争してました」みたいな安易な設定でいいとは思えません。古悪魔に対する新悪魔の治める世界なんだよ!みたいな、それどこの神のみぞ知るセカイ?みたいな設定になっていくのかもわかりませんよ!?
 
「現実世界で経済話」をやるか、「未知の敵との魔法戦闘」をやるのか。どっちを選ぶべきかは書くまでもありませんよね。……というか、これが現在の作品の問題点でもあるのでしょうけれど。刹那の葛藤もこの問題が原因というべきかと。
 
 
 
というのが、11/3に書いた部分。なんか口調とかがNGラインだったので出さなかったのですが、書き直すのが本気で手間だったのでそのまま+ちょい修正だけでそのままドンです。