でっちあげ考察・続編 『時制』 


時間があるのでちょっとだけ追加。
らきすたの放送時間とか



●ディズニー・ストラテジーからみた ネギま!


ディズニー・ストラテジーが何か?とかはググってもらうとして(またか)
NLPなどの「時制」の考え方とバランスの取り方を絡めると面白いのですよ。



・ドリーマー(夢想家)←「未来」
夢想家、つまり夢見がちということ。
メリットとしては遠くの目標に突き進むパワーがあること、障害を気にしない楽観さなど
デメリットとしては、危険を無視したり、無茶だったり。過去の事例を気にしないで思いつきで行動したり。


・リアリスト(実際家)←「現在」
現実的な人。目の前のことに即応する。
メリットとしては、作業者として有能な点。「じゃあ、それやってみよう」と言える。
デメリットとしては、いつまでも同じ作業をし続ける傾向があるところ→プログラマー症候群とか*1


・クリティック(批評家)←「過去」  
批評家。分析家でいろんなことに気が付く
メリットは、有能な批評家は建設的な意見を散発させる点。それと過去の事例を有効に使う。
デメリットは、無能な批評家はあらゆる場所で足をひっぱりたがるところ。慣例に固執し、新しいことを嫌う傾向がある。



本来は自分はどれか?とかって考えて使うものだけども、当然のことながらバランス良くないと意味がない。各項目のデメリットを潰して使うことを意識していないと単なる知識であり身に付かない。
例によって、ネギまキャラだと一部しか当てはまらないのでその一部を説明したいと思う。



いいんちょの場合……現在
 雪広あやかは万能の人である。
個人的な見解では、万能タイプの人間は時制として「現在」の場合が多い。
習い事の数から考えて、自分で興味をもって始めたわけではなく、親にやらされて始めたものが大半であろう。習い事なんてそんなものだが、つまり、親に目標を与えてもらっているとも考えられる。
その上で嫌がらずに素直に受け止めて上達していったのだろう。その中でも乗馬などは気に入っている……といったところだろうか。私の本当にやりたいのはコレじゃない!とかイチイチ言わないのだろう。
 作業者として黙々とこなすので案外ストレスが溜まってたり、その場その場で快楽主義的だったりと色々偏りもあるのだが、これを書いてしまうと学祭での最悪ですわ〜→最高ですわ〜の流れまんまなのでどうだろう?と言う気もする。
基本的に有能なのだが抜けている部分があるのでその辺をパルや朝倉などにフォローしてもらうとばっちりだと思う。



木乃香の場合……未来
 近衛のお嬢様は夢見がちなドリーマー
魔法世界へのワクワクをそのまま行動に移して差し支えない。面倒な苦労などは大抵せっちゃんが処理してくれるはずだ(笑)
それでも家事をこなしたりテストの点が良かったりと基本的に能力は高い。
まぁ劇中ではツッコミ役が揃ってるので、ずんずん進んで千雨あたりが注意を喚起するぐらいでちょうどいいと思える。
未来の傾向を持つ人間は、男だと起業家向きだと言われているが、木乃香の場合もみんなに支えてもらって愛されるボスになれるだろう。
 これはまったくの妄想だが、近衛の女はかなりしっかりしていると思う。詠春なんかは家を継がせないとかってアマッチロイことを言っているが、関西呪術協会が睨みを利かせていなければ結局のところ西は呪術的に無法地帯になってしまう。この辺りは日本の魔道が廃れていく傾向などを時代背景から見てやらないといけないかもしれないのだが、どっちにしても京女だし、木乃香は黙っていてもそれなりの男を見繕うような気がする。



エヴァ・夕映……過去
 この二人は分かりやすく過去のタイプ。
ネギまはイヤミな部分を巧く回避しているところがあるので、批評家であってもさほど気にならないが、いわゆる批判的な考え方をする人間が賢くみえるという点を外してはいない。
無能な人間の代表的イメージは「口だけの批判屋」と相場が決まっているけど、この二人は実際の有能さを示すことで色々と回避している。



●ネギの場合……
雪の日の夜、つまり過去に囚われ、
遠くの目標(未来)として父を探そうとしている。
ネギに足りないのは現在という時制でバランスを取ることだ。
……といった具合で作品的には「現在」に注力したネギは無敵!みたいなところがあるのだけども、ぶっちゃけ普段は地味にがんばってるよね(笑)
時々、おとうちゃんが目の前にニンジンみたいにぶら下った時だけ足元(=現在)が見えなくなって能力値が下がってしまうという話なわけで。
むしろネギっていうかネギま!の傾向自体が後先は考えてなかったり?
赤松作品が「現在」タイプなのかも。余韻をながーく楽しむ話が多かったりとか(笑)



●未来タイプ
中学生ということもあり、明確な夢だの目標だのを持っているキャラは少ない。
とりあえずは四葉のさっちゃんなどだろうか。彼女は夢をもって現実を着実にこなしていくまっとうなタイプだ。
超の場合は、明確な作戦目標、暗い過去、その場のノリを楽しむ態度とバランスが良い。
夕映っちなんかも努力しているのだが、目標があるのか?というと微妙だ。
それと楓がクウネルに負けて「世界は広い」と空(→未来)を見上げるシーンは特に象徴的だと思う


●現在タイプ
今が楽しければいいや〜といった感じのキャラは3−Aには多いし、それだけで現在型になるかはわからない。
リアルの場合だとシチュエーション毎に態度が変わったりもザラだし、ただ単に生活をエンジョイしているだけかもわからんね。うわっ、てきとー(笑)


●過去タイプ
龍宮隊長とかって過去に生きてる気がしないでもないが、スナイパーとしては冷酷無比の仕事人なので現在タイプかも。金さえもらえれば……といった刹那的な態度のこともある。なんだか目的もなく生きているかのようなので過去タイプという感じだろうか。
それと千雨のプロデュースさせろ!とかは建設的な批判者の傾向が見られる。というか、失敗を繰り返さない・繰り返したくないという点で明日菜と千雨は似ている。もしかして赤松先生の好み?とかって考えたくなるのだけど、男って同じ間違いするヤツ嫌いだしね(笑)





●とりあえずまとめ〜
前回の感覚タイプだけだとちょっと横軸って感じなので縦軸っぽいのも一応書いてみました。キャラ分析として使えるかどうかはともかく、こういうのもありますよ〜程度で。
バーナム効果ウィキペディアあたりで調べると、あまり信用しないでね?といった辺りの意味もご理解いただけることでしょう。


しかし、
批判する際に建設的に!といった注意点などはリアルで通用する警句です。なんでもかんでも無理です!って言ったり、とりあえず的に「ダメに決まってる」が口癖のヤツとかいますからね。
 また、実際家に夢が足りないとかってのもままありますね。何のための作業なのか忘れてて目標や目的が手段と入れ替わって平気だったり、いきあたりばったりなので後手後手の対応になりがちだったり。
 ドリーマーなんかに地位があると、鬱陶しいことこの上ないですしね。思い付きでモノを語る。そんでもって自分の言った方法じゃないとダメーとか言ったり。しばらくするとすっとぼけた顔して「言われた通りにやるだけならお前らなんかいらないんだ!」「自分の頭で考えろ!」とか忘れたフリしてテメーのミスを認めないとか。


いやいやいや、一般論ですよ?(苦笑)




じゃ、今日はこのへんで、ばいに〜♪ ちゃっちゃらちゃちゃちゃん♪

*1:改善できるプログラムはいつまでも改善しようとするため、いくらでも時間を使おうとする。見切りをつけて次に進むことをしようとしないため、延期の原因になる。プロジェクト管理での問題点の一つと言われている。